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カレーの隠し味おすすめ食材10選を紹介! 入れる際の注意点も

By - COLLY  公開:  更新:

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※写真はイメージ

子供から大人まで多くの人から愛されるカレー。家庭やお店、給食でもおなじみの人気メニューです。

野菜やきのこ、肉、シーフードなど、さまざまな食材で仕上げますが、隠し味を入れればコクやうまみがプラスされ、いつものカレーがよりおいしくなります。

とはいっても、自己流で隠し味を入れてイマイチな仕上がりになってしまうのはもったいないですよね。そこで、カレーの隠し味におすすめな食材や、入れる際の注意点についてご紹介します。ぜひカレー作りの参考にしてみてください。

隠し味を入れる際の注意点を紹介!

手作りカレー

※写真はイメージ

隠し味とは、料理の味を引き立てるために少量の調味料や食材を加えることです。市販のカレールーだけでも十分おいしいですが、より味わい深く、自分の好みに合った味付けにしたい時には隠し味を加えるのがおすすめです。

隠し味を入れてみたものの、味のバランスが崩れてしまったり、期待外れの味になってしまったり、なんてこともあるのではないでしょうか。隠し味を入れる際には注意するポイントが3つあります。

入れすぎには注意

カレーに隠し味を入れる時の1つ目のポイントは『入れすぎないこと』です。入れすぎると加えた素材の味が主張してしまい、カレー全体の味のバランスが崩れてしまいます。まずは少量から加えてみましょう。味見をしながら少しずつ足していくとおいしく仕上がります。

特に塩分のある調味料などを隠し味として加える場合は、味が濃くならないように注意が必要です。カレールーにも塩分が含まれているので、カレールーをいつもより少なめにしておくと、隠し味を加えた時に味の濃さを調整しやすくなりますよ。

組み合わせすぎないように注意

2つ目のポイントは『組み合わせすぎないこと』です。料理は複数の食材を組み合わせるとコクやうまみが増します。カレーも同じで、甘みやコク、まろやかさ、深みのあるものを組み合わせると奥深い味わいになります。

しかし、組み合わせすぎると味のバランスが崩れてしまい、本末転倒になってしまうことも。ポイントは甘みやコクなどそれぞれ食材が持つ隠し味を少しずつ加えることです。味の偏りがなくなり、バランスのよいカレーに仕上がりますよ。

また、洋風のカレーには乳製品や赤ワイン、和風のカレーには醤油や味噌など、具材と相性のよいものを隠し味に選ぶとおいしく仕上がります。

入れるタイミングに注意

そして3つ目のポイントは『隠し味を入れるタイミング』です。隠し味として使う食材によって、おいしく仕上がるタイミングが異なることはご存知でしたか。

タイミングを間違えると、名脇役として活躍するはずの隠し味が主役となってしまい、カレーの風味が隠し味に負けてしまいます。

隠し味を入れるタイミングとして多いのは『具材を煮込む時』と『カレールーを溶かす時』です。食材に合ったタイミングで加えて、隠し味の持ち味を存分に発揮させましょう。

カレーの隠し味におすすめな食材10選!

いろいろなスパイス 香辛料

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ここからは、カレーのおいしさがグッと引き立つ隠し味におすすめな食材を10種類ご紹介します。身近な食材で簡単に取り入れやすいものをピックアップしました。それぞれの隠し味の特色や加え方のコツもまとめているので、ぜひ使う時の参考にしてみてくださいね。

ハチミツ

まろやかな甘さでコクのあるハチミツは、カレーの隠し味の定番です。ハチミツの自然な甘みとうまみがカレーのスパイスを引き立ててくれます。

どのようなタイプのカレーともうまく調和するので初心者におすすめ。スパイシーなカレーに少量加えると、辛さと甘みのバランスのとれた絶妙な味わいを感じられるでしょう。

ただ、入れるタイミングには注意が必要です。ハチミツにはカレールーのとろみをサラサラに分解してしまう作用があります。水を加えて具材を煮込むタイミングで一緒に加え、しっかり煮込むのがコツです。

また、1歳未満の乳児がハチミツを食べると『乳児ボツリヌス症』にかかることがあります。1歳未満の乳児には与えないようにしましょう。

ヨーグルト

ヨーグルトを隠し味に加えるとまろやかな酸味がプラスされ、さっぱりとした味わいに仕上がります。辛さも和らぎマイルドな口当たりになるので、辛いものが苦手な人でも食べやすくなりますよ。

ヨーグルトを入れるタイミングは、2パターンあります。1つ目は肉をヨーグルトに浸け込み、そのまま一緒に炒めるパターン。ヨーグルトには肉と一緒に漬け込むと、肉をやわらかくする効果もあります。

2つ目は、具材を煮込むタイミングで一緒に加えるパターンです。どちらのタイミングで加えるかは調理のしやすさなど、お好きなほうを選んでください。

カレールーを溶かした後に入れてもおいしく仕上がりますが、ヨーグルトがうまく溶け込まず、白い粒が残ってしまうことがあるので、先にご紹介したタイミングがおすすめです。

コーヒー

大人な味わいに仕上げたい時はコーヒーを隠し味に加えるのがおすすめです。カレーの辛さにコーヒーの香ばしい苦みが合わさり、奥深い大人の味になります。

コーヒーはインスタントのタイプを使い、カレールーを溶かした後に仕上げに加えます。カレー鍋1つに対し、小さじ2分の1〜1杯が目安です。

入れすぎるとカレーの味より苦みが強くなってしまうので、味を見ながら少しずつ足していきましょう。奥行きのある味わいが楽しめますよ。

チョコレート

甘みと苦みどちらも兼ね備えているチョコレート。カカオの香りと苦み、コクのある甘さがカレーとの相性抜群です。

ビターチョコレートを使うとほのかな苦みで深みのある味わいに、ミルクチョコレートを使うとまろやかな甘さでマイルドな味わいになりますよ。

チョコレートを入れるタイミングは、カレールーを溶かす時です。いったん火を止めて一緒に加えましょう。入れる量は1粒程度にし、味を見ながら調整してください。粗く刻んだり、電子レンジで少し溶かしたりすると混ざりやすくなります。

りんご

カレーにすりおろしたりんごを入れるのも隠し味の定番です。カレールーにすでに入っていることもありますよね。カレーの本場インドでは野菜やフルーツをペースト状にした『チャツネ』がよく使われています。

りんごの甘さと酸味を加えることで辛さが抑えられ、子供でも食べやすい優しいカレーに仕上がりますよ。

また、りんごにも肉をやわらかくする効果があります。肉と小さく角切りにしたりんごをじっくり炒めると肉がやわらかくなり、いつものカレーが簡単にレベルアップ。作り立てでもひと晩寝かせたような奥深い味わいのカレーになりますよ。

すりおろしたりんごはカレールーを溶かした後に加えると、さわやかな風味のフルーティーな味わいが楽しめます。

ケチャップ

ケチャップのは、トマトの甘みとほどよい酸味がカレーによく合う隠し味です。

ケチャップにはトマトのほかにも玉ねぎやにんにく、しょうがなどの野菜も入っていることが多く、うまみがギュッと濃縮された調味料でもあります。甘み、酸味、うまみが手軽にプラスでき、さわやかでマイルドな味わいのカレーになります。

ケチャップの特徴は入れるタイミングによって、仕上がりの味が変わること。具材と一緒にじっくり煮込むと、酸味が抑えられ甘みとうまみが引き立ちます。カレールーを溶かした後に加えると酸味の効いたさっぱりとした味わいになりますよ。

ジャム

ジャムもチャツネのようなフルーティーで濃厚なおいしさが味わえます。ジャムの種類によって甘みや酸味の度合いが違うので、お好みに合わせて選びましょう。

おすすめはマーマレードジャム。柑橘のさわやかな風味とほどよい甘さが奥深い味わいのカレーに仕上げてくれます。

赤ワイン

ビーフシチューなどの煮込み料理にも隠し味としてよく使われる赤ワインは、肉がたっぷりのカレーと好相性。フルーティーな酸味と渋みがプラスされ、高級感のある奥深い味わいに仕上がります。

肉と野菜をよく炒め、水を加える前に赤ワインを入れて煮立たせ、しっかりとアルコール分を飛ばしましょう。入れすぎると酸味が強くなるので気をつけてください。

オイスターソース

牡蠣のうまみエキスが凝縮されたオイスターソースを入れることで、コクのある味わいに仕上がります。特にシーフードカレーと相性抜群。

うまみや甘み、コクなど料理をおいしくする要素をバランスよく持ち合わせていて、まるでひと晩寝かせたような深みのあるカレーが味わえます。

入れるタイミングは具材を煮込む時でも、カレールーを溶かした後の最後の仕上げでも、お好みのタイミングで大丈夫です。塩分のある調味料なので、少しずつ味を見ながら加えてくださいね。

ナンプラー

エスニック料理に欠かせないナンプラーはタイの代表的な調味料で、カタクチイワシなどの魚介類を発酵させた魚醤です。

タイカレーなどエスニックカレーの隠し味によく使われます。醤油のような塩気や風味に、発酵した魚介類の独特なうまみや風味が加わり、ひと味違ったカレーに仕上がります。

シーフードミックスやサバ缶などの魚介類を使ったカレーによく合い、カレールーを溶かした後に少量加えましょう。

レモンやパクチー、ココナッツミルクなどの食材も加えると本格的なエスニックカレーが味わえますよ。カレーのレパートリーを増やしたい時にもおすすめです。

カレーの隠し味にチャレンジ!

いかがでしたか。今回はカレーに隠し味を入れる際の注意点や隠し味におすすめな食材をご紹介しました。特別な食材を用意しなくても、家庭にある食材を隠し味として使うことで、いつものカレーをさらにおいしく味わえます。

ご紹介した隠し味は1種類だけでも十分おいしく仕上がりますが、いくつか組み合わせることで複雑でより深い味わいに仕上げられます。

カレーのおいしさをグッと引き立たせてくれる隠し味。いつものカレーにプラスしてワンランク上のカレーを手軽に楽しんでみてください。


[文・構成/grape編集部]

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