ウインナーとソーセージの違いって? 実は知らない『明確なポイント』! By - grape編集部 公開:2022-04-07 更新:2022-04-07 ウィンナーソーセージ料理 Share Post LINE はてな コメント 『ソーセージやウインナーはひき肉の腸詰である』ということは有名ですが、『ソーセージ』と『ウインナー』の具体的な定義や違いを知らない人も多いでしょう。 ソーセージはひき肉の腸詰の総称であり、ウインナーやフランクフルトソーセージなどはソーセージの一種です。 この記事では、ソーセージとウインナーの違いや、そのほかのソーセージの種類、おいしい焼き方とゆで方の具体的な手順をご紹介します。 お弁当や朝食の定番おかずとして人気の食材である、ソーセージとウインナーの違いに興味のある人は、ぜひご参考ください! 目次 1. 『ソーセージ』と『ウインナー』の違いとは?2. ウインナー以外の『ソーセージ』の種類6選3. ソーセージのおいしい調理方法3.1. 焼き方3.2. ゆで方4. まとめ 『ソーセージ』と『ウインナー』の違いとは? 『ソーセージ』とは、ハーブや食塩で味付けしたひき肉を腸詰にした食べ物を指します。 紀元前8世紀にはソーセージの元となる食べ物が作られていたといわれており、名前の由来にもさまざまな説があります。 中でも有力な説の1つは、ラテン語で塩漬けを意味する『Salsus』から名付けられたというものです。 ソーセージはドイツの食べ物であるというイメージを持つ人が多いように、香辛料の普及や燻製技術の向上に伴って、中世のドイツで保存食として作られるようになりました。 一方で『ウインナー』とは、直径20mm未満のソーセージ、または羊腸に詰められたソーセージを指します。 羊腸が使用されていれば、サイズに関係なくウインナーに分類されます。 名前の由来はオーストリアのウィーンが元となっており、ウインナーはドイツ語で『ウィーンの』という意味です。 ソーセージはひき肉を腸詰にした食べ物の総称であるため、フランクフルトソーセージやボロニアソーセージなどもソーセージに含まれます。 ウインナーはフランクフルトソーセージやボロニアソーセージと同じく、ソーセージの中の一種です。 ウインナー以外の『ソーセージ』の種類6選 ソーセージの代表的な種類としてウインナーが挙げられますが、ソーセージにはそのほかにもさまざまな種類があります。 同じひき肉の腸詰でも、種類によって使われている材料や味、加工方法、保存方法などが異なるのが特徴です。 ここでは、ウインナー以外のソーセージを6種類ご紹介します。 ・フランクフルトソーセージ フランクフルトソーセージとは、直径20mm以上36mm未満のソーセージ、または豚腸を使ったソーセージです。 豚腸が使用されていれば、サイズに関係なくフランクフルトソーセージに分類されます。 フランクフルトという名前は、発祥地であるドイツのフランクフルトから名付けられました。 フランクフルトソーセージと聞くと、お祭りの屋台やコンビニのレジ横スナックで見かける串刺しタイプのソーセージを思い浮かべる人も多いでしょう。 日本でも親しまれているフランクフルトソーセージは、パリッとした食感で噛みごたえのある皮と、肉汁のあふれるジューシーさが特徴です。 ・ボロニアソーセージ ボロニアソーセージとは、直径36mm以上のソーセージ、または牛腸を使ったソーセージです。 薄くスライスして食べることが多く、断面には脂肪の白い塊が見えます。 ボロニアという名前は、発祥地であるイタリアのボローニャ地方を元に名付けられました。 ボロニアソーセージにはピスタチオなどのナッツ類やブラックペッパーなどを入れることもあり、味のアクセントとして楽しまれています。 ・リオナソーセージ リオナソーセージとは、牛と豚のひき肉に粗みじん切りにした脂肪と香辛料、野菜やチーズなどを混ぜたものを牛腸に詰めたソーセージです。 燻製してからゆでて作られるため、香り高いのが特徴です。 リオナという名前は、発祥地であるフランスのリヨンを元に名付けられました。 リオナソーセージには、グリンピースやにんじんなどさまざまな野菜が混ぜ込まれています。 麦などの米穀類やベーコンが入っている商品もあり、燻製の香りも相まって食べ応えのあるソーセージです。 ・ドライソーセージ ドライソーセージとは、ソーセージを乾燥させることで水分含有量を35%以下にしたものです。 ソーセージは基本的には冷蔵保存する必要がありますが、ドライソーセージは保存食品として常温で置いておける上、保存期間も長いのが特徴です。 保存性をアップさせるために食塩が多く含まれており、塩気の強い味となっています。 おつまみとして食べる機会が多いサラミは、ドライソーセージの一種です。 ほかのソーセージは加熱して食べるのが一般的ですが、ドライソーセージは薄くスライスしてそのまま食べられます。 ・セミドライソーセージ セミドライソーセージとは、ソーセージを乾燥させることで水分含有量を35〜55%以下にしたものです。 ドライソーセージよりも水分含有量が多く、例としてカルパスなどが挙げられます。 ドライソーセージ同様、そのまま食べられる商品です。 ドライソーセージは塩分を強く感じる味ですが、セミドライソーセージはガーリックパウダーやブラックペッパーを効かせたスパイシーな味わいとなっています。 ・魚肉ソーセージ 魚肉ソーセージとは、スケトウダラなどの魚のすり身に調味料を混ぜ、デンプンやゼラチンで成形したソーセージです。 最近ではチーズ入りのものやピリ辛味のもの、赤身魚で作られたものなど、さまざまな種類の魚肉ソーセージが販売されています。 魚肉ソーセージと聞くと、オレンジ色のフィルムが付いた細長いソーセージを思い浮かべる人が多いですが、ベビーハムやフィッシュハンバーグなども魚肉ソーセージの一種です。 ソーセージのおいしい調理方法 ウインナーを含め、ソーセージをおいしく食べるには調理工程にポイントがあります。 焼き方やゆで方を変えるだけで、皮はパリッと、中はジューシーなソーセージが楽しめます。 ここでは、おいしいソーセージの焼き方とゆで方をご紹介します。 フライパン1つで簡単に実践できるため、ぜひお試しください! 焼き方 おいしいソーセージの焼き方のポイントは、以下の3つです。 ・切れ目を入れない ・ゆでてから焼く ・焼く時に油を使わない 詳しい手順を解説します。 フライパンに水とソーセージを入れ、中火〜強火で転がしながらゆでます。水の量は、ソーセージの3分の1が浸かる程度です。この時、肉汁が逃げるのを防ぐためソーセージに切れ目は入れません。 水気がなくなったら火を弱め、表面をパリッと焼きます。油は入れず、ソーセージから出た油で焼くイメージです。 皮が弾けて裂け、ソーセージ全体に油が回ったら完成です。 ソーセージを焼く際には切れ目を入れる人が多いですが、肉汁が逃げてジューシーさや旨みが損なわれてしまうため、切れ目は入れずに調理しましょう! 焼く前にゆでることで中がジューシーな仕上がりとなり、『皮のパリッと感』と『肉汁』をしっかり楽しめます。 また、サラダ油を使わずに焼くことで、ソーセージがギトギトになってしまうのを防ぎ、ジューシーながらもくどさを感じずに食べられます。 ただし、ごま油などの風味を付けたい場合には少量だけ使用するのもおすすめです。 ゆで方 おいしいソーセージのゆで方のポイントは、以下の2つです。 ・冷蔵庫から出したばかりの冷たいソーセージを使用する ・ソーセージを入れたら火を止める 詳しい手順は以下の通りです。 鍋にソーセージがかぶる程度の水を入れ、沸騰させます。 沸騰したら冷蔵庫から出したばかりのソーセージを入れ、すぐに火を止めます。 蓋をして、10分程たったら完成です。 ソーセージを高温でゆですぎてしまうと、タンパク質が壊れることで旨みが損なわれます。 おいしさをキープしてしっかりと中まで火を通すには75度前後のお湯でゆでるのがおすすめです。 冷たいソーセージを沸騰したお湯に入れて火を止めることで、ちょうどよい温度でゆで上がります。 まとめ 『ソーセージ』はひき肉を腸詰にした食べ物の総称であり、『ウインナー』はソーセージの一種です。 ソーセージには、ウインナーのほかにもフランクフルトソーセージやボロニアソーセージなどさまざまな種類があり、それぞれでサイズや味わいが異なります。 ソーセージをおいしく食べるには、焼き方やゆで方にコツが必要です。 普段の調理法を少し見直すだけで、ソーセージのジューシーさやパリッと感を最大限に引き出せます。 スーパーで手に入るソーセージを、おいしく食べるコツを紹介した記事もありますので、こちらもチェックしてみてくださいね。 ウィンナーとソーセージの違いって何? 市販品をおいしくする『ボイル焼き』とは [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな コメント
『ソーセージやウインナーはひき肉の腸詰である』ということは有名ですが、『ソーセージ』と『ウインナー』の具体的な定義や違いを知らない人も多いでしょう。
ソーセージはひき肉の腸詰の総称であり、ウインナーやフランクフルトソーセージなどはソーセージの一種です。
この記事では、ソーセージとウインナーの違いや、そのほかのソーセージの種類、おいしい焼き方とゆで方の具体的な手順をご紹介します。
お弁当や朝食の定番おかずとして人気の食材である、ソーセージとウインナーの違いに興味のある人は、ぜひご参考ください!
『ソーセージ』と『ウインナー』の違いとは?
『ソーセージ』とは、ハーブや食塩で味付けしたひき肉を腸詰にした食べ物を指します。
紀元前8世紀にはソーセージの元となる食べ物が作られていたといわれており、名前の由来にもさまざまな説があります。
中でも有力な説の1つは、ラテン語で塩漬けを意味する『Salsus』から名付けられたというものです。
ソーセージはドイツの食べ物であるというイメージを持つ人が多いように、香辛料の普及や燻製技術の向上に伴って、中世のドイツで保存食として作られるようになりました。
一方で『ウインナー』とは、直径20mm未満のソーセージ、または羊腸に詰められたソーセージを指します。
羊腸が使用されていれば、サイズに関係なくウインナーに分類されます。
名前の由来はオーストリアのウィーンが元となっており、ウインナーはドイツ語で『ウィーンの』という意味です。
ソーセージはひき肉を腸詰にした食べ物の総称であるため、フランクフルトソーセージやボロニアソーセージなどもソーセージに含まれます。
ウインナーはフランクフルトソーセージやボロニアソーセージと同じく、ソーセージの中の一種です。
ウインナー以外の『ソーセージ』の種類6選
ソーセージの代表的な種類としてウインナーが挙げられますが、ソーセージにはそのほかにもさまざまな種類があります。
同じひき肉の腸詰でも、種類によって使われている材料や味、加工方法、保存方法などが異なるのが特徴です。
ここでは、ウインナー以外のソーセージを6種類ご紹介します。
・フランクフルトソーセージ
フランクフルトソーセージとは、直径20mm以上36mm未満のソーセージ、または豚腸を使ったソーセージです。
豚腸が使用されていれば、サイズに関係なくフランクフルトソーセージに分類されます。
フランクフルトという名前は、発祥地であるドイツのフランクフルトから名付けられました。
フランクフルトソーセージと聞くと、お祭りの屋台やコンビニのレジ横スナックで見かける串刺しタイプのソーセージを思い浮かべる人も多いでしょう。
日本でも親しまれているフランクフルトソーセージは、パリッとした食感で噛みごたえのある皮と、肉汁のあふれるジューシーさが特徴です。
・ボロニアソーセージ
ボロニアソーセージとは、直径36mm以上のソーセージ、または牛腸を使ったソーセージです。
薄くスライスして食べることが多く、断面には脂肪の白い塊が見えます。
ボロニアという名前は、発祥地であるイタリアのボローニャ地方を元に名付けられました。
ボロニアソーセージにはピスタチオなどのナッツ類やブラックペッパーなどを入れることもあり、味のアクセントとして楽しまれています。
・リオナソーセージ
リオナソーセージとは、牛と豚のひき肉に粗みじん切りにした脂肪と香辛料、野菜やチーズなどを混ぜたものを牛腸に詰めたソーセージです。
燻製してからゆでて作られるため、香り高いのが特徴です。
リオナという名前は、発祥地であるフランスのリヨンを元に名付けられました。
リオナソーセージには、グリンピースやにんじんなどさまざまな野菜が混ぜ込まれています。
麦などの米穀類やベーコンが入っている商品もあり、燻製の香りも相まって食べ応えのあるソーセージです。
・ドライソーセージ
ドライソーセージとは、ソーセージを乾燥させることで水分含有量を35%以下にしたものです。
ソーセージは基本的には冷蔵保存する必要がありますが、ドライソーセージは保存食品として常温で置いておける上、保存期間も長いのが特徴です。
保存性をアップさせるために食塩が多く含まれており、塩気の強い味となっています。
おつまみとして食べる機会が多いサラミは、ドライソーセージの一種です。
ほかのソーセージは加熱して食べるのが一般的ですが、ドライソーセージは薄くスライスしてそのまま食べられます。
・セミドライソーセージ
セミドライソーセージとは、ソーセージを乾燥させることで水分含有量を35〜55%以下にしたものです。
ドライソーセージよりも水分含有量が多く、例としてカルパスなどが挙げられます。
ドライソーセージ同様、そのまま食べられる商品です。
ドライソーセージは塩分を強く感じる味ですが、セミドライソーセージはガーリックパウダーやブラックペッパーを効かせたスパイシーな味わいとなっています。
・魚肉ソーセージ
魚肉ソーセージとは、スケトウダラなどの魚のすり身に調味料を混ぜ、デンプンやゼラチンで成形したソーセージです。
最近ではチーズ入りのものやピリ辛味のもの、赤身魚で作られたものなど、さまざまな種類の魚肉ソーセージが販売されています。
魚肉ソーセージと聞くと、オレンジ色のフィルムが付いた細長いソーセージを思い浮かべる人が多いですが、ベビーハムやフィッシュハンバーグなども魚肉ソーセージの一種です。
ソーセージのおいしい調理方法
ウインナーを含め、ソーセージをおいしく食べるには調理工程にポイントがあります。
焼き方やゆで方を変えるだけで、皮はパリッと、中はジューシーなソーセージが楽しめます。
ここでは、おいしいソーセージの焼き方とゆで方をご紹介します。
フライパン1つで簡単に実践できるため、ぜひお試しください!
焼き方
おいしいソーセージの焼き方のポイントは、以下の3つです。
・切れ目を入れない
・ゆでてから焼く
・焼く時に油を使わない
詳しい手順を解説します。
フライパンに水とソーセージを入れ、中火〜強火で転がしながらゆでます。水の量は、ソーセージの3分の1が浸かる程度です。この時、肉汁が逃げるのを防ぐためソーセージに切れ目は入れません。
水気がなくなったら火を弱め、表面をパリッと焼きます。油は入れず、ソーセージから出た油で焼くイメージです。
皮が弾けて裂け、ソーセージ全体に油が回ったら完成です。
ソーセージを焼く際には切れ目を入れる人が多いですが、肉汁が逃げてジューシーさや旨みが損なわれてしまうため、切れ目は入れずに調理しましょう!
焼く前にゆでることで中がジューシーな仕上がりとなり、『皮のパリッと感』と『肉汁』をしっかり楽しめます。
また、サラダ油を使わずに焼くことで、ソーセージがギトギトになってしまうのを防ぎ、ジューシーながらもくどさを感じずに食べられます。
ただし、ごま油などの風味を付けたい場合には少量だけ使用するのもおすすめです。
ゆで方
おいしいソーセージのゆで方のポイントは、以下の2つです。
・冷蔵庫から出したばかりの冷たいソーセージを使用する
・ソーセージを入れたら火を止める
詳しい手順は以下の通りです。
ソーセージを高温でゆですぎてしまうと、タンパク質が壊れることで旨みが損なわれます。
おいしさをキープしてしっかりと中まで火を通すには75度前後のお湯でゆでるのがおすすめです。
冷たいソーセージを沸騰したお湯に入れて火を止めることで、ちょうどよい温度でゆで上がります。
まとめ
『ソーセージ』はひき肉を腸詰にした食べ物の総称であり、『ウインナー』はソーセージの一種です。
ソーセージには、ウインナーのほかにもフランクフルトソーセージやボロニアソーセージなどさまざまな種類があり、それぞれでサイズや味わいが異なります。
ソーセージをおいしく食べるには、焼き方やゆで方にコツが必要です。
普段の調理法を少し見直すだけで、ソーセージのジューシーさやパリッと感を最大限に引き出せます。
スーパーで手に入るソーセージを、おいしく食べるコツを紹介した記事もありますので、こちらもチェックしてみてくださいね。
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[文・構成/grape編集部]