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「仕事ができない子をどうして雇った?」 退職するマネージャーの『答え』に涙

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

イギリス人の夫と結婚した、日本人wiltomoさん。イギリスに移り住み、現在はアパレル店の店員として働いています。

『店長』と呼び慕っていたマネージャーが退職するため、wiltomoさんが送別会に参加した時のこと。「アルバイトの採用についての質問」に語ったマネージャーの言葉が胸を打ったそうです。

マネージャーが採用してきた『善意の子どもたち』

マネージャーと親しいスタッフたちが集まり、開催された送別会。酔いも回ってきたころ、1人のスタッフがマネージャーにこう尋ねたそうです。

「店長、前々から聞きたかったんですけど、何ですごく仕事ができる子とそうでもない子が入り混じってるんですか?」

不思議そうに「『仕事ができる子だ』と思って採用したけど、勘違いだったってことですか」と続けるスタッフ。すると、マネージャーは次のように語ったのです。

店長は「私は1年に1人、善意の子供を採用する事にしてんねん。その意味は、その子の背景に色んな物が見えて色んな事があり、とてもじゃないが接客なんて出来そうにない、なのに接客に応募してきたのは自分を変えたい、そう思ったからだろう。ならば駄目と分かっていてもチャンスを与えたい、もしかしたらこれがチャンスになって社会に羽ばたいて行けるかも知れない、そういう子を私の中で善意の子と呼んでいて、その子が年1で増えるから、仕事の出来るあんたらには大変やと思うわ」と言い笑った。

イギリス毒舌日記 ーより引用

自分を変えようと挑む人に、チャンスを与えてきたマネージャー。

優秀な人たちの力量を信頼しているからこそ、善意で『挑戦する人たち』を受け入れてきたのでしょう。

「人は見かけで切ったらダメ。裏切られた時に切ればいい。必ずよさがあるはず」というマネージャーの言葉を聞いたwiltomoさんは、「私を採用してくれたのも、この『善意』からだったのだ」と確信したそうです。

送別会でいう言葉は決めていたのですが、マネージャーの秘話を知って感情がこみ上げたwiltomoさん。感謝の涙をこぼしながら、想いが詰まったお別れの言葉をマネージャーに贈りました。

朝から冗談を言い笑いながら「何か実感ないねー」なんて話していたが、いざ時間になると涙が溢れて止まらなかった。 朝から決めていた言葉、「私を採用してくれて本当に有難うございます。私にチャンスを下さって本当に感謝しています。私がここで働き始め、私は初めてイギリスで働く事も楽しいと思えた。ここに暮らしキャリアを積む事も悪くないなと、あなたがいたからそう思えた。いつかあなたのような上司になりたい」と伝えた。

イギリス毒舌日記 ーより引用

wiltomoさんが「いつかあなたのような上司になりたい」と思えた、憧れの人。

退職する心優しいマネージャーに、拍手を贈りたくなりますね!


[文・構成/grape編集部]

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出典
イギリス毒舌日記

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