花泥棒の被害に遭った持ち主 その後、設置した貼り紙がこちら
公開: 更新:


キャンプ場に掲示された貼り紙 その内容が?「洒落にならない」富山市にある標高約2300メートルの『薬師峠キャンプ場』が2025年8月20日、突如閉鎖となりました。富山県警察山岳警備隊(@toyama_sangaku)がXに投稿した、閉鎖理由を伝える貼り紙が、多くの人を震え上がらせました。

貼り出された『注意書き』に反響 内容に「いいアイディア」「目に入ってほしい」早川公(@hayakawa_ko)さんが郵便局のATMで見つけた『注意書き』に注目が集まりました。
- 出典
- yu.chaan.8
カメラでさまざまな被写体を撮影している、yuu(yu.chaan.8)さん。草花や街の風景などを撮影する中で、1枚の貼り紙に目を留めました。
つづられていたのは、花泥棒に向けたメッセージ。
警告というよりも、そっと相手に語り掛けるような文章で、こんなことが書かれていました。
花を手折るあなたへ
誰もいない時、あなたが見つけてくれることで、この花は生かされます。
だけどあなたがいない時も、花は誰かを笑顔にできます。
だから私が育てても、花は私だけのものじゃない。
どうかこの場所で足をとめて、眺めて楽しむことはできませんか?
花を手折って持ち帰り、独り占めをして、あなたはそれで幸せですか?
花の持ち主は、「なぜ花を持って行ってはいけないのか」を説明し、眺めて楽しむよう訴えています。
yuuさんによると、こちらの貼り紙は東京の築地にあったとのこと。
昔から人の所有物である花を盗む人はいて、園芸を楽しむ人々を困らせてきました。
現在では、勝手に販売するなど心ないことをする人もいますが、多くは昔と変わらず、盗んだ花を自宅で飾って楽しんでいるのでしょう。
しかし、そんな楽しみ方は正しくないことです。
花は手折らないほうが長く咲き、多くの人を喜ばせるもの。自分以外の人も花を見て心和んでいることを知り、独り占めしようとする人が1人でも減ることが望まれています。
[文・構成/grape編集部]