カイエンペッパーの代用品10選! おすすめレシピや効果も紹介 By - grape編集部 公開:2023-10-23 更新:2023-10-23 料理 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 「レシピにカイエンペッパーが含まれているけど、普段使わないから購入はしたくない」とお悩みの人もいるのではないでしょうか。スパイスをあまり使わないご家庭では、頻度の低いものは買わずに代用したいと思いますよね。 カイエンペッパーは、唐辛子を原材料としたレッドペッパーやチリペッパーなどで代用できます。また、一般家庭でよく使われている香辛料でも代用できますよ。 本記事では、カイエンペッパーの代用品やおすすめレシピなどを紹介します。本記事を最後まで読めば、カイエンペッパーの代用品をすぐに見つけられる可能性があるため、ぜひ参考にしてください。 目次 1. カイエンペッパーとは「赤唐辛子を乾燥させたもの」1.1. レッドペッパーやチリペッパーとの違いは『呼び方』1.2. カイエンペッパーの代用品は『スコヴィル値』に注目して選ぶ2. カイエンペッパーの代用品10選2.1. チリペッパー2.2. レッドペッパー2.3. 胡椒2.4. 鷹の爪2.5. 柚子胡椒2.6. 一味唐辛子2.7. 粉唐辛子2.8. パプリカパウダー2.9. 豆板醤2.10. ガラムマサラ3. カイエンペッパーを活用したレシピ2選3.1. ヤゲン軟骨のから揚げ3.2. ピーマンを使ったつくね4. カイエンペッパーの嬉しい5つの効果5. 身近にある香辛料でカイエンペッパーは代用できる! カイエンペッパーとは「赤唐辛子を乾燥させたもの」 カイエンペッパーは赤唐辛子の実を乾燥させた香辛料です。パウダー状や輪切りにされた固形物として売られています。真っ赤な色をしており、見た目からでも辛さが伝わってくるのが特徴です。 唐辛子の歴史は古く、紀元前からメキシコでは食用として使われていました。その後、世界各地へ広まっていき、日本でも馴染みのある香辛料として使われるようになりました。 ちなみにカイエンペッパーは、フランス領ギアナの首都『カイエンヌ』で栽培されていたことから名付けられたといわれています。 レッドペッパーやチリペッパーとの違いは『呼び方』 レッドペッパーとチリペッパー、カイエンペッパーは、呼び方が異なるだけでほとんど同じ香辛料を指します。いずれも赤唐辛子が原材料のため基本的な用途は同じですが、異なる使い方をされていることも。 レッドペッパーにおいては、カイエンペッパーの辛さに、香りがプラスされています。 カイエンペッパーの代用品は『スコヴィル値』に注目して選ぶ カイエンペッパーの代用品はスコヴィル値(SHU)に注目して選びましょう。スコヴィル値とは、唐辛子の辛さを測る単位です。数字が大きいほど辛さが増します。 カイエンペッパーのスコヴィル値は3〜5万SHUです。つまり、スコヴィル値が3〜5万SHUに近いものほど、カイエンペッパーの代用品に適しています。 チリペッパーや鷹の爪は4〜5万SHUのため、カイエンペッパーの特徴に似ているといえるでしょう。 ちなみに、タバスコは7〜8千SHUです。タバスコが苦手な人がカイエンペッパーを使うと、辛すぎて食べられないかもしれません。 カイエンペッパーの代用品10選 カイエンペッパーの代用品を次の10つ紹介します。 チリペッパー レッドペッパー 胡椒 鷹の爪 柚子胡椒 一味唐辛子 粉唐辛子 パプリカパウダー 豆板醤 ガラムマサラ カイエンペッパーの代用品は、同種の唐辛子から馴染みのある香辛料までさまざまです。特徴をおさえて好みに合わせてブレンドするのも1つです。カイエンペッパーの代用品を紹介します。 チリペッパー チリペッパーは、唐辛子を粉末状にした香辛料です。カレーやチリソースなどの材料に使われています。前述のとおり、カイエンペッパーとの違いは呼び方のみなので、代用できます。 チリペッパーは、焙煎したものもありますが、粉末タイプがおすすめです。 また、チリペッパーと混合されがちな香辛料に『チリパウダー』があります。チリパウダーは、さまざまな香辛料が入ったミックスパウダーのため、カイエンペッパーの代用には適していません。 レッドペッパー レッドペッパーは、乾燥と焙煎させた赤唐辛子をミックスして作られた香辛料です。辛さに香ばしさがプラスされるため、料理にアクセントを加えられます。辛さは、カイエンペッパーと同程度です。 香ばしさが必要であるかどうかで、レッドペッパーとチリペッパーを使い分けるのも1つです。 胡椒 胡椒は、コショウ科の果実を原材料として作られた、日本でも馴染みのある香辛料です。辛さと鼻に抜けるさわやかな香りが特徴。唐辛子が原材料であるカイエンペッパーに比べると、胡椒の辛さは控えめです。 カイエンペッパーの代用にする際は胡椒を多めに入れましょう。また、胡椒は肉の臭み消しにも有効です。 胡椒は、料理の下地にも使える、幅広い用途を持つ香辛料です。 鷹の爪 鷹の爪はパスタやきんぴら、麻婆豆腐などのさまざまな料理に使われています。鷹の爪のスコヴィル値は、カイエンペッパーに近いため代用できます。 しかし、鷹の爪は丸ごと使うとそれほど辛くありません。ワタの部分が辛いため、味に刺激を求めるなら、鷹の爪に切れ目を入れましょう。 また、鷹の爪を輪切りにしてトッピングすることで、料理の見栄えをよくできます。味に刺激を与えたり、料理の見栄えをよくしたりなど、鷹の爪は使い方次第で多くの役割を果たしてくれるでしょう。 柚子胡椒 柚子胡椒の原材料は青唐辛子と柚子、適量の塩です。九州で人気がある香辛料の1つ。柚子のさわやかな香りや酸味、青唐辛子の刺激的な味が特徴です。サラダのドレッシングや、和風料理の薬味に使われることが多いです。 原材料に青唐辛子を使っているため、辛さがあり、カイエンペッパーの代用品に適しています。また、麺類や煮物などの香りづけにも有効です。 柚子胡椒は、辛味の中にさわやかな香りを付け加えたい時におすすめの代用品です。 一味唐辛子 一味唐辛子は、乾燥させた唐辛子を粉末状にした香辛料です。ほかの香辛料がブレンドされていないため、シンプルな辛さが特徴。辛さはカイエンペッパーに匹敵するため、代用品として活躍します。 一味唐辛子をカイエンペッパーの代用にする場合の分量は、1:1がおすすめです。それ以上の割合で入れると辛くなりすぎます。 粉唐辛子 粉唐辛子はキムチに多用される香辛料。原材料は鷹の爪や一味唐辛子と同じで、その辛さから、カイエンペッパーの代用品にも適しています。 しかし、原材料は同じですが、焙煎方法が異なります。粉唐辛子は、鷹の爪や一味唐辛子と比べて、マイルドな辛さが特徴です。辛いのが苦手な人でも、比較的使いやすいでしょう。 カイエンペッパーと同じくらいの辛さを求めるなら、粉唐辛子を多めに使うことがおすすめです。ちなみに粉唐辛子は、韓国では『コチュカル』と呼ばれています。 パプリカパウダー パプリカパウダーは、その名のとおり、パプリカを粉末状にした香辛料です。スペイン料理によく使われています。パプリカパウダーはさほど辛くありませんが、風味が唐辛子に似ています。 カイエンペッパーの代用にする際は風味付けとして使いましょう。また、料理の見栄えをよくするためのトッピングにも有効です。パプリカパウダーはあくまで風味付けのため、辛さが似ている代用品を探しているなら、ほかの香辛料がおすすめです。 豆板醤 豆板醤とは、そら豆と赤唐辛子に、塩やこうじをブレンドして発酵させた香辛料です。中華料理に多用されています。刺激的な辛さがあるため、カイエンペッパーの代用にできますが、塩気があるためいれすぎに注意しましょう。 豆板醤は辛さの中にまろやかさやコクもあるため、味にアクセントを加えられます。中華料理を作る際は、ぜひカイエンペッパーの代用にしてみてください。 ガラムマサラ ガラムマサラは、シナモンやクローブを含む、計3〜10種類の香辛料で作られるミックススパイスです。料理の仕上げに使われており、カレーやサラダなどにも加えられています。 インドでは、古くから家庭料理のお供として使われてきました。日本でも、料理の風味付けとして使われています。 ガラムマサラは辛味があるため、カイエンペッパーの代用にできます。また、肉の臭み消しにも有効です。 ただし、ガラムマサラはさまざまな香辛料がブレンドされているため、味に多少の違いが出る点には注意しましょう。 カイエンペッパーを活用したレシピ2選 カイエンペッパーを活用したレシピを次の2つ紹介します。 ヤゲン軟骨のから揚げ。 ピーマンを使ったつくね。 今日の献立が決まっていない人は、晩御飯の1品として作ってみてください。 ヤゲン軟骨のから揚げ ヤゲン軟骨のから揚げの材料は次のとおりです。 ヤゲン軟骨:150g コリアンダーパウダー:小さじ2分の1 クミンパウダー小さじ:2分の1 カイエンペッパー小さじ:4分の1 ターメリックパウダー小さじ:4分の1 塩:少々 胡椒:少々 片栗粉:大さじ1 薄力粉:大さじ1 揚げ油:適量 ライムや香草あれば:適量 作り方は次のとおりです。 ヤゲン軟骨の水分をキッチンペーパーで取る。 コリアンダーパウダーと胡椒を混ぜて、ヤゲン軟骨にふりかける。 ポリ袋に片栗粉と薄力粉、ヤゲン軟骨を入れて混ぜる。 揚げ油を中温に熱して、ヤゲン軟骨がキツネ色になるまで揚げる。 必要であれば、ライムや香草をトッピング。 材料さえあれば手軽に作れるため、おつまみの1品にもおすすめです。 ピーマンを使ったつくね ピーマンを使ったつくねの材料は次のとおりです。 【4人分(10個分)】 鶏ひき肉:250g ピーマン:5個 タマネギ:2分の1 ニンニク:1片 ショウガ:1片 コリアンダー:大さじ1 ガラムマサラ:小さじ1 カイエンペッパー:少々 胡椒小さじ:4分の1〜2分の1 塩小さじ:1 サラダ油大さじ:2 作り方は次のとおりです。 ピーマンを半分に切り、ヘタとタネを取り除く。 玉ねぎをみじん切りにする。 にんにくと生姜をすりおろす。 ボウルに鶏ひき肉と玉ねぎ、にんにくと生姜、パウダースパイスと塩を入れて混ぜる。 フライパンを中火にして油を注ぐ。 ボウルの中のものを、スプーンで丸めながら10等分にしてフライパンに入れる。 焼き面を返して中まで火をとおす。 焼き終えたら、つくねとピーマンを皿に盛り付ける。 つくねは、ピーマンの上に載せて食べます。味に刺激を足したい場合は、カイエンペッパーを小さじ2分の1で使ってみてください。辛さがまして、刺激的な味わいを楽しめますよ。 カイエンペッパーの嬉しい5つの効果 カイエンペッパーを摂取することで、次のような効果を得られるといわれています。 冷え性改善 美肌効果 便秘改善 疲労回復 ストレス解消 カイエンペッパーが健康によいとされる理由には、含まれている成分が挙げられます。例えば『カプサイシン』です。カプサイシンとは、唐辛子の辛みのもととなる成分。血流の働きをよくしてくれる作用があるとされています。 これにより、身体を温められるため冷え性の改善や、新陳代謝が活発になり老廃物を排出しやすくなるため、美肌効果が期待できるといわれています。 さらに、カプサイシンは腸内環境を活発にさせる働きもあるため、便秘の改善が期待できるとのこと。また、カイエンペッパーにはビタミンCやビタミンEなども含まれており、疲労回復やストレス解消などの効果も期待できるそうです。 カプサイシンによる効果を高めたい人は、カイエンペッパーを、油や酢などにつけることがおすすめです。溶け出しやすくなるため、カプサイシンの吸収率を高められます。 身近にある香辛料でカイエンペッパーは代用できる! カイエンペッパーは、胡椒や鷹の爪など、一般家庭に置いてあるもので代用できます。代用品ごとに特徴があるため、料理のテイストに合ったものを使うことがおすすめです。また、自分好みにブレンドするのもよいでしょう。 カイエンペッパーを使ったレシピも紹介していますので、ご飯の一品やおつまみを作る際の参考にしてください。 [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな コメント
「レシピにカイエンペッパーが含まれているけど、普段使わないから購入はしたくない」とお悩みの人もいるのではないでしょうか。スパイスをあまり使わないご家庭では、頻度の低いものは買わずに代用したいと思いますよね。
カイエンペッパーは、唐辛子を原材料としたレッドペッパーやチリペッパーなどで代用できます。また、一般家庭でよく使われている香辛料でも代用できますよ。
本記事では、カイエンペッパーの代用品やおすすめレシピなどを紹介します。本記事を最後まで読めば、カイエンペッパーの代用品をすぐに見つけられる可能性があるため、ぜひ参考にしてください。
カイエンペッパーとは「赤唐辛子を乾燥させたもの」
カイエンペッパーは赤唐辛子の実を乾燥させた香辛料です。パウダー状や輪切りにされた固形物として売られています。真っ赤な色をしており、見た目からでも辛さが伝わってくるのが特徴です。
唐辛子の歴史は古く、紀元前からメキシコでは食用として使われていました。その後、世界各地へ広まっていき、日本でも馴染みのある香辛料として使われるようになりました。
ちなみにカイエンペッパーは、フランス領ギアナの首都『カイエンヌ』で栽培されていたことから名付けられたといわれています。
レッドペッパーやチリペッパーとの違いは『呼び方』
レッドペッパーとチリペッパー、カイエンペッパーは、呼び方が異なるだけでほとんど同じ香辛料を指します。いずれも赤唐辛子が原材料のため基本的な用途は同じですが、異なる使い方をされていることも。
レッドペッパーにおいては、カイエンペッパーの辛さに、香りがプラスされています。
カイエンペッパーの代用品は『スコヴィル値』に注目して選ぶ
カイエンペッパーの代用品はスコヴィル値(SHU)に注目して選びましょう。スコヴィル値とは、唐辛子の辛さを測る単位です。数字が大きいほど辛さが増します。
カイエンペッパーのスコヴィル値は3〜5万SHUです。つまり、スコヴィル値が3〜5万SHUに近いものほど、カイエンペッパーの代用品に適しています。
チリペッパーや鷹の爪は4〜5万SHUのため、カイエンペッパーの特徴に似ているといえるでしょう。
ちなみに、タバスコは7〜8千SHUです。タバスコが苦手な人がカイエンペッパーを使うと、辛すぎて食べられないかもしれません。
カイエンペッパーの代用品10選
カイエンペッパーの代用品を次の10つ紹介します。
カイエンペッパーの代用品は、同種の唐辛子から馴染みのある香辛料までさまざまです。特徴をおさえて好みに合わせてブレンドするのも1つです。カイエンペッパーの代用品を紹介します。
チリペッパー
チリペッパーは、唐辛子を粉末状にした香辛料です。カレーやチリソースなどの材料に使われています。前述のとおり、カイエンペッパーとの違いは呼び方のみなので、代用できます。
チリペッパーは、焙煎したものもありますが、粉末タイプがおすすめです。
また、チリペッパーと混合されがちな香辛料に『チリパウダー』があります。チリパウダーは、さまざまな香辛料が入ったミックスパウダーのため、カイエンペッパーの代用には適していません。
レッドペッパー
レッドペッパーは、乾燥と焙煎させた赤唐辛子をミックスして作られた香辛料です。辛さに香ばしさがプラスされるため、料理にアクセントを加えられます。辛さは、カイエンペッパーと同程度です。
香ばしさが必要であるかどうかで、レッドペッパーとチリペッパーを使い分けるのも1つです。
胡椒
胡椒は、コショウ科の果実を原材料として作られた、日本でも馴染みのある香辛料です。辛さと鼻に抜けるさわやかな香りが特徴。唐辛子が原材料であるカイエンペッパーに比べると、胡椒の辛さは控えめです。
カイエンペッパーの代用にする際は胡椒を多めに入れましょう。また、胡椒は肉の臭み消しにも有効です。
胡椒は、料理の下地にも使える、幅広い用途を持つ香辛料です。
鷹の爪
鷹の爪はパスタやきんぴら、麻婆豆腐などのさまざまな料理に使われています。鷹の爪のスコヴィル値は、カイエンペッパーに近いため代用できます。
しかし、鷹の爪は丸ごと使うとそれほど辛くありません。ワタの部分が辛いため、味に刺激を求めるなら、鷹の爪に切れ目を入れましょう。
また、鷹の爪を輪切りにしてトッピングすることで、料理の見栄えをよくできます。味に刺激を与えたり、料理の見栄えをよくしたりなど、鷹の爪は使い方次第で多くの役割を果たしてくれるでしょう。
柚子胡椒
柚子胡椒の原材料は青唐辛子と柚子、適量の塩です。九州で人気がある香辛料の1つ。柚子のさわやかな香りや酸味、青唐辛子の刺激的な味が特徴です。サラダのドレッシングや、和風料理の薬味に使われることが多いです。
原材料に青唐辛子を使っているため、辛さがあり、カイエンペッパーの代用品に適しています。また、麺類や煮物などの香りづけにも有効です。
柚子胡椒は、辛味の中にさわやかな香りを付け加えたい時におすすめの代用品です。
一味唐辛子
一味唐辛子は、乾燥させた唐辛子を粉末状にした香辛料です。ほかの香辛料がブレンドされていないため、シンプルな辛さが特徴。辛さはカイエンペッパーに匹敵するため、代用品として活躍します。
一味唐辛子をカイエンペッパーの代用にする場合の分量は、1:1がおすすめです。それ以上の割合で入れると辛くなりすぎます。
粉唐辛子
粉唐辛子はキムチに多用される香辛料。原材料は鷹の爪や一味唐辛子と同じで、その辛さから、カイエンペッパーの代用品にも適しています。
しかし、原材料は同じですが、焙煎方法が異なります。粉唐辛子は、鷹の爪や一味唐辛子と比べて、マイルドな辛さが特徴です。辛いのが苦手な人でも、比較的使いやすいでしょう。
カイエンペッパーと同じくらいの辛さを求めるなら、粉唐辛子を多めに使うことがおすすめです。ちなみに粉唐辛子は、韓国では『コチュカル』と呼ばれています。
パプリカパウダー
パプリカパウダーは、その名のとおり、パプリカを粉末状にした香辛料です。スペイン料理によく使われています。パプリカパウダーはさほど辛くありませんが、風味が唐辛子に似ています。
カイエンペッパーの代用にする際は風味付けとして使いましょう。また、料理の見栄えをよくするためのトッピングにも有効です。パプリカパウダーはあくまで風味付けのため、辛さが似ている代用品を探しているなら、ほかの香辛料がおすすめです。
豆板醤
豆板醤とは、そら豆と赤唐辛子に、塩やこうじをブレンドして発酵させた香辛料です。中華料理に多用されています。刺激的な辛さがあるため、カイエンペッパーの代用にできますが、塩気があるためいれすぎに注意しましょう。
豆板醤は辛さの中にまろやかさやコクもあるため、味にアクセントを加えられます。中華料理を作る際は、ぜひカイエンペッパーの代用にしてみてください。
ガラムマサラ
ガラムマサラは、シナモンやクローブを含む、計3〜10種類の香辛料で作られるミックススパイスです。料理の仕上げに使われており、カレーやサラダなどにも加えられています。
インドでは、古くから家庭料理のお供として使われてきました。日本でも、料理の風味付けとして使われています。
ガラムマサラは辛味があるため、カイエンペッパーの代用にできます。また、肉の臭み消しにも有効です。
ただし、ガラムマサラはさまざまな香辛料がブレンドされているため、味に多少の違いが出る点には注意しましょう。
カイエンペッパーを活用したレシピ2選
カイエンペッパーを活用したレシピを次の2つ紹介します。
今日の献立が決まっていない人は、晩御飯の1品として作ってみてください。
ヤゲン軟骨のから揚げ
ヤゲン軟骨のから揚げの材料は次のとおりです。
作り方は次のとおりです。
材料さえあれば手軽に作れるため、おつまみの1品にもおすすめです。
ピーマンを使ったつくね
ピーマンを使ったつくねの材料は次のとおりです。
【4人分(10個分)】
作り方は次のとおりです。
つくねは、ピーマンの上に載せて食べます。味に刺激を足したい場合は、カイエンペッパーを小さじ2分の1で使ってみてください。辛さがまして、刺激的な味わいを楽しめますよ。
カイエンペッパーの嬉しい5つの効果
カイエンペッパーを摂取することで、次のような効果を得られるといわれています。
カイエンペッパーが健康によいとされる理由には、含まれている成分が挙げられます。例えば『カプサイシン』です。カプサイシンとは、唐辛子の辛みのもととなる成分。血流の働きをよくしてくれる作用があるとされています。
これにより、身体を温められるため冷え性の改善や、新陳代謝が活発になり老廃物を排出しやすくなるため、美肌効果が期待できるといわれています。
さらに、カプサイシンは腸内環境を活発にさせる働きもあるため、便秘の改善が期待できるとのこと。また、カイエンペッパーにはビタミンCやビタミンEなども含まれており、疲労回復やストレス解消などの効果も期待できるそうです。
カプサイシンによる効果を高めたい人は、カイエンペッパーを、油や酢などにつけることがおすすめです。溶け出しやすくなるため、カプサイシンの吸収率を高められます。
身近にある香辛料でカイエンペッパーは代用できる!
カイエンペッパーは、胡椒や鷹の爪など、一般家庭に置いてあるもので代用できます。代用品ごとに特徴があるため、料理のテイストに合ったものを使うことがおすすめです。また、自分好みにブレンドするのもよいでしょう。
カイエンペッパーを使ったレシピも紹介していますので、ご飯の一品やおつまみを作る際の参考にしてください。
[文・構成/grape編集部]