フライパンの『買い替え時』を企業が解説! 「知らずに使い続けていた…」「すぐ買い替える」
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聞こえますか…大掃除中の…みなさん
X(Twitter )で、そう呼びかけたのは、フライパンや鍋などの調理用品を取り扱う、和平フレイズ株式会社(@waheifreiz)。
年末に片付けをする人々に、フライパンの捨て時について、こんなアドバイスをしました。
ふっ素樹脂加工(テフロン)のフライパンは、卵焼き、焼きそば、餃子などがこびりつき始めたら、寿命が近づいているサインです…。
フライパンは頻繁に使う調理器具の1つですが、捨て時が分からないという人は多いもの。
和平フレイズによると、ふっ素樹脂加工のフライパンは、調理中の食材がこびりつくようになったら、捨て時のサインだといいます。
同社のウェブサイトには、ほかにも捨て時の兆候や長持ちさせるコツが紹介されていました。
フライパンの捨て時の目安
ふっ素樹脂加工のフライパンは、捨て時が近付くと、次の4つの兆候が見られるそうです。
フライパン表面の加工が剥がれた
フライパン表面のふっ素樹脂加工が剥がれて下地が見えてきたら捨て時です。
ふっ素樹脂加工は、強く摩擦されたり、傷が付いたり、急に冷やされると剝がれやすくなります。
ふっ素樹脂加工が剥がれると、加工物質が食材と混ざる可能性があるので、買い替えを検討しましょう。
フライパン表面の加工が変色し、こびりつくようになった
フライパン表面のふっ素樹脂加工が熱で変色し、食材がこびりつくようになったら捨て時です。
ふっ素樹脂加工は、強火での調理や過度の空炊きを行うと劣化し、食材がこびりつきやすくなります。
判断する目安として、焼きそばを作ってみましょう。焼きそばの麺が、こびりつくようなら買い替えのサインです。
持ち手が破損した
フライパンの持ち手が破損したり、ぐらぐらと不安定になってしまったりすることがあります。
持ち手の破損は、内部に水が浸入したり、調理時の火力が強すぎたりすると起こるそうです。
持ち手が外れたり、ぐらついたりすると、ケガや火傷を負ってしまうこともあるので、放置しないようにしましょう。
本体が変形した
フライパンの底などが、ゆがんでしまい、置いた時にぐらぐらするようになったら買い替えのサイン。
フライパンは急激に加熱したり、冷却したりすると変形しやすくなるので注意しましょう。
フライパンを長持ちさせるには?
調理器具には寿命がありますが、可能な限り、長く使いたいですよね。
フライパンを使う際は次のポイントに気を付けると、より長持ちするといいます。
調理時の火力に気を配る
基本的には、中火以下で調理をしましょう。また、過度の空炊きは、ふっ素樹脂加工を傷めてしまうため、控えるようにしてください。
薄く油を引いて調理する
ふっ素樹脂加工を熱から守るために、調理の際にはフライパンに油を引くことをおすすめします。
食材を入れっぱなしにしない
フライパンに食材を入れっぱなしにすると、油や酸でふっ素樹脂加工が傷んでしまうケースも。
フライパンの中で食材を保存する際には、一晩程度を目安にして、長期間の保存は避けましょう。
フライパンが冷めてから洗う
熱されたフライパンを急に冷やすと、ふっ素樹脂加工が劣化したり、本体が変形したりする恐れがあります。しっかり冷めてから洗うようにしましょう。
ちょっとしたひと手間でフライパンを長持ちさせることができるので、ぜひ参考にしてみてください。
同社の投稿に「知らなかった!すぐ買い替える」「まだいける…と思っていても寿命なんですね」との声が寄せられていました。
長期間フライパンを使っていると、次第に食材がこびりつくようになったり、変色したりするなどの劣化が見られるようになります。
『寿命のサイン』が見えても、使い続けてしまう人は意外と多いのかもしれません。
キッチンを掃除する機会に、今使っているフライパンも一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]