人気の観光地を歩いていて気付いた『いつもと違う看板』 理由に「そんなルールが」「なるほど」
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みなさんは観光地に行った際、普段と色が違うコンビニエンスストアの看板などを見たことはないでしょうか。
『ローソン』の場合、普通は青地ですが、茶色になっているなどです。では、なぜこのように観光地では色が違うのか、その理由を調べてみました。
景観を損なわないために看板の色を変えている
例えば有名な温泉地である、群馬県草津町では『景観まちづくり協定』というルールに基づいている、とのこと。
この『景観まちづくり協定』とは、国が出している『景観に関するガイドライン』を踏まえ、各自治体で設けた景観に関するルール。
例えば、看板は必要最小限かつ必要最低数の設置にする、周辺環境との調和を考えた広告のデザインや色にするなどのルールが定められています。
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草津町では、2014年から、町内5つの温泉街を対象に、『景観まちづくり条例』を施行しています。
そのため、このエリア内にある施設は、上記ルールに即した形で看板や広告物を掲示しています。例えば、『セブン-イレブン』は茶色と白の落ち着いたデザインになっています。
実は、上記のように国のガイドラインに基づき、景観に関するルールを設けている景観行政団体は数多くあるのです。
多くの観光客でにぎわう東京都台東区の浅草も『景観まちづくり』協定を施行しており、伝法院通りや千束通りなどにある店は、ルールに則り、看板や広告物を出しています。
ほかにも、埼玉県の川越市や、北海道の函館市など人気観光地の多くが、景観に関するルールを定めています。
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また、各自治体によって、細かいルールを独自に定めているケースも。
長野県軽井沢町では、看板の色について「自然豊かな軽井沢町の風景と調和するもの」というルールを設けていますが、この中で『色の鮮やかさ(彩度)』を一定以下にするよう細かく指定しています。
そのため、指定地域内の店舗は、普段のコーポレートカラーより色が暗かったり、薄かったりしているのです。
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おなじみのチェーン店でも、観光地では普段とは異なるカラーリングの看板を出していることがあります。
見慣れている色とは異なると、ぱっと見では違う店だと思ってしまうかもしれません。景観条例を施行している観光地に行く際は、ぜひ看板にも注目してみてください。
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]