家庭で育てた『モロヘイヤ』 種やサヤを食べると、恐ろしいことに
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- 出典
- 東京都福祉保健局
夏に旬を迎える野菜、モロヘイヤ。エジプトでは5千年以上前から一般に普及していた野菜で、日本には1980年代から入ってきました。
海外では、よくスープにして飲まれています。一方で、葉を切ると粘りが出るため、日本ではモロヘイヤをおひたしにするほか、納豆や長芋などと共に食べる人が多いようです。
※写真はイメージ
そんなモロヘイヤは、家庭菜園で楽しむことができる野菜の1つ。育てやすいため、庭に植えたりベランダに置いたポットで育てたりしている人も。
しかし、モロヘイヤは収穫する時期を間違うと、とても危険な野菜なのです。
モロヘイヤの種子やサヤには毒がある!
食べられるのは、成長したモロヘイヤの「手で折ることができる柔らかい茎の先」。何度も収穫できるため便利ですが、しばらくするとモロヘイヤはこんな黄色い花を咲かせます。
※写真はイメージ
小さくて可愛らしいのですが…花が咲いたら、もう収穫するのは危険!
この後にできる細長いサヤと、その中の種子には強い毒が含まれているのです。
東京都福祉保健局には、モロヘイヤについて次のように書かれています。
モロヘイヤの種子が含んでいる毒は、「ストロフェチジン」という『強心配糖体』。
誤って摂取をすると、めまいや嘔吐などの中毒症状が引き起こされます。毒は成熟した種子に最も多く含まれるため、要注意!
ほかには、成熟中の種子やサヤ、発芽してからまだ日が経っていない若葉などにも含まれています。
※写真はイメージ
市販のモロヘイヤは収穫時期を守っているため、中毒の危険はまずありません。
しかし、家庭菜園でモロヘイヤを育てている人は、自分や家族が種子やサヤなどを食べてしまわないように注意したいですね。
[文・構成/grape編集部]