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身近なものでできる!絞り袋の代用品4選!絞り方のコツも解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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ケーキの生クリームを絞る写真

※写真はイメージ

「お菓子を作ろうと思ったけど絞り袋がない」「絞り袋の代用品を探している」「絞り袋は簡単に作れるのかな」と悩んだ経験がある人もいるでしょう。

絞り袋がないとお菓子の見栄えが悪くなります。せっかくお菓子を作るなら、見た目にもこだわりたいですよね。

そこで本記事では、絞り袋の代用品になるものと作り方を紹介します。絞り袋は、どの家庭にもあるアイテムで簡単に作れますよ。

さらに、作り方を工夫すれば市販の物より使いやすい絞り袋を作れますので、ぜひ最後までお読みください。

絞り袋の代用品のおすすめ4選と作り方を紹介

ラップの写真

どの家庭にもあるアイテムで、絞り袋を作ることが可能です。絞り袋をたまにしか使わないという人は、代用品で十分に使えます。使い捨てなので衛生的で洗う手間も省けて時短にもなりますよ。

口金は入れなくても使用できますが、デコレーションをきれいに仕上げたいなら入れたほうがよいです。100円ショップに売っているものなどを別途購入し、使うようにしましょう。

フリーザーバッグ|シュー生地など

フリーザーバッグはシュー生地など硬めのものを絞る時におすすめです。ジップを閉めて密閉しておくと、絞った時に生地が持ち手側に戻ってこないので硬い生地でも安心して使えます。

作り方は以下の通りです。

  1. フリーザーバッグの底の片側を1cmずつ斜めに折る。
  2. 対角線上に来たらテープで止める。
  3. 口金を使用する場合はフリーザーバッグの底をカットして口金を入れる。
  4. クリームを詰めた後に空気を抜いてジップを閉める。
  5. 先端をカットして完成。

フリーザーバッグは、ほかの代用品と比較して単価が少し高いのがデメリットです。

クッキングシート|デコレーションに

クッキングシートはチョコソースなどソース類やデコレーションに使うのにおすすめです。先の太さを自由に調整できるので、細い線で字や絵を書きやすくなります。

作り方は以下の通りです。

  1. クッキングシートを長方形にして対角線で切る。
  2. 直角三角形の長い辺を合わせて折り目を付ける。
  3. 一度開いて三角形の頂点が絞り袋の先端になるように円錐状に丸める。
  4. 余った部分を内側に折り込み固定する。
  5. 先端を少しカットして完成。

端を完全に閉じることができないので、クリームや生地には向いていません。

ラップ|ホイップクリームやジャムに

食品用ラップ(以下、ラップ)はホイップクリームやジャムを絞るのにおすすめです。ラップならどの家庭にもあり、手軽に使える点もメリットでしょう。

作り方は以下の通りです。

  1. ラップを長方形になるよう引き出す。
  2. ラップの中心にクリームを出す。
  3. 長辺のほうを合わせ二つ折りにする。
  4. 折り目側の角から斜め45度くらいの角度でくるくると丸める。
  5. 先端をカットして完成。

注意点として、量を入れすぎると出しにくくなるので少量ずつにしましょう。

ポリ袋|ホイップクリームなどクリーム類

ポリ袋はホイップクリームなど柔らかいクリーム類を絞るのにおすすめです。端を結んで絞れるのでクリームを多めに入れても大丈夫でしょう。

作り方は以下の通りです。

  1. ポリ袋の片方の角を1cmずつ斜めに折る。
  2. 対角線上まで折ったらテープで止める。
  3. クリームを詰めて空気を抜き、上を結ぶ。
  4. 先端をカットして完成。

口金を入れるとポリ袋が破れやすくなるため、入れないほうがよいでしょう。なるべく厚手のものでないと絞った時に破れてしまうので注意してください。

口金の種類

口金の写真

口金の代用は難しいので、デコレーションにこだわりたいという人は、口金だけ購入するのがおすすめです。

口金をセットで購入すれば、絞り袋にクリームを入れたまま口金を付け変えられるタイプもあるので、1つのケーキでいろいろなデコレーションが楽しめますよ。

洗いやすく、汚れがたまりにくい継ぎ目がないタイプもあります。衛生面が気になる人は継ぎ目なしのものを選びましょう。

花(星)口金

もっとも一般的な口金です。ケーキやクッキー、マカロンなど幅広い料理に使えるため、初めて口金を購入する人におすすめですよ。

星型の切り込みには種類があり、6切・8切・10切・12切などがあります。華やかさを出したい場合やボリュームを出したいという時は、切り込みが多いものを使うとよいでしょう。

シンプルにしたい場合は切り込みが少ないものを選びましょう。絞り方のコツは、出したい面に対して口金を垂直にして、押し付けないように絞ると模様がきれいに出ます。

バラ口金

華やかなデコレーションに挑戦したい人におすすめです。絞るとバラの花びらのような形になり、ウェーブやフリルのような形にも絞れます。

クリームが柔らかすぎると立体的にデザインするのが難しくなるため、少し固めに作るのがおすすめです。

チョコレートクリームやバタークリームなど、固いクリームならきれいに形が出やすいので、元から固いクリームを使うのもよいでしょう。

フリルに絞るコツは先が細い方を上にして絞り、口金を30度くらいに傾けると丸みのあるフリルに仕上がります。

丸口金

マカロンのデコレーションやクッキー生地におすすめです。代用品の絞り袋をカットしてもきれいな丸にならないのは嫌だという人は購入してみましょう。

シンプルな形なのでさまざまな用途に使えます。細い口金ならペンのような使い方もできるので、文字も書けますよ。絞り方のコツは以下の通りです。

【クッキー生地のように丸にする場合】

  1. 口金が垂直になるよう絞り袋を持つ。
  2. 口金を動かさず絞る。
  3. 適量出たら『の』の字を書くように動かす。

ツノが立たず、きれいな仕上がりになります。

【棒状にする場合】

口金を45度に傾けて下に押しつけないよう絞りましょう。

3D口金

3D口金はデコレーションの技術がなくても絞るだけで立体的な形にできるので、不器用な人におすすめです。お花の形など、色んな形があるので好みのデザインを探すとよいでしょう。

直線に絞るだけで凝ったデコレーションができますが、絞り袋を2つセットしてクリームの色を変えると花びらと芯の色を変えられます。よりリアルなデコレーションができますよ。

モンブラン口金

モンブランをよく作るという人におすすめです。小さな穴が数個空いているので、モンブランのペーストを一度にたくさん出せます。

細い丸口金があれば代用できますが、1本ずつ絞らないといけないので、モンブラン口金を使うと効率よく作れますよ。

サイズは一般的に小・中・大があります。小さめタルトサイズなら小、一般的なケーキサイズなら中、ホールサイズのタルトを作るなら大サイズにしましょう。

上級者向けですが、動物の毛や人の髪の毛を再現するのにも使えますよ。

サントノーレ口金

上品で凝ったデコレーションをしたいなら、サントノーレ口金がおすすめです。『サントノーレ』とはフランスのお菓子のことで、サントノーレを作る時に使われた口金なのでそう呼ばれています。

サントノーレ口金の先端はしずくのような形になっていて、高さやボリューム感が出せるのでエレガントな雰囲気に作れます。タルトやロールケーキのデコレーションに向いていて、どの角度から見てもきれいな形になるのがメリットです。

絞る時のコツは、袋を垂直のまま使用するときれいにクリームが出せます。

絞り袋の使い方

生クリームの入った絞り袋の写真

絞り袋の正しい使い方やクリームの入れ方を間違えると、クリームの風味が落ちたり絞り袋が破れたりすることもあります。

【使い方】

  1. 絞り袋に口金を入れる。
  2. 口金の先が3ぶんの1くらい出るように絞り袋の先端をカットする。
  3. 口金を絞り袋にセットする。
  4. 口金の上の袋をねじる。
  5. ねじった所を口金の中に押し込む。
  6. 高さのある容器に絞り袋を入れて被せるように容器の中で広げる。
  7. クリーム・生地を詰め込む。
  8. 絞り袋の開口部をねじって持つ、押し込んだ部分を引き出すように口金を引っぱって完成。

絞り袋のとじ目がある場合は、口金の上側にとじ目が来るように向きを変えましょう。口金の下側にとじ目があると、クリームととじ目が接触してデコレーションが台無しになってしまいます。

絞り方のコツ

ケーキに生クリームをデコレーションする写真

クリームをうまく絞るには、泡立て方も大事。角が立つくらいの固さに泡立てないと、絞りにくくなるので注意が必要です。

泡立てが足りないとクリームが柔らかすぎて形になりにくく、泡立てすぎるとボソボソしてしまい見栄えが悪くなります。ボソボソになると元に戻せないので、少しずつ様子を見ながら泡立てましょう。

絞る時は、絞り袋に触れすぎないよう気を付けてください。体温でクリームが温かくなり、柔らかくなると使いにくくなります。

絞り袋にクリームを入れすぎても、温まってしまい失敗しやすくなるでしょう。慣れていない人は絞り袋の半分くらいまでにしておいたほうが無難です。

たくさんクリームを使う時は、泡立てたクリームに氷水を入れたボウルを当てて冷やしておき、使う直前に少しずつ絞り袋に移すのがおすすめですよ。

購入できる絞り袋の素材

クッキー生地を絞り袋で絞る写真

絞り袋を毎回作るのは大変だという人や、使い捨てはもったいないと考える人は、市販のものを購入するのがおすすめです。

布製

布製は丈夫なので硬い生地を絞るという人におすすめ。布製といっても内側は防水加工が施されており、漏れることはないので安心して使えます。

最初は固く感じるかもしれませんが、使うほど布がなじんで使いやすくなるのが特徴。洗って何回でも使えますが、生乾きになると雑菌が発生する原因になるので注意が必要です。

煮沸消毒する場合は、絞り袋の耐熱温度を確認しておきましょう。高い温度で煮沸すると傷みの原因になります。

シリコン製

お手入れが楽なものがよいならシリコン製がおすすめ。シリコンなら耐久性が高く繰り返し使えるので経済的です。

匂いが残らず、水切れもよいので、洗った後拭くだけで衛生的に保てます。食洗機対応のものならお手入れも楽に済みますよ。

油汚れや臭いが気になる場合は、酸素系の漂白剤でお手入れするとよいでしょう。

ビニール製

使用頻度が低いという人や、お手入れは面倒だという人は、ビニール製がおすすめです。使い捨てのものを買えば、お手入れが不要で時短にもなります。

『ダイソー』や『セリア』などの100円ショップにも売っているので、費用も安く済み手軽に使えます。強度が低いものはクッキーなどの硬い生地には向かないので、買う時に確認しましょう。

大きさも数種類ありますが、慣れていない人は小さめのサイズを選ぶほうが無難です。袋が大きすぎるとクリームが温まったり、クリームを袋に入れにくかったりします。

絞り袋は家にあるもので簡単に代用できる

モンブランの写真

絞り袋は家に常備している日用品で簡単に作れます。代用品でも正しく作れば、問題なく使えますよ。作るのが面倒だという人やうまく作れないという人は、使い捨てタイプを購入するのもよいでしょう。

デコレーションにこだわりたいという人は、口金だけ購入して代用品と組み合わせて使えば、ケーキを見栄えよく仕上げることもできます。

お菓子作りの頻度が高い人や、クッキーなどの生地に絞り袋を使用したい人は、再利用できる絞り袋を購入するのがおすすめです。

ぜひ絞り袋の代用品を活用して、おいしいお菓子を作ってみてください。


[文・構成/grape編集部]

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