中濃ソースの代用品になる調味料は?使い方や2つの注意点も解説
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「揚げ物に中濃ソースをかけたいのに、自宅になくて困っている」「中濃ソースの代わりに使える調味料が知りたい」という悩みを抱えている人がいるのではないでしょうか。
中濃ソースは、野菜や果実を濃縮したものに、砂糖や香辛料を加えた調味料です。
適度なとろみと甘さが特徴で、揚げ物にかけたり、料理の隠し味に使ったりと、幅広い用途で利用されます。使用頻度が高いと、必要な時に切らしてしまっていることも。
そこで本記事では、中濃ソースの代用方法について解説します。代用品を使う時の注意点や、具体的な活用例も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
中濃ソースの代用調味料9選
中濃ソースは、ほかの調味料で代用できます。中濃ソースは野菜や果物をペースト状にし、塩や砂糖で味を調整したもの。
代用する際は、野菜や果実の風味と甘さある食品を使うのがおすすめです。代用する調味料によって適した使用方法が異なるため、ポイントを理解しておきましょう。
ウスターソース
ウスターソースで中濃ソースの代用ができます。ウスターソースは、中濃ソースと材料が似ているため、味を再現しやすいです。味が似ているため、料理の隠し味に使う場合はそのまま利用できます。
一方でテクスチャーは異なり、中濃ソースと比べて甘味が少なくサラサラしているのが特徴です。
中濃ソースよりもとろみが弱いため、揚げ物にかけて使う際は要注意。ソースが衣に染みて、揚げ物の食感を損ねる可能性があります。
とろみをつけたい時は、とんかつソースやハチミツを混ぜてみましょう。中濃ソースのとろみと甘味をより再現できます。
とんかつソース
とんかつソースは中濃ソースの代わりに使えます。とんかつソースも中濃ソースとほぼ同じ材料から作られているため、味を再現しやすいです。
中濃ソースと比較して、粘度が高く甘味が強いのが特徴。揚げ物にかける時は、そのまま中濃ソースの代わりに使えます。
中濃ソースよりも酸味が薄くトロトロとしているので、レモン汁や酢を少量加えると、味や粘度を再現可能です。
中濃ソースと同じ用途で使えるので、代用する際にもっともおすすめの調味料といえます。
お好みソース・お好み焼きソース
お好みソースは、中濃ソースと味が似ているため代用可能。お好みソースは、野菜や果物を濃縮したものに加えて、以下の原料が含まれている場合が多いようです。
料理の隠し味に使う際は、うま味を活かせる和食に使うのがおすすめです。昆布やシイタケなどのうま味成分が、ほかの材料とうまく調和し、違和感のない味に仕上げられます。
また、お好みソースは中濃ソースよりも、とろみと甘味が強いのが特徴。そのままでも代用できますが、甘味が気になる際は、レモン汁や酢などを加えて味を調整しましょう。
たこ焼きソース
たこ焼きソースでも、中濃ソースに近い味を再現できます。たこ焼きソースの原材料は、野菜や果実ピューレのほか、かつおだしや醤油など。
中濃ソースよりも甘味が強く、だしの風味が感じられるのが特徴です。
とんかつソースやお好みソースと同様に、そのまま揚げ物などにかけても違和感はありません。甘味が気になる時は、酢やコショウを少し加えて、味を調整しましょう。
たこ焼きソースは、だしの風味が強く、料理の隠し味に使うと和風の味付けになってしまうので要注意。
デミグラスソースなど、洋食の隠し味に中濃ソースを使いたい時は、別の調味料で代用しましょう。
焼きそばソース
焼きそばソースも中濃ソースの代わりに使えます。中濃ソースとの違いは、甘味が強く、オイスターエキスなどのうまみ成分が入っていること。
とんかつソースやお好みソースと同様に、レモン汁や酢を混ぜて使うと粘度や風味を再現可能です。
甘味が強いので、料理の隠し味として使う場合はほかの調味料を調整しましょう。砂糖やみりんの量を減らして、味を調整するのがおすすめです。
バーベキューソース
バーベキューソースは中濃ソースの代わりに使えます。バーベキューソースの原材料は、中濃ソースと似ているため、味を再現可能です。
中濃ソースよりもトマトやニンニクの風味が強いのが特徴。揚げ物などにかけて使う際は、ウスターソースや醤油を混ぜると、中濃ソースの味により近付きます。
隠し味に使う際は、香味野菜の量を調整して味を整えましょう。また、バーベキューソースは、商品によって風味が異なるため要注意です。
ニンニクが強いもの、タマネギが強いものなど商品によって違うため、可能であれば味見をしながら調味しましょう。
焼肉のたれ
焼肉のたれは料理の隠し味として、中濃ソースの代わりに使えます。野菜や果物を原料にして作られており、中濃ソースの風味を再現可能です。
中濃ソースよりも醤油の風味が強いため、ケチャップを足すとさらに似たような味になります。
ゴマやコチュジャンが入っている商品が多いので、中華料理を作る際の隠し味におすすめ。
甘口や辛口など、種類によって味が異なる点は要注意です。中濃ソースの代わりにするなら、甘口の商品を使いましょう。
ケチャップ
ケチャップは、中濃ソースを料理の隠し味に使いたい際に代用できます。ケチャップにはトマトや糖類が含まれており、野菜や果物が原料の中濃ソースに味が近いためです。
加熱して酸味を飛ばし、ハチミツなどで甘みを加えると、中濃ソースの風味を再現できます。
トマトの風味が強く、そのまま使うと料理の味わいを損ねる可能性があるので要注意。加熱調理する洋食などの料理に使うのがおすすめです。
オイスターソース
オイスターソースは、ひと工夫加えると中濃ソースの代わりに使えます。オイスターソースの主な原料は牡蠣エキスで、海鮮の風味が特徴的な調味料です。
色や見た目は中濃ソースに似ていますが、味が異なります。代用する際は、酢や醤油などを加えて味を調整しましょう。
オイスターソースは海鮮の風味が強く、そのままかけて使うと別の味になってしまうため要注意。魚介を使った料理の隠し味など、海鮮の風味が気にならない時に使うのがおすすめです。
調味料を組み合わせて中濃ソースを代用する方法5選
ウスターソースやとんかつソースなど、2種類以上の調味料を混ぜ合わせると、さらに中濃ソースの味を再現可能です。
代用する調味料の組み合わせや比率について理解し、より中濃ソースに近い味を楽しめるようにしてください。
ウスターソース+濃厚ソース
ウスターソースと濃厚ソースを混ぜ合わせると、中濃ソースの味や舌触りを再現可能です。濃厚ソースは、とんかつソースやお好みソースのこと。
中濃ソースの粘度と甘味は、2種類のソースのほぼ中間なので、混ぜるとほぼ同じ味になります。それぞれの分量は以下のとおり。
濃厚ソースは、海鮮やだしの風味が入っていない、とんかつソースを使うのがおすすめです。ほとんど同じ味になるため、中濃ソースが必要な場面でもっともおすすめの方法といえます。
濃厚ソース+ケチャップ+酢
とんかつソースやお好みソースなどの濃厚ソースとケチャップを組み合わせると、中濃ソースの味を再現できます。それぞれの分量は以下のとおりです。
とんかつソースにケチャップの甘味と酢の酸味が加わることで、中濃ソースのような味わいに。酢の水分で、粘度も中濃ソースに近付けられます。
味やとろみを再現できるため、そのまま揚げ物にかけても使えるのが特徴です。
ウスターソース+ケチャップ+砂糖
ウスターソースとケチャップを混ぜ、砂糖で甘味付けをすると、中濃ソースの味を再現可能です。
ウスターソースとケチャップだけでは、酸味が強くなりすぎてしまうため、砂糖を加えて緩和します。それぞれの分量は以下のとおり。
砂糖がない場合は、ハチミツでも代用可能です。加熱しながら混ぜると砂糖が混ざりやすく、酸味も飛ばせます。ケチャップの酸味が気になる人は、試してみてください。
オイスターソース+ケチャップ+醤油
とんかつソースとウスターソースがどちらもない時に使える方法です。
オイスターソースにケチャップの酸味と野菜のうま味を加えることで、中濃ソースの味を再現できます。それぞれの分量は以下のとおり。
オイスターソース独特の風味が残ってしまうため、用途は選ばなければいけません。海鮮の風味が強いので、料理の隠し味にだけ使うのがおすすめです。
そのまま使いたい時は、加熱しながら混ぜ合わせて、できるだけオイスターソースの風味を飛ばすようにしましょう。
醤油+ハチミツ+ケチャップ
ケチャップに2つの調味料を混ぜるだけで、中濃ソースの味を再現する方法です。
ケチャップの酸味をハチミツで緩和し、醤油でとろみを調整すると、中濃ソースのような味わいや粘度に。それぞれの分量は以下のとおりです。
醤油を入れているため、和風寄りの味になる点は要注意。魚のフライや炒め物など、醤油の風味が加わっても問題がない料理に使いましょう。
中濃ソースを代用する際の2つの注意点
中濃ソースはほかの調味料で代用できますが、適した用途が異なるため注意が必要です。
代用品の中には、揚げ物などに直接かけて使えるものもあれば、隠し味に使う程度にしなければいけないものもあります。
それぞれ適した用途を理解して、中濃ソースを代用する際に困らないようにしてください。
味見をしながら量を調整する
中濃ソースの代用品を料理に使う際は、味見をしながら量を調整しましょう。代用品の中には、中濃ソースよりも甘味や酸味の強い調味料があります。
特徴のある調味料を中濃ソースと同じ分量で入れてしまうと、料理の仕上がりに影響することも。砂糖やハチミツを追加で加えるなど、ほかの調味料で味の調整が必要です。
特にオイスターソースは、入れすぎると海鮮の風味が強すぎてしまうため要注意。作りたい料理や用途によって、代用する調味料を選ぶようにしましょう。
料理に合わせて食品を選択する
中濃ソースを代用する際は、用途によって調味料を変える必要があります。特に考慮しなければいけない点は、味と粘度です。
揚げ物などに直接かけて使用する場合は、中濃ソースの味に近いものを選びましょう。また、代用調味料の水分量にも注意が必要です。
粘度が低くてサラサラしていると、衣が水分を含み、中濃ソースをかけた時と異なる食感になってしまいます。
料理の隠し味に使う際は、洋食や和食など種類に合わせて調味料を選択しましょう。
基本的には、中濃ソースに風味が似ているウスターソースやとんかつソースを使うと失敗しにくいです。ほかの調味料を使う際は、レシピに含まれている材料を見て判断しましょう。
中濃ソースがない時はほかの調味料で代用してみよう
中濃ソースはほかの調味料でも代用できます。代わりに使う調味料は、ウスターソースやとんかつソースがおすすめです。ソース同士を混ぜ合わせて使うと、より中濃ソースに近い味を再現できます。
中濃ソースとほかのソースとの違いは味や粘度。中濃ソースの用途によって、適した調味料が異なるため要注意です。代用時の注意点と具体的な活用例を知って、中濃ソースがなくても料理ができるようにしましょう。
[文・構成/grape編集部]