ジャンプ式折り畳み傘、思わぬ危険性を国民生活センターが解説
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「今は晴れだけど、これから雨が降るかも」という時の外出時に便利なのが折り畳み傘です。
手もとのボタン1つでパッと開けるジャンプ式は、特に使いやすいアイテムといえるでしょう。
子供でも簡単に扱える印象がありますが、収納時にケガをするケースも多いようです。
国民生活センター(@kokusen_ncac)の公式X投稿より、ジャンプ式折り畳み傘の正しい使用方法やリスクについて解説します。参考にしてみてください。
ジャンプ式折り畳み傘のリスクとは
国民生活センターの公式Xでは、ジャンプ式折り畳み傘の使用中に顔などにケガをするケースが多く報告されていると伝えています。これは、収納時の操作を誤ったために発生する事故です。
ボタン1つで勢いよく飛び出すジャンプ式の折り畳み傘。中棒の部分を収めるためには、それなりの力が必要になります。途中で手が滑った場合、手もと部分が勢いよく飛び出すでしょう。顔や身体に当たれば、重篤なケガをする恐れがあるのです。
国民生活センター公式X投稿では、手もと部分が飛び出した時の衝撃力は非常に大きいと伝えています。投稿中の動画で紹介しているのは、厚さ4㎜のガラス板に、飛び出した手もと部分を当てる実験の様子です。一瞬でガラスが粉々になるのが分かります。
あごや目に深刻なダメージを与えないよう、十分に注意してください。
事故を防ぐための2つのポイント
ジャンプ式折り畳み傘での事故を防ぐためには、2つのポイントを意識しましょう。
まずは、中棒の部分を収める際の手順についてです。ケガをしないためには、顔や身体から離して作業しましょう。この時、傘が地面と水平になるようにして、両手でしっかりと収めてください。
地面に対して垂直方向で力を加えると、手が外れて手もと部分が飛び出した時、非常に危険です。勢いよく、あごや顔に当たる可能性が高くなってしまうでしょう。
もう1点おすすめなのが、飛び出し防止機能を備えた折り畳み傘に買い替えるという方法です。防止機能が付いていれば、例え収納中に手が離れてしまったとしても、手もと部分が勢いよく飛び出す恐れはありません。
その場で中棒がストップするので、力がない子供や女性、高齢者にもおすすめの仕様です。少しずつ落ち着いて作業できます。
ジャンプ式折り畳み傘は、折り畳み傘のデメリットである『開閉しづらさ』を解消した画期的なアイテムです。しかしながら、収納時には思わぬ危険も指摘されています。ケガの可能性を頭に入れたうえで、より安全に使用するための方法を検討してみてください。
子供に折り畳み傘を持たせる場合には、その使い方や注意点について、一緒に操作しながら確認するのもおすすめです。
[文・構成/grape編集部]