「あふれ出る最終兵器感」「かっこよすぎ」 スパコン『富岳』、感染症研究で試験運用前倒し
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治療薬の開発が急がれている、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)。日を追うごとに世界中で感染・死者数ともに増加し、人類にとって深刻な状況となっています。
各国の製薬会社や研究所施設などが治療薬開発を急ピッチで進める中、日本である発表がされ、人々から驚きの声が上がっています。
国難にスーパーコンピュータ『富岳』の計算力を提供
2020年4月7日、コロナウイルス対策に貢献する研究のため、理化学研究所は計算科学研究センターで開発中の次世代スーパーコンピューター『富岳(ふがく)』の試験運用を開始すると発表。
本来は2021年からの利用を目指し開発・整備が進められていましたが、国難ともいえる状況のため、『富岳』の計算力を前倒しで提供することに踏み切ったとのこと。
治療薬となる物質の発見、診断法や治療法の向上、感染拡大およびその社会経済的影響の予想などを目的とした研究開発で活用される予定です。
「『富岳』のもっとも重要なミッションの1つは、国民の安全安心を強大な計算の力で守ること」として、理化学研究所計算科学研究センターの松岡聡センター長は次のようにコメントしました。
産経新聞によると、『富岳』の計算能力は完成時よりだいぶ劣るものの、2019年に運用を終えたスーパーコンピュータ『京(けい)』よりはるかに計算速度が上がっているそうです。
『富岳』の前倒し試験運用に対し、ネット上にはさまざまな感想が投稿されました。
・激アツな展開!
・あふれ出る最終兵器感。
・『富岳』は試験運用で世界を救うことになるかもしれない。
・アニメとかのかっこいいシーンみたい!研究者のみなさま頑張って…!
・初陣から厳しい闘いになるだろう。心より応援しています。
世界にこれ以上悲しみが広がらないよう、尽力している人たちは大勢います。
治療薬開発の速度が少しでも上がり、コロナウイルスが脅威でなくなる日が1日でも早く来ることを祈らずにはいられません。
[文・構成/grape編集部]