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チリパウダーの代用品14選! 自分好みの味に手作りする方法も解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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スパイスの写真

※写真はイメージ

「チリパウダーが必要だが切らしてしまった」「別のスパイスで代用できないのかな」「ミックススパイスなどで代用できるのか知りたい」とお悩みの人はいるのではないでしょうか。

普段作らないような料理をする際には、知らない調味料がレシピに書かれていることがあります。1番よいのはチリパウダーを買いに行くことですが、手間がかかるので家庭にある調味料で済ませられればベストですよね。

本記事では、チリパウダーの代用となる調味料をご紹介していきます。チリパウダーをわざわざ買いに行くのが面倒だという人は、ぜひ最後までお読みください。

チリパウダーとは

チリパウダーの写真

チリパウダは、タコスやチリコンカンなどのチリ・メキシコ料理に使われることが多い調味料です。ベースに使われる唐辛子以外の材料は決まっておらず、以下のスパイスをブレンドして作られます。

  • オレガノ
  • クミン
  • ガーリック
  • パプリカ

チリパウダーのベースは唐辛子ですが、スパイスの香りも感じられ、豊かな風味となっているのが特徴です。ただし、国内では唐辛子のみのスパイスもチリパウダーという商品名で販売していることがあります。

唐辛子のみのチリパウダーは少量でも刺激的で、間違えてミックススパイスのチリパウダーと同じ分量を入れてしまうと、想像以上に辛くなる可能性があるため気を付けましょう。

チリパウダーの代用品14選

いろんな種類のスパイスの写真

チリパウダーを普段から使っていない限り、家にないという人は多いのではないでしょうか。もしチリパウダーがなくても、家にある調味料で代用できる可能性があります。

ここでは、チリパウダーの代用品となる14種類の調味料を紹介します。注意点は、チリパウダーの分量と同じにせず、様子を見ながら少しずつ入れて調節することです。

1.カイエンペッパー

カイエンペッパーは、原材料が唐辛子のみの調味料です。チリパウダーと比べて、料理に唐辛子を馴染ませやすいというメリットがあります。チリパウダーの代用として使う際は、カイエンペッパーに好みのスパイスやハーブを加えるとよいでしょう。

なお、同じく唐辛子から作られるレッドペッパーという調味料もあります。レッドペッパーは唐辛子を焙煎しているため香ばしさがありますが、辛さに差はありません。レッドペッパーで風味が足りないと感じる場合は、オレガノを加えるとよいでしょう。

2.鷹の爪

鷹の爪は、日本の品種の唐辛子を乾燥させたものです。辛みを足すのが目的であれば、チリパウダーの代用品として使えます。必要に応じて細かく輪切りにしたり、すり鉢でつぶして粉末状にしたりできるため、使いやすいでしょう。

辛いものが苦手な人は、調理時にそのまま入れて、食べる時に唐辛子だけを取り除くこともできます。ただし、唐辛子は細かく粉砕するほど香りと辛みが際立つものなので、そのまま取り除くと辛みが弱いと感じてしまうかもしれません。

風味を足すためにニンニクと合わせる方法もあるため、好みのバランスで調整してみましょう。

3.生唐辛子

唐辛子は乾燥させたものが大半ですが、生唐辛子もチリパウダーの代用品として使えます。乾燥唐辛子と比べてやや辛みがマイルドなので、丸ごとスープに加えて煮込んだり刻んで炒めたりすると辛みを出せるでしょう。

ハーブやスパイスを加えると、よりチリパウダーの味に近づきます。唐辛子は比較的栽培しやすいため、家庭菜園などで育てておくのもおすすめです。

4.チリフレーク

チリフレークは、粗挽き唐辛子や塩、ニンニク、玉ねぎなどが入っている調味料です。チリパウダーとは風味や味がやや異なるものの、代用品として使えます。

ただし、チリパウダーに含まれていない塩や砂糖などが含まれているので、ほかの調味料とのバランスを見ながら加えましょう。

5.ハリッサ(唐辛子ペースト)

ハリッサはチュニジアやモロッコなどで使われる調味料です。唐辛子をベースにさまざまな調味料を加えており、ペースト状になっているという特徴があります。

ハリッサは、チリパウダーの代用品として使用できます。ただし、市販されているものはお酢と塩を調合しているものがほとんどであるため、味の調節は欠かせないでしょう。

6.一味唐辛子

一味唐辛子はチリパウダーほど細かく粉砕されていないため、辛さに劣ります。ただし、辛みを足すことだけが目的なら、分量を増やしてチリペッパーの代用品として使うことが可能です。

特に、赤唐辛子を原料にした一味唐辛子なら、チリペッパーの味わいに近くなるでしょう。

7.七味唐辛子

七味唐辛子とは、粉唐辛子に陳皮やけしの実などをブレンドした調味料です。チリパウダーとは使われているスパイスが異なり、味にも違いがありますが、違和感なく代用できるでしょう。

味や香りは、チリパウダーより和風に仕上がります。また、辛さは控えめですが、さまざまな香りが楽しめるのがメリットだといえるでしょう。

ただし、七味唐辛子に含まれる山椒の独特な香り・辛みが苦手な人もいるため、自分以外も食べる場合は確認することが大切です。

8.タバスコ

タバスコは、唐辛子や酢、塩を原材料とする調味料です。チリパウダーと同じく、メキシコ料理に使われることが多いため、代用としても使いやすいです。特に、チリコンカンやタコスに合うでしょう。

ただし、タバスコには酢や塩が含まれるため、たくさん入れると料理本来の味が変わってしまう可能性があります。使用する際は、味見をしながら加えましょう。よく煮込むと、酢の酸味を飛ばすことが可能です。

9.カレー粉

カレー粉はスーパーなどで手に入りやすいため、おすすめの代用品です。日本で市販されているカレー粉にはスパイスが20種類以上使われていて、ニンニクやクミンなどチリパウダーと共通する香辛料が使われているものが多いです。

チリパウダーとして代用すると、奥深い味わいになります。ただし、入れすぎるとカレーの味が勝ってしまうため注意しましょう。辛さが欲しい場合は、唐辛子やカイエンペッパーと組み合わせるのが有効です。

10.ガラムマサラ

ガラムマサラは、コリアンダーや粗挽き黒こしょう、クミンなど10種類ほどのスパイスをブレンドしている調味料です。チリパウダーとは使われているスパイスが共通しており、風味が似ているため、代用品としておすすめです。

香りに関しては、クミンとオレガノが含まれるため、チリパウダーに近いと感じるでしょう。

特に、カイエンペッパーが含まれるガラムマサラなら、さらにチリペッパーに近い味わいになります。もしカイエンペッパーが入ってなくても、粉唐辛子を加えれば似せることができます。

11.パプリカパウダー

パプリカパウダーは、スペイン料理やハンガリー料理には欠かせないスパイスです。鮮やかな赤色をしていますが、辛みはほとんどなく、唐辛子やピーマンのような風味があります。

パプリカパウダーは風味が穏やかなため、さまざまな料理に使えます。基本的には、辛さよりも色を付けたい時に向いているといえるでしょう。

12.クミンパウダー

クミンパウダーはひき肉料理やカレーの風味付けに使われており、芳醇な香りが特徴です。辛さはないので、チリパウダーの代用品として使うならドレッシングにしたり下味にしたりするのがおすすめです。

特徴的な香りをより楽しみたい時は、仕上げに振りかけてもよいでしょう。ただしとても香りが強いため、少量から入れて調整する必要があります。

13.オレガノパウダー

オレガノは別名『花薄荷』と呼ばれるスパイスで、清涼感のある香りが特徴です。チーズやトマトと相性がよいため、イタリア料理に合います。

ただし香りが強いので、香りを確認しながら少量ずつ加えていく必要があるでしょう。

14.豆板醤

豆板醤はしっかりとしたコクと香りが特徴の中華調味料で、麻婆豆腐や回鍋肉などの中華料理には欠かせません。甘さと酸味があるものの、料理に影響が出るほどの酸味は感じず、ピリ辛に仕上がります。

ほかのスパイスがない場合には、チリパウダーの代用として使ってもよいでしょう。ただし、そら豆を発酵させることで発生する独特な香りがあるので、料理の仕上げには向きません。

チリパウダーの手作り代用品のレシピ【自分好みにアレンジ可能】

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チリパウダーは複数のスパイスをブレンドした調味料なので、手作りが可能です。唐辛子をベースにしていれば、ほかのスパイスに決まりはありません。

まずは、スーパーや輸入食品店などで手に入れやすいスパイスなどを使った手作りチリパウダーの作り方を見ていきましょう。

材料

  • パプリカパウダー:大さじ2
  • オレガノパウダー:小さじ2
  • クミンパウダー:小さじ1と4分の1
  • ガーリックパウダー:小さじ1と4分の1
  • カイエンペッパー:大さじ1
  • オニオンパウダー:小さじ4分の3
  • シナモンパウダー:少々

すべての材料を容器に入れ、満遍なく混ぜたら完成です。作る際は、以下のポイントに注意しましょう。

ポイント

  • カイエンペッパーがない時は、一味唐辛子でも問題ない。
  • クローブやナツメグなどをアレンジで加えてもよい。
  • パプリカパウダーは入れてもほとんど影響はない。
  • クミンは香りが強いので入れすぎないようにする。

辛みを強く出したい場合

チリパウダーの辛みを強く出したい場合には、以下の調味料を追加するとよいでしょう。

  • 一味唐辛子
  • 鷹の爪
  • カイエンペッパー(チリペッパー)
  • 生唐辛子

上記の調味料は基本的に唐辛子のみでできているため、辛みを強く出せます。乾燥や粉砕の度合いによって辛さは異なるため、好みで選ぶとよいでしょう。

また、チリパウダーのスパイス感が欲しければ、以下の調味料を追加しましょう。

  • クミンパウダー
  • オレガノパウダー
  • ニンニク

香りを強く出したい場合

チリパウダーのような香りを強く出したい場合には、以下の調味料を追加するのがおすすめです。

  • カレー粉
  • ガラムマサラ
  • オレガノパウダー

カレー粉なら、チリパウダーの香りに近づけられます。ただし、カレー粉にはターメリックやクローブなどたくさんのスパイスが入っていて、入れすぎるとカレーの香りが強くでてしまう点に注意してください。

ガラムマサラにはチリパウダーと同じクミンが含まれるため、香り付けとして有効です。また、オレガノパウダーを料理に使うと暖かみのある刺激が出せます。

いずれも香りが強いため、少量から加えていきましょう。

色みを強く出したい場合

チリパウダーの色みが欲しい場合は、パプリカパウダーが多くなるようにほかの調味料を減らしましょう。チリパウダーの鮮やかな暖色はパプリカパウダーによって出ているため、味を変えずに色みを出したい場合におすすめの方法です。

パプリカパウダー自体、風味付けや色付けとして用いられることが多く、天然の着色料ともいえるでしょう。

チリパウダー代用のまとめ

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チリパウダーがなくても、唐辛子を原料とした調味料やスパイスで代用可能です。また、チリパウダーを入れる理由は辛みや香り、色味などさまざまなので、自分好みに複数の調味料を混ぜ合わせて代用品を手作りすることもできます。

料理に何が必要なのか把握して、最適な調味料を使用しましょう。


[文・構成/grape編集部]

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