ポン酢がない時の代用品4選 作る時の3つのポイントも解説
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「ポン酢で食べたかったのにうっかり切らしてしまった」「家にあるもので代用できる調味料はどれだろう」「めんつゆやレモン汁などで似た味を再現できないかな」といった悩みを抱えていないでしょうか。
ポン酢はさっぱりしていてさまざまな食材に合いやすく、幅広い料理に役立ちます。鍋やサラダはもちろん、肉料理や炒め料理などにも使えますし、カロリーが控えめなのでダイエット中にもおすすめです。
しかし、活躍しすぎて肝心な時に切らしてしまうことも多いのではないでしょうか。家にあるもので代用できると、買いにいく手間も省けてすぐに調理もできるのでとても便利です。
そこで本記事では、ポン酢の代用品について解説します。
自家製ポン酢を自分で作れるようになり、切らしている時でも焦らず代用品で調理できるようになりますので、ぜひ最後までお読みください。
ポン酢はどんな調味料?
ポン酢は、柑橘系果汁さえあれば再現できます。ポン酢とは、醤油に柑橘系の果汁を合わせた調味料で、一般的には『ポン酢醤油』のことを指します。ミツカンの『味ぽん』もポン酢の1つですが、醤油ではなく酢が使われています。
ポン酢は醤油にレモンやすだち、ゆずなどを足して作られることが多く、幅広い柑橘系果汁で代用可能です。鍋やサラダ、煮物などいろんな料理に使えるのが特徴で、自家製のものを常備している家庭もあるでしょう。
ほかの調味料で代用する方法を知っていれば、ポン酢を切らしてしまった際に役立ちます。自家製なら、甘さや果汁の割合なども自由に調整できるため、自分好みのポン酢が作れるでしょう。
ポン酢の代用品4選
ポン酢を切らしてしまった時は、代用品で自家製ポン酢を調合するのがおすすめです。主な組み合わせを見ていきましょう。
醤油+果汁
ポン酢は、醤油に自宅にある柑橘系の果汁を合わせれば、代用品を作れます。作り方はポン酢醤油と同じで、醤油と果汁を1:1の割合で合わせるだけです。
果汁はすだちやゆず、レモンなどがよく合います。鍋や湯豆腐など、さっぱりした料理におすすめです。合わせる果汁によって風味が変わるので、使う料理に合わせて果汁を変えるとよいでしょう。
なお、酢が苦手な人は、果汁を少なめにするとおいしいポン酢が作れます。
醤油+酢+みりん
すだちやゆずなどの果汁がない場合は、醤油や酢、みりんなどを使ってポン酢の代用品を作ってみましょう。市販のポン酢に近い味を再現したいなら、一番おすすめの組み合わせです。みりんを加えることで酢のすっぱさが中和され、まろやかな味になります。
作り方は、醤油・酢を大さじ1ずつ、みりんを1/2ほど加えて混ぜるだけです。和風だしの素があれば少し加えてみるのもおすすめです。
また、甘めが好きな人は1:1:1で混ぜ合わせてみてください。
醤油+酢+みりん+果汁+和風だしの素
より風味のよいポン酢を作りたいなら、果汁や和風だしの素を使うとさらにおいしくなります。材料は以下の通りです。
和風だしの素が溶けにくい場合は、レンジで10秒ほど加熱すると溶けやすくなります。市販のポン酢に近い味が再現できるので、どんな料理にも使えて便利です。
自家製ポン酢を作るなら、好みに合わせてアレンジしてみるとよいでしょう。煮切りみりんを使うと、さらに味がまろやかになります。
めんつゆ+酢もしくは果汁
手軽にポン酢の味を再現したいなら、めんつゆを使うのがおすすめです。醤油にはない甘みやだしのうまみが酢とうまくかみ合って、深みのある味になります。
作り方は、めんつゆ2に対し酢を1の割合で混ぜ合わせるだけです。酢の代わりに果汁を使ってもよいでしょう。湯豆腐や鍋物などシンプルな料理に合わせると、だしのうまみを生かしたポン酢になります。
また、すだちやゆずなどの柑橘系の果汁を使うと、さらに風味が効いておいしく食べられるでしょう。
ポン酢の代用品を作る時の3つのポイント
ポン酢の代用品を作る時は、使う目的や手元にある材料に注目すると目指す味を再現しやすくなります。ポイントになる点を確認していきましょう。
使う料理に合わせる
ポン酢の代用品を作る時は、使う料理に合わせて代用品を選ぶとよりおいしく食べられます。例えば、湯豆腐や鍋などのだしの風味との相性がよい料理に合わせるなら、めんつゆを使った代用ポン酢や和風だしの素を加えるレシピがおすすめです。
一方、ポン酢和えやドレッシングなどポン酢が味の決め手になるような料理に合わせる場合は、だしの風味をあえて効かせず、シンプルに醤油+酢や果汁のほうが味を調整しやすくなります。
使う料理に合わせて代用品の組み合わせを選ぶと、代用品とは思えないほどおいしいポン酢ができるので、目的に合わせて作り方を変えてみてください。料理に合わせた自家製ポン酢を用意しておくのもおすすめです。
自宅にあるもので代用する
ポン酢の代用品を作る時は、自宅にあるもので工夫して調味してみましょう。特別な材料を使わなくても、普段使っている調味料でおいしいポン酢の代用品が作れるからです。
例えば、酢がない場合はすし酢やりんご酢などでも代用できます。レモンやゆずなどの果汁がなければ、みかん100%の果汁ジュースなどを使ってもおいしいポン酢が作れます。
ポン酢の味の決め手は甘みやうまみなので、果汁がなくてもおいしい代用品が作れるのです。家にあるもので工夫しながら、代用品を作ってみてください。
少量ずつ調味する
ポン酢を作る時は、少量ずつ調味すると目指す味に近づけやすくなります。ポン酢とひと口にいっても、市販のポン酢は商品によって配合や使われている材料が異なるため、少量ずつ調味しながら目指す味に近づけていきましょう。
甘みが効いているもの、ゆずの風味が強いものなど商品によって特徴があります。使われている材料を見ながら、少しずつ足りない味を足していくと近い味に仕上がります。酸味やアルコール分が気になる時は、少し加熱するとまろやかになるので、ぜひ試してみてください。
自家製ポン酢の作り方
ポン酢は自家製のものを使い、市販の物は買わないという家庭もあります。自家製ポン酢の作り方を、詳しく見ていきましょう。
自家製ポン酢のレシピ
自家製ポン酢は、材料を合わせて少し寝かせるだけで簡単に作れます。材料は以下の通りです。
果汁は絞ったものを使用し、足りない場合は酢などを足して100㎖にしておきます。種などが気になる場合は、こしたものを使用してください。醤油と果汁を合わせたものに昆布とかつお節を加えたら、清潔な容器に入れて冷蔵庫で保管します。
1週間ほど寝かせたらおいしいポン酢のできあがりです。1か月ほど寝かせると味がなじみ、よりおいしいポン酢になります。昆布を取り出し、かつお節をこしてからビンなどに入れて保存してください。
自家製ポン酢を作る時のポイント
自家製ポン酢を作る時のポイントは、以下の通りです。
自家製ポン酢は寝かせることで味がなじみ、よりおいしくなります。使いたい分だけこして使い、昆布やかつお節はそのままつけて保存するのがおすすめです。急いで使いたい時でも、2日程度は寝かせてから使ったほうがおいしくなります。
煮切りみりんは、みりんを大きめの耐熱容器に入れてラップなどをせず、電子レンジで50〜60秒ほど温めると簡単にできます。アルコール分が飛んでより風味が感じられるようになるので、ぜひひと手間かけてから使ってみてください。
おすすめのポン酢レシピ3選
ポン酢を作れるようになったら、次はレシピを増やしてみましょう。ポン酢を使ったおすすめレシピを3つ紹介するので、ぜひ作ってみてください。
豚肉のポン酢炒め
豚肉と季節の野菜を一緒に炒めると、さっぱりしてご飯がすすむおかずになります。作り方は野菜炒めと同じで、タレをポン酢に変えるだけです。材料は以下の通りです。
作り方
調味料は好みで調整してみてください。ニンニクや生姜を足してもよいですし、甘めが好きな人は砂糖を少量足すとよいでしょう。また、マヨネーズを足したマヨポン炒めもおすすめです。
野菜たっぷりにすると栄養バランスもよくなるので、季節の野菜をたっぷり使って作ってみてください。
手羽元のさっぱり煮
手羽元をポン酢で煮込むと、やわらかくさっぱり食べられます。食欲がない時や、いつもと違った煮込みにしたい時におすすめのレシピです。
材料は以下の通りです。
作り方
つけあわせに茹でたブロッコリーなどを加えると、彩りがよくなります。煮込むと酢の味は飛び、それほど気にならなくなります。さっぱりした味でとてもおいしいので、ぜひ試してみてください。
ポン酢焼き魚
ポン酢は魚との相性もいいので、焼き魚に合わせるのもおすすめです。バターとポン酢を合わせるとコクが出て、簡単なのに手をかけたような味になります。
材料は以下の通りです。
作り方
ホイル焼きにしてみてもおいしく食べられます。付け合わせにたまねぎやしめじ、えのきなどを足して、野菜も一緒に摂ると栄養バランスもよくなります。さっぱり食べられるので、いつもの魚料理に飽きた時にぜひ試してみてください。
ポン酢は自宅にあるもので代用できる!
ポン酢を切らしてしまった時は、醤油や果汁などの家にある調味料を使って簡単に代用品を作れます。レモンやみかんなど、家にある柑橘類を使い、いつも使っているポン酢に近い味を再現してみましょう。
また、自家製ポン酢を作るのもおすすめです。好きな柑橘類を使い、甘めや酢を効かせたものなど、市販にはない味を追求できます。甘みや酸味なども好みに合わせて調整できるので、料理に合わせたおいしいポン酢が使えるようになります。
ポン酢を使ったレシピは多く、料理の幅を大きく広げられるので、代用品や自家製ポン酢を活用して、いろんな料理にぜひチャレンジしてみてください。
[文・構成/grape編集部]