何となく買ってた…! スーパーで見かける肉の『こま切れ』と『切り落とし』は別物だった
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スーパーマーケットなどで肉を購入する際、パッケージに、『こま切れ』や『切り落とし』と書かれているのを目にしたことはないでしょうか。
一見すると同じような見た目ですし、『こま切れ』と『切り落とし』は同じような意味に思えますよね。
そこで、肉の専門機関である、全国食肉事業協同組合連合会ご協力のもと、この2つの違いについて紹介します。
『こま切れ』と『切り落とし』には意外な違いが…
全国食肉事業協同組合連合会に聞いたところ、以下のように定めているといいます。
『こま切れ』は一般的に加工過程で出た不特定部位の肉の端材などを使用し、厚さも大きさもバラバラにカットしています。主に焼きそばや野菜炒めなどの具材に使用されています。
『切り落とし』は一般的に特定の部位の端材などを使用しますが、複数の部位を使用することもあります。
大きさはバラバラですが、厚さは均一にしてあり、主にすき焼きやしゃぶしゃぶなどに使用されています。
※写真はイメージ
つまり、まとめると、下記のようになります。
【こま切れの特徴】
・不特定部位を使用。
・大きさと厚みはバラバラ。
・焼きそばや野菜炒めなどに使われる。
【切り落としの特徴】
・特定の部位を使用。
・大きさはバラバラ、厚みは均一。
・すき焼きやしゃぶしゃぶなどに使われる。
こうして違いを並べてみると『こま切れ』と『切り落とし』は、別物だということが分かりますね。
ただし、全国食肉事業協同組合連合会によると「特に規定があるわけではなく、店によって同様に扱われていることもある」とのこと。
『切り落とし』と記載してあっても不特定部位の肉が入っている可能性もあるのです。
また、「端材で加工された場合は、部位名ではなく『切り落とし』のみを表示しており、1つの部位から加工された場合は部位名も記載しています」とのこと。
例えば、肩ロースのみなら、『肩ロース切り落とし』と表記されているわけです。特定部位の切り落としがほしいのなら、ラベルを確認するといいでしょう。
※写真はイメージ
肉のラベルでよく目にする『こま切れ』と『切り落とし』の違いについて、意外と「知らなかった!」という人は多いかもしれませんね。買い物の際はぜひ参考にしてみてください。
「肉の知識をもっと深めたい!」いう人は、下記のウェブサイトを覗いてみてはいかがでしょうか。
全国食肉事業協同組合連合会
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]