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白ワインビネガーの代用方法9選! 活用できるおすすめレシピも紹介

By - grape編集部  公開:  更新:

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大さじ1杯の白ワインを注ぐ写真

※写真はイメージ

「料理で白ワインビネガーを使おうと思ったのに、自宅になくて困っている」「買いに行く時間がないから、代用できる食品が知りたい」と困った経験がある人もいるでしょう。

白ワインビネガーは白ぶどうを原料としている酢で、米酢や穀物酢などで代用できます。代用品のレシピを知っておくと、買い足す必要がないため、家にあるもので料理をパパッと作れます。料理の手間を減らすためにも、代用品のレシピを覚えておきましょう。

本記事では、白ワインビネガーの代用品について解説します。白ワインビネガーの代用レシピを探している人は、ぜひ最後までご覧ください。

白ワインビネガーとは白ぶどうが原料のお酢

ブドウの種子油の写真

白ワインビネガーとは白ぶどうが原料の酢で、赤ワインビネガーよりさわやかな風味です。一方で、赤ワインビネガーはぶどうを皮ごと使っており、コクがあり深みのある味わい。

白ワインビネガーは魚のムニエルやソテーに向いており、赤ワインビネガーは煮込み料理やステーキのソースに適しています。白ワインビネガーに似ている調味料として、バルサミコ酢が挙げられるでしょう。

どちらも白ぶどうが原料です。白ワインビネガーはフランス、バルサミコ酢はイタリアで生まれました。バルサミコ酢のほうが白ワインビネガーより濃厚で、コクがあります。

白ワインビネガーの代用調味料4選

5種の調味料の写真

白ワインビネガーがない時は、以下のような酢や果実が原料の調味料で代用できます。

  • 穀物酢
  • 米酢
  • りんご酢
  • レモン果汁

どれも1品だけで使える調味料なので、特別な手間は必要ありません。白ワインビネガーが手元になくて困っている人はチェックしてみましょう。

穀物酢

穀物酢は、小麦やトウモロコシから作られる酢です。白ワインビネガーと同じく醸造酢なので、さまざまな料理に活用できます。

あっさりとしていて、酸味が強いのが特徴で、和洋問わず相性のよい料理が多いです。酸味が強いので、少量だけで白ワインビネガーの代用になります。ソテーやムニエルを作る時は、穀物酢を使ってみましょう。

米酢

米酢は米のみで作られた酢で、甘みが強く、まろやかな味わいです。米の甘みを生かしてドレッシングやマリネに使うと、料理のアクセントになります。

米酢特有の風味を生かせるように、加熱せずに使うのがおすすめです。加熱すると、米の風味が飛んでしまいます。料理の仕上げに使ってみましょう。

りんご酢

りんご酢は、りんごが原料の酢。フルーティーでさわやかな香りが特徴的です。

白ワインビネガーがない時は、りんご酢をドレッシングやマリネに使ってみてはいかがでしょうか。ソテーやパスタなど、加熱調理をする場合にもりんご酢が使えます。

レモン果汁

レモン果汁は、カルパッチョやピクルスに使うのがおすすめです。料理の酸味を引き立てたい時やさわやかな風味にしたい時に適しています

ただし、加熱したり少量しか使わなかったりする場合は、レモン果汁を使っても風味が感じられない可能性も。

レモン果汁を使う場合は、味見をしながら量を調整しましょう。レモン果汁は、料理だけではなくお菓子やドリンク作りにも使えるので、ストックしておくと便利です。

【簡単】白ワインビネガーの代用方法5選

白ワイン酢の写真

単体の調味料で代用するよりも、以下のように2つの食品をあわせるほうが、白ワインビネガーに近い味わいになります。

  • 白ワイン+米酢
  • 白ワイン+穀物酢
  • 白ワイン+りんご酢
  • 白ワイン+レモン果汁
  • 白ぶどうジュース+穀物酢

家にある食品で代用する方法を5つ紹介するので、それぞれチェックしてみてください。

白ワイン+米酢

白ワインと米酢を合わせることで、代用できます。白ワインに米酢の酸味や甘味が加わることで、白ワインビネガーに近い風味に。

代用する時は、白ワイン大さじ2杯に対して、大さじ1杯の米酢を混ぜます。混ぜるだけなので、お好みで味を調整してみてください。

白ワイン+穀物酢

白ワインと穀物酢を合わせると、米酢よりあっさりしていて酸味が強い仕上がりになります。白ワインのさわやかさと穀物酢の酸味が合わさった、深みのある味わいが特徴。

さっぱりとした味わいになるので、ソテーやムニエルなどの魚料理の仕上げにぴったりでしょう。

白ワイン大さじ2杯に対して大さじ1杯の穀物酢を混ぜると、白ワインビネガーの風味を再現できます。白ワインは加熱すると香りが飛びやすいため、代用品を使用する時は料理の仕上げに使いましょう。

白ワイン+りんご酢

白ワインとりんご酢を合わせると、白ワインビネガーのさわやかさとフルーティーな酸味を再現できます。サラダのドレッシングなどに使うのがおすすめです。

白ワインビネガーの代わりとして使う際は、りんご酢大さじ2杯に対して大さじ1杯の白ワインを混ぜます。りんご酢の比率を増やすと、果実の風味を強く感じられるように。

料理に合わせて分量を調整するのもおすすめです。料理の仕上げでも使えますが、アルコールが含まれるので、子供がいる場合は加熱しましょう。

白ワイン+レモン果汁

さっぱりした調味料を作りたい場合は、白ワインとレモン果汁を使うのがおすすめです。白ワインとレモン果汁を1:1で混ぜると、白ワインビネガーの風味に近付きます。生のレモンを絞るとより風味が増しますが、レモン果汁で問題ありません。

酸味を強くしたい場合はレモン果汁を多めに入れて、まろやかにしたい時は白ワインの量を増やします。レモンは少量だと味がぼやけてしまうため、料理の仕上げに使ったら味見をして、必要であれば追加しましょう。

白ぶどうジュース+穀物酢

穀物酢と白ぶどうでも代用可能です。穀物酢大さじ2杯に対して、大さじ1杯の白ぶどうジュースを混ぜます。白ぶどうジュースは、果汁100%のものを使うのがおすすめです。

果汁100%の白ぶどうジュースなら、白ワインビネガーのフルーティーな風味を再現できます。穀物酢単品で代用するよりも、白ぶどうの風味が加わるぶん、白ワインビネガーに使い味わいに。アルコールが含まれていないので、子供でも加熱せずに食べられます。

白ワインビネガーの代用食品を活用できるおすすめレシピ5選

フルーツの写真

代用品で風味を再現すれば、白ワインビネガーが手元になくても困りません。ここでは、白ワインビネガーの代用品を使ったレシピを5つ紹介します。

  • 桃モッツァレラ
  • 鶏肉のビネガークリーム煮込み
  • 白身魚のソテー
  • 冷製パスタ
  • タコとカマンベールのマリネ

どれもさっぱりとした味わいで、さわやかな風味が感じられる料理です。それぞれの作り方を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

桃モッツァレラ

桃モッツァレラは、桃の甘みとモッツァレラチーズのクリーミーな味わいが特徴の1品です。白ワインビネガーを代用する場合は、白ワインと米酢を使うのがおすすめ。

白ワインと米酢の組み合わせは、白ワインビネガー味に近く、さっぱりした風味です。桃モッツァレラの材料は以下のとおり。

  • 桃:1つ
  • モッツァレラチーズ:1袋
  • レモンの皮:適量
  • 白ワインと米酢で作る白ワインビネガー:適量
  • オリーブオイル:適量
  • 塩:適量
  • 胡椒:適量

桃モッツァレラの作り方は以下のとおりです。

  1. モッツァレラチーズを手でひと口大にちぎる。
  2. 桃の皮をむいて切り分ける。
  3. モッツァレラチーズと桃を組み合わせて並べる。
  4. 塩・胡椒・レモンの皮をトッピングする。
  5. オリーブオイルをかけ、白ワインと米酢で作った代用品をかける。

桃の甘みとモッツァレラチーズのクリーミーな味わいを生かすには、調味料は控えめにしておきましょう。

鶏肉のビネガークリーム煮込み

鶏肉のビネガークリーム煮込みは、メインディッシュにもなります。白ワインビネガーの代わりに、レモン果汁を使うレシピです。鶏肉のビネガークリーム煮込みの材料は以下のとおり。

鶏もも肉大:2ぶんの1枚

【A】

  • 塩:少々
  • 胡椒:少々
  • タイム:少々
  • マッシュルーム:1パック
  • たまねぎ:2ぶんの1個
  • バター:大さじ1杯
  • 小麦粉:大さじ1杯と2ぶんの1杯
  • 白ワインとレモン果汁で作った白ワインビネガー:大さじ2杯と2ぶんの1杯

【B】

  • 固形のコンソメ:2ぶんの1個
  • 水:4ぶんの3カップ
  • 牛乳:4ぶんの3カップ
  • 塩:少々
  • 胡椒:少々
  • パルメザンチーズ:大さじ2杯
  • パセリ:適量
  • 食パン:適宜

鶏肉のビネガークリーム煮込みの作り方は以下のとおりです。

  1. 鶏もも肉をひと口大に切り【A】をかける。
  2. マッシュルームは薄切りにし、たまねぎはみじん切りにする。
  3. バターでたまねぎを炒め、あめ色になってきたら1を加える。
  4. 3に小麦粉を入れて炒め、白ワインとレモン果汁で作った代用品を加える。
  5. 4に【B】を加えてじっくり煮込む。
  6. パルメザンチーズを入れてパセリを散らす。

さっぱりしたメインディッシュを作りたい時におすすめです。

白身魚のソテー

白ワインビネガーを使う料理といえば、ソテーを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。白ワインビネガーの代わりに穀物酢を使うと、あっさりした味わいになります。白身魚のソテーの材料は以下のとおりです。

  • 切り身の白身魚:2切れ
  • 塩・胡椒:少々
  • サラダ油:適量
  • バター:5g

【A】

  • 穀物酢:大さじ1杯と2ぶんの1杯
  • 醤油:大さじ4ぶんの1杯
  • 砂糖:大さじ4ぶんの1杯
  • ほうれん草:5株
  • サラダ油:小さじ1杯
  • 塩・胡椒:少々

白身魚のソテーの作り方は以下のとおりです。

  1. 白身魚に塩・胡椒をふっておく。
  2. ほうれん草はざく切りにして中火で炒める。
  3. サラダ油とバターを中火で熱し、白身魚の両面をしっかり焼く。
  4. 4に【A】を入れ煮つめる。

事前に白身魚に塩を振っておくと、生臭さを取り除けます。

冷製パスタ

冷製パスタのレシピです。白ワインビネガーは、白ぶどうジュースと穀物酢で代用しましょう。アルコールが含まれないので、加熱しない料理にぴったりです。冷製パスタの材料は以下のとおり。

  • ミニトマト:20個
  • たまねぎ:2ぶんの1個
  • 細めのスパゲティ:180g

【A】

  • 白ぶどうジュースと穀物酢で作った白ワインビネガー:大さじ4杯
  • オリーブオイル:大さじ3杯
  • 塩:小さじ3ぶんの1杯
  • 胡椒:適量
  • ルッコラ:5株

冷製パスタの作り方は以下のとおりです。

  1. ミニトマト5個をみじん切りし、残りは半分カットする。
  2. たまねぎをみじん切りにして水にさらす。
  3. 【A】を合わせて1を漬け、30分~1時間冷蔵庫に入れる。
  4. 細めのパスタをじっくりゆで、水で洗って冷やす。
  5. ゆで上がったら水気をしっかり切り、2と加えて混ぜ、塩・胡椒で味を調える。
  6. パスタの上にトマトとルッコラをのせる。

白ぶどうジュースと穀物酢で作る冷製パスタは、アルコールが含まれていないので小さい子供でも食べられます。

タコとカマンベールのマリネ

タコとカマンベールのマリネを作る時は、りんご酢を使うのがおすすめです。白ワインビネガーとりんご酢の原料はどちらも果実なので、風味が似ています。タコとカマンベールのマリネの材料は、以下のとおりです。

  • タコ:1本
  • カマンベールチーズ:2ぶんの1本
  • レタス:2枚
  • たまねぎ:2ぶんの1個
  • セロリ:3ぶんの1本
  • トマト:2ぶんの1個
  • フレッシュバジル:2枚

【A】

  • りんご酢:大さじ3杯
  • オリーブオイル:大さじ2杯
  • 塩:小さじ4ぶんの1杯
  • 砂糖:小さじ1杯
  • 胡椒:少々

タコとカマンベールのマリネの作り方は以下のとおりです。

  1. タコの足、たまねぎ、セロリを薄切りにする。
  2. トマトはくし形に切り、種をとって【A】に15分ほど漬ける。
  3. 薄くカットしたカマンベールチーズを混ぜる。
  4. レタスを敷いて3を盛り、フレッシュバジルをちぎってのせる。

タコの臭みを消すために、多めの塩を揉み込み、ぬめりをしっかり落としましょう。

白ワインビネガーを代用する際は食品の特徴を押さえておこう

ブドウの種油の写真

白ワインビネガーをほかの食品で代用する場合は、料理にあわせて選択するのがおすすめです。穀物酢や米酢など、単体のお酢も白ワインビネガーの代わりに活用できます。

より近い風味にしたい場合は、白ワインあるいは白ぶどうジュースに、お酢をあわせましょう。お酢の代わりに、レモン果汁を使ってもおいしく仕上がります。

特に風味を感じやすいサラダやマリネを作る時は、果汁が含まれている調味料を使いましょう。炒め物を作る時は、穀物酢が適しています。

調味料の特徴を押さえておくと、迷わず料理に活用できます。白ワインビネガーがない時は、ほかの食品を活用し、料理を楽しみましょう。


[文・構成/grape編集部]

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