アイロンがない時の代用品5選 手間を省ける素材も紹介
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「宿泊先で服のシワを伸ばしたいけれどアイロンがない」「今すぐアイロンが必要なのに壊れて使えない」「久しぶりにアイロンを使おうとしたら見つからない」など、アイロンが使えなくて困っている人がいるのではないでしょうか。
アイロンは持ち歩けないため、出先で困るケースが多いです。また、アイロンが壊れて急に使えなくなり、シワを伸ばす代替品を探している人もいるでしょう。
そこで本記事では、アイロンの代用品や注意点について解説します。アイロンを使わずに衣服のシワを伸ばす方法が分かる内容になっているので、ぜひ最後までお読みください。
アイロンの代用品5選
※写真はイメージ
アイロンは、身近なもので代用できます。代用方法によってシワ伸ばし方や注意点が異なるため、状況に応じて適切な方法を選択しましょう。
霧吹きで水をかける
アイロンがなくても霧吹きを使えば、衣服のシワを伸ばせます。濡れた衣服が乾燥する際に、生地の繊維の配列が元に戻る性質を利用する方法です。以下の手順で、衣服のシワを伸ばしましょう。
霧吹きを用意するだけで、簡単に衣服のシワを伸ばせます。ただし衣服を濡らすので、乾くまで待たなくてはいけません。手軽に行える反面、ほかの方法よりも時間がかかる点は注意が必要です。
シワ取りスプレーをかける
衣服にシワ取りスプレーをかけ、ハンガーに吊るしておく方法もおすすめです。シワ取りスプレーには、シワを伸ばす働きのあるシリコンや繊維潤滑剤などが含まれています。
そのため、霧吹きで水をかけるよりもシワ取りスプレーを使うほうがシワを伸ばしやすいです。以下の手順でシワを伸ばしましょう。
シワ取りスプレーは霧吹きで水をかける方法と異なり、消臭や静電気予防などの効果も期待できます。服のシワを伸ばすだけでなく、臭いケアもしたい場合におすすめです。
便利で手軽に使えるシワ取りスプレーですが、一部対応していない服の素材があります。シワ取りスプレーに対応していない服の素材は、以下のとおりです。
レーヨンやシルクは水に弱いので、利用できないシワ取りスプレーが多いです。また、ポリエステル100%の生地はシワ取りスプレーの成分が浸透せずに、効果が実感できない可能性があります。
シワ取りスプレーを購入する際は、対応している素材を確認するようにしましょう。
衣類スチーマーを使う
衣類スチーマーはアイロンよりも立ち上がりが早く、服をハンガーにかけたままシワを伸ばせます。
アイロン台を用意する必要がなく、すぐにシワが伸ばせるので、朝の忙しい時間でもストレスなく使用可能です。また、大量の蒸気を吹きかけるので、服の除菌や消臭効果を期待できます。
ただし、衣類スチーマーはほかの代用品よりも持ち運びにくく、使用場所が限定されてしまうのがデメリットです。シワを伸ばす機能に優れていますが、自宅でしか使えない点は押さえておきましょう。
ホットタオルを当てる
ホットタオルを使うと、なかなか取れない頑固なシワを伸ばせる可能性があります。タオルと電子レンジがあれば用意でき、水をかけて濡らすよりも乾燥が早いことがメリットです。ホットタオルを用いたシワの伸ばし方は、以下のとおりです。
ホットタオルが濡れすぎていると乾燥までに時間がかかるため、レンジに入れる前にしっかりと絞りましょう。
浴室の蒸気を利用する
浴室にたまった蒸気を利用し、シワを伸ばす方法もあります。水分を含んだ生地が乾燥する際に、繊維配列が戻る性質を利用する方法です。
浴室の蒸気を利用するだけなので、道具を準備する必要はありません。浴室の蒸気を利用してシワを伸ばす手順は、以下のとおりです。
浴室で衣服を長時間干すと、乾くまで時間がかかってしまいます。衣服を浴室に吊るしておく時間は、30分程度にしましょう。
アイロンを代用する手間を省く!シワになりにくい素材
※写真はイメージ
アイロンがけする手間を減らすには、シワになりにくい服を選ぶことが重要です。シワになりにくい服を選びたいなら、素材に注目しましょう。
服の素材は、その性質ごとに力を加えた時の戻り具合である『反発性』が決まっています。反発性の強い素材の生地は、折り畳んだり洗濯をしたりしても元に戻る力が強いためシワになりにくいです。
一方で、反発性の弱い素材でできた生地は、洗濯や収納時にシワになりやすいという特徴があります。シワになりにくい服の素材は、主に以下の3つです。
ポリエステルはもっとも市場に出回っている合成繊維で、生産量が多いためさまざまな服に使用されています。ナイロンはスポーツウェア、ウールはニットやセーターに多く使用されている素材です。
一方で、以下のような素材が使われた衣服は、シワになりやすいので注意しましょう。
反発性が弱いため生地が固く、ストレッチ性に乏しいという特徴があります。シワがつきやすいため、アイロンがけが必要になるケースが多いでしょう。
アイロンを代用する手間を省く!シワになりにくい洗濯方法
※写真はイメージ
アイロンの代用が必要になる手間を省きたいなら、シワにならない洗濯方法を知っておきましょう。洗濯・乾燥時のひと手間で、シワのつきやすさが変わってきます。衣服のシワを伸ばす手間を省きたい人は、ぜひ参考にしてください。
洗濯ネットに入れて洗う
やわらかい素材や下着などの絡まりやすい形の衣類は、洗濯ネットに入れて洗うとシワができにくいです。
強度が低くて伸びやすい素材は、洗濯時の遠心力によってシワができます。洗濯ネットに入れると、遠心力によって伸ばされずに形を保ったまま洗濯できて、ほかの衣類と絡まらないためシワができにくいです。
洗濯ネットに入れる必要がありますが、アイロンがけでシワを伸ばすよりも手間がかかりません。洗濯後の手間を減らしたい人は、洗濯ネットを利用しましょう。
脱水時間を短くする
衣服は、濡れた状態から乾燥する際にシワが付きます。洗濯機で脱水しすぎると、シワができてしまうので要注意です。脱水時間を短くし、シワを伸ばしてから乾燥させましょう。
一度に大量の衣類を洗濯する場合は、シワをつけたくない服だけ短い脱水時間で取り出します。脱水のかけすぎは衣服が傷む原因にもなるため、注意が必要です。
洗濯後すぐに干す
乾燥の段階でシワができるため、洗濯が終了した段階で早めに取り出しましょう。洗濯機に入れたままだと、折り畳まれたり絡まったりした状態で乾燥するため、シワになりやすいです。
洗濯終了時間を把握しておき、脱水が完了したらすぐに干すようにしましょう。
干す前にシワを伸ばす
洗濯物を干す前に服を3~4回振ってシワを伸ばしておくと、アイロンがけの手間が省けます。服が折り畳まれたまま干して乾燥するとシワが生じ、自然に取れにくくなるので要注意です。
ハンガーに吊るした後は、手で気になる部分を叩いてシワを伸ばしましょう。干す時のひと手間で、アイロンをかける時間を減らせます。
アイロンを代用する手間を省く!シワにならない収納方法
※写真はイメージ
衣服のシワは洗濯時だけでなく、収納している間にも生じます。収納時に衣服にシワが付かなくするには、圧力がかからないようにすることが重要です。
収納のコツを押さえるだけでシワができにくくなり、アイロンを掛ける手間を省けます。生活環境に合わせて、適切な収納方法を選びましょう。
畳んだ服は立てて収納する
服を立てて収納すると、折り目に圧力がかかりにくくなり、シワを防止できます。服を縦積みすると、畳んだ折り目に重ねた服の重みが常時加わった状態になります。
圧力が加わった状態のまま置いておくとシワになり、着ようと思って取りだした際にアイロンがけが必要になることも。
また、収納ケースの下部から取り出す際に、上部に積んでいる衣服が崩れてシワが増えることがあります。服を立てて収納するとシワができにくいだけでなく、取り出したい衣服が一目で分かるのでおすすめです。
ハンガーに吊るして収納する
ハンガーに吊るして収納すると衣服が圧迫されないため、シワができにくくなります。シワだけでなく、型崩れも防止可能です。
特にスーツやスカートは、吊るして収納するのがおすすめ。また、プリーツ加工された衣服を吊るしておくと、きれいな形状を保てます。
トップスとズボンの掛かったハンガーを交互にしたり、吊るす位置を上下にずらすと服同士がぶつかり合ってシワになることを防げます。ただし、ニット系の素材は吊るすと服が伸びてしまうため注意が必要です。
収納ケースに衣服を詰めすぎない
収納スペースに対して衣類が多すぎると、圧迫によってシワが付いてしまいます。畳んだ服を立てて収納したり、ハンガーに吊るしたりしても、圧迫によってシワが付くことがあるので注意が必要です。
解決するためには、服の量を減らしたり、収納スペースを増やしたりする必要があります。十分な収納スペースを確保し、衣服の圧迫を防ぎましょう。
アイロンは身近なアイテムで代用しよう
※写真はイメージ
アイロンがなくても、霧吹きなどの身近なものを利用して衣服のシワを伸ばせます。また、浴室の蒸気を利用するなど、代用品を用意せずにシワを伸ばす方法も。
それぞれメリットとデメリットがあるため、状況に合わせて適切な方法を選ぶことが重要です。アイロンだけでなく、アイロン台も身近なもので代用できます。出先などでアイロン台もない場合は、ベッドやバスタオルなどで代用しましょう。
出先や普段の生活でアイロンがけをする手間を省くには、洗濯・収納時にシワができないように工夫することが大切です。衣服は、濡れた状態から乾燥する時や圧迫を受けた時などにシワが生じます。
洗濯が終わったらすぐに干したり吊るして収納したりと、手軽な方法でシワを防げるので、ぜひ試してみてください。
[文・構成/grape編集部]