『すまし汁』で和の味わいを堪能!基本レシピやおすすめレシピを紹介
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『すまし汁』は透明で和風な汁物のイメージがあり、同じ和食のお吸い物との違いが分からない人も少なくないでしょう。
本記事ではすまし汁の定義や基本の作り方、おすすめのレシピについても紹介していきます。ぜひ参考にしてくださいね。
すまし汁とは?
※写真はイメージ
『すまし汁』は漢字で『清汁』、もしくは『澄まし汁』と書きます。かつお節、昆布などで一番出汁を取った後、醤油、塩などでシンプルに味付けをした和風の汁物です。懐石料理でもよく出されますね。
名前の通り、透明感があって濁りがない、味は薄めで中身の具材が見える汁物とイメージすると分かりやすいでしょう。中に入れる具材については特に決まりがありません。
すまし汁とお吸い物の違い
すまし汁とお吸い物は似ていると考える人も多いでしょう。お吸い物は、和風料理の椀物の一種で、『椀種』『つま』『吸口』の3種類が入った料理。もともとは、お酒のおつまみとして出されていた、懐石料理でもおなじみの存在です。
お祝いの席で出される場合もあり、ひな祭りの『はまぐりのお吸い物』はよく知られています。
お吸い物の具材の例は以下の通りです。
椀種(わんだね):肉や魚類など。メインの食材。
つま:野菜、きのこ、海藻など。メインの引き立て役となる食材。
吸口(すいくち):三つ葉やゆずなど。香りを付ける食材。
お吸い物には、四季に合わせた旬の食材を使う場合が多いようです。家庭でお吸い物を作る時は、1年を通じて入手しやすい豆腐やかまぼこ、三つ葉、麩などを使うのもおすすめですよ。
すまし汁とお吸い物は『汁が主役か、具材がメインとなるかによって違いが出る』と覚えておくとよいですね。すまし汁は具材に決まりがなく、汁物がメインの料理で、お吸い物は具材がメインの料理になります。
すまし汁の基本レシピを紹介
※写真はイメージ
すまし汁を作るのに、自己流で作っている人もいるかもしれません。めんつゆなどを使って、手軽に作るのもよいでしょう。
基本の作り方を覚えておくと、応用ができておいしく仕上げられますよ。だし汁に調味料を合わせた、優しい味わいのすまし汁のレシピを紹介します。
すまし汁
ヤマキのウェブサイトでは、かつおの削り節で取っただし汁にみりんや醤油、塩などを合わせて甘みを感じられる味付けにしたすまし汁が紹介されています。
甘みがあると、ほっとする味わいになりますね。具材に麩を使うと、時間がない場合にもそのまま汁に入れられ、手早くできるでしょう。
すまし汁のおすすめレシピを紹介
※写真はイメージ
基本のすまし汁の作り方を確認したら、ほかの具材を使ってアレンジしたすまし汁を作ってみましょう。夕飯にほっとひと息付きたい時、汁物を口にしたい時など、日頃の食卓にすまし汁を取り入れてみてくださいね。
『豆腐のすまし汁』
タカノフーズのウェブサイトでは、豆腐に溶き卵を合わせたすまし汁のレシピが紹介されています。豆腐の淡白な味と少し塩気を感じる味がよく合うでしょう。
片栗粉でとろみを付けると、卵がふんわりとしたかき玉汁ができます。食材を細かくカットしなくてもできるため、あまり包丁を使い慣れていない人にもおすすめです。
『せん切り野菜のすまし汁』
味の素のウェブサイトでは、具材たっぷりの『せん切り野菜のすまし汁』のレシピが紹介されています。インスタントの出汁が使われ、時短料理にもなり、急いでご飯の支度をする時にも便利でしょう。
切り干しダイコンを戻して使っているため、ざく切りにするだけで汁物に入れられますね。きのこ類や、冷蔵庫などで余っている野菜をせん切りにして加えても、具だくさんでおいしいすまし汁ができます。
『まいたけすまし汁』
一正のウェブサイトでは、まいたけを使った『まいたけすまし汁』のレシピが紹介されています。まいたけは、腸内環境を整えるといわれる食物繊維や、ベータグルカンが豊富に含まれた食材。
きのこ類は石づきを取ると簡単にばらばらになるため、包丁使いが得意でない人もすぐに切り分けられるでしょう。コクが出て、滋味あふれるすまし汁に仕上げられますよ。
すまし汁の優しい風味でほっとひと息
すまし汁は、ほのかな塩気や甘みが感じられる優しい味わいの汁物です。透明な汁がメインのため具材の自由度は高く、野菜や豆腐、卵など好みの食材を入れられます。
かつお節や昆布で出汁を取る時間がなければ、インスタントの出汁やめんつゆなどを使用するのもよいでしょう。ほっとひと息付きたい時に、献立の1つとして活用してみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]