ヒラメとカレイの意外な違い 目の位置だけで見分けると例外があることも…
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形が似ているけど、まったくの別物…世の中にはそういったものが、いくつも存在します。
代表的なものの1つを挙げると、魚のヒラメとカレイでしょう。
どちらも平らな体をした魚ですが、どのように見分けたらいいのでしょうか。
ヒラメとカレイの違いを見分ける方法をご紹介します。
ヒラメとカレイの見分け方 身の硬さや口の大きさに違い
一般的に内臓のある腹側を手前に置いた時、左側に頭がくるのがヒラメで、右側に頭がくるのがカレイ。しかし、例外もあるようです。
ヒラメ
カレイ
ヒラメとカレイの違い①:目の位置は例外も…
基本的には上記の覚え方で問題ないのですが、すべての種類に当てはまる見分け方ではなく、左側に頭がくるカレイもいるようです。
山口県にある市立しものせき水族館『海響館』では、このように説明しています。
また、産経ニュースでは右向きのヒラメが水揚げされたと報じられたことも。
ヒラメとカレイの違い②:身が硬いのは?
ヒラメとカレイは、どちらも海の底を這うようにして生活をしています。
似たような生活環境ですが、食べるものはまったく違うようです。
2019年6月25日に放送されたバラエティ番組『この差って何ですか?』(TBS系)では、ヒラメとカレイの違いを特集。
過去の放送内容を紹介しているウェブページで、ヒラメとカレイの差を説明しています。
積極的に動いて獲物を捕まえに行くヒラメは、筋肉が多いため引き締まった体に。そのため、ヒラメは刺身としてそのままおいしく食べられます。
反対に早く動く必要のないカレイは身が柔らかいので、煮付けなどにするとその特徴が引き立つのだそうです。
ヒラメとカレイの違い③:口の大きさ
ヒラメとカレイは頭の方向以外に、口の大きさにも違いがあります。
ヒラメは生きた魚やイカ、エビなどを食べるため、口が大きく、鋭い歯が並ぶ肉食系の口。
ヒラメ
ゴカイや小型の貝類などを食べているカレイは、ヒラメと比べると口がかなり小さいことが分かります。
カレイ
『この差って何ですか?』では、口の大きさの違いをこのように説明していました。
とはいえ、こちらも例外はあるようで、市立しものせき水族館『海響館』のスタッフにとってもヒラメやカレイはややこしい存在のようです。
ヒラメとカレイの見分け方は、基本的に「左向きはヒラメ、右向きはカレイ」と覚えておけば問題はなさそうです。
ただ、例外もあるということだけは、頭の片隅に入れておいたほうがいいかもしれませんね。
[文・構成/grape編集部]