「彼は誰よりも分かっている…」22年前に撮影された『1枚の写真』が涙を誘う By - grape編集部 公開:2018-07-08 更新:2018-07-09 サッカーワールドカップ泣ける話 Share Post LINE はてな コメント 世界中の注目を集めている『2018 FIFAワールドカップ』。 決勝トーナメントでベルギー代表に敗れたものの、優勝候補を苦しめた日本代表の勇敢な戦いが称賛を集めました。 2018年7月8日現在、勝ち残っているのはフランス、ベルギー、イングランド、クロアチアの4か国。 「どの国が優勝をするのか」に、世界中が注目しています。 22年前に撮影された1枚の写真 そんな中、22年前の1996年に撮影された1枚の写真が話題になっています。 写っているのは、当時イングランド代表だったガレス・サウスゲート選手(左)。当時のイングランド代表を率いていたテリー・ヴェナブルズ監督(中央)が、うつむくサウスゲート選手に何かを語りかけているように見えます。 実はこの写真は欧州選手権(以下、EURO1996)で、イングランド代表の敗退が決まった直後に撮影されたもの。自国開催だったこともあり、優勝が期待されていたイングランド代表でしたが、PK戦の末ドイツ代表に敗れました。 このPK戦で唯一失敗してしまったのが、サウスゲート選手だったのです…。 イングランド代表を率いる監督に! 『2018 FIFAワールドカップ』でイングランド代表を率いているのが、EURO1996でPKを失敗したサウスゲート監督。 日本時間の7月4日早朝に行われたコロンビア代表との試合では、イングランド代表が苦手とするPK戦を制し、ベスト8へと勝ち進みました。 その試合の直後に撮影された写真がこちら。 サウスゲート監督(右)が、相手チームであるコロンビア代表のマテウス・ウリベ選手(中央)を抱き締めています。 実は、マテウス・ウリベ選手はこの試合でPKを外してしまいました。 サウスゲート監督は、22年前の自分とウリベ選手を重ね合わせたのでしょうか…自チームの勝利を喜ぶよりも、相手チームの選手を慰めることを優先しました。 この写真がネットで話題になると、さまざまなコメントが寄せられます。 ・試合中も試合後も、イングランド代表とコロンビア代表はもめていた。それでも、相手選手を思いやることができるサウスゲートという男は尊敬に値する。 ・素晴らしい光景だ。スポーツには見苦しい部分も多いけど、こういった姿を見ると「スポーツっていいな」と思える。 ・「試合が終われば、同じ競技を追求する仲間」ということだろうか。彼は誰よりも、その痛みを理解しているんだ…サウスゲートの人柄は国境を越えて、多くの人に愛されている。 相手の痛みを理解し、それを思いやる…「本当の意味でのスポーツマンシップとはこのことだ」というコメントもありました。 「勝ちたい」という気持ちは、W杯に出場するすべての選手が思っていることでしょう。しかし、勝負には常に勝者と敗者が存在します。 だからこそ、「勝った時にどう振る舞うか」「負けた時にどう振る舞えるか」が、勝敗以上に重要なのかもしれません。 [文・構成/grape編集部] 元プロ野球選手 清原和博容疑者、逮捕される ファンは動揺…2016年2月2日、元プロ野球選手の清原和博容疑者が、覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されました 大谷翔平、シルバースラッガー賞を受賞 「さすがだな」「話題が尽きない」アメリカのプロ野球チーム『ロサンゼルス・ドジャース』の大谷翔平選手が、『シルバースラッガー賞』を受賞しました。 Share Post LINE はてな コメント
世界中の注目を集めている『2018 FIFAワールドカップ』。
決勝トーナメントでベルギー代表に敗れたものの、優勝候補を苦しめた日本代表の勇敢な戦いが称賛を集めました。
2018年7月8日現在、勝ち残っているのはフランス、ベルギー、イングランド、クロアチアの4か国。
「どの国が優勝をするのか」に、世界中が注目しています。
22年前に撮影された1枚の写真
そんな中、22年前の1996年に撮影された1枚の写真が話題になっています。
写っているのは、当時イングランド代表だったガレス・サウスゲート選手(左)。当時のイングランド代表を率いていたテリー・ヴェナブルズ監督(中央)が、うつむくサウスゲート選手に何かを語りかけているように見えます。
実はこの写真は欧州選手権(以下、EURO1996)で、イングランド代表の敗退が決まった直後に撮影されたもの。自国開催だったこともあり、優勝が期待されていたイングランド代表でしたが、PK戦の末ドイツ代表に敗れました。
このPK戦で唯一失敗してしまったのが、サウスゲート選手だったのです…。
イングランド代表を率いる監督に!
『2018 FIFAワールドカップ』でイングランド代表を率いているのが、EURO1996でPKを失敗したサウスゲート監督。
日本時間の7月4日早朝に行われたコロンビア代表との試合では、イングランド代表が苦手とするPK戦を制し、ベスト8へと勝ち進みました。
その試合の直後に撮影された写真がこちら。
サウスゲート監督(右)が、相手チームであるコロンビア代表のマテウス・ウリベ選手(中央)を抱き締めています。
実は、マテウス・ウリベ選手はこの試合でPKを外してしまいました。
サウスゲート監督は、22年前の自分とウリベ選手を重ね合わせたのでしょうか…自チームの勝利を喜ぶよりも、相手チームの選手を慰めることを優先しました。
この写真がネットで話題になると、さまざまなコメントが寄せられます。
・試合中も試合後も、イングランド代表とコロンビア代表はもめていた。それでも、相手選手を思いやることができるサウスゲートという男は尊敬に値する。
・素晴らしい光景だ。スポーツには見苦しい部分も多いけど、こういった姿を見ると「スポーツっていいな」と思える。
・「試合が終われば、同じ競技を追求する仲間」ということだろうか。彼は誰よりも、その痛みを理解しているんだ…サウスゲートの人柄は国境を越えて、多くの人に愛されている。
相手の痛みを理解し、それを思いやる…「本当の意味でのスポーツマンシップとはこのことだ」というコメントもありました。
「勝ちたい」という気持ちは、W杯に出場するすべての選手が思っていることでしょう。しかし、勝負には常に勝者と敗者が存在します。
だからこそ、「勝った時にどう振る舞うか」「負けた時にどう振る舞えるか」が、勝敗以上に重要なのかもしれません。
[文・構成/grape編集部]