【水信玄餅】瑞々しくて儚い幻の水菓子 口の中で溶けて消える食感を楽しみたい

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:Twitter@mgnxx

水信玄餅をご存じですか?

山梨県北杜市白州町にある明治35年創業の老舗和菓子店「金精軒」が作る水菓子で、毎年6~9月に期間限定で販売されています。

見るからにプルンッとしていて食感が良さそうですが、一般的な認知度が高いとは言えません。そこには金精軒の水信玄餅に対するこだわりがあります。

水信玄餅は運搬やお日保ちといった
一般的に考慮されるべき販売条件を一切無視して作られております。

形が崩れてしまう為、車での運搬ができず
常温に晒すと水が染み出し続け、30分程で寒天がしぼんでしまいます。

そのときご来店いただいたお客様にのみお出ししているお菓子なため、
お持ち帰りやご予約ができない商品になります。

金精軒 ーより引用

金精軒のWebページにもあるように、店舗に行き、その場で食べることでしか、この水信玄餅を楽しむことはできません。

ネット販売などが一般化している現代では、このような和菓子はとても貴重で、だからこそ幻の逸品などと呼ばれることもあるのです。

水信玄餅ってどんなモノ?

水信玄餅をご存じない方でも、きっと通常の信玄餅であれば、一度は口にしたり、見たことがあるかもしれません。

水信玄餅も蜜と黄な粉で食べますが、通常の信玄餅の餅に当たる部分に特徴があります。

金精軒本店は、名水の里で名高い山梨県北杜市白州町にございます。
ここ白州町は日本一飲まれている国産のミネラルウォーターである
「南アルプス天然水」の採水地にもなっており、お水の綺麗さ美味しさは指折りです。
このお水を寒天で固めた水菓子が水信玄餅です。

金精軒 ーより引用

キレイな水を使っているからこそ、口の中で溶けてしまうような繊細な食感が生まれるんですね!

スイーツ好きの方や山梨出身の方の間では、もう毎年の定番として浸透しているようです。

海外でも人気のスイーツに!

また、この水信玄餅は、レインドロップ・ケーキ(雨粒ケーキ)という名称で、アメリカにも進出しています。

@raindropcakeが投稿した写真

ニューヨークにある「スモーガースバーグ・フードマーケット」でダレン・ウォン氏が販売を開始すると、アメリカのメディアが飛びつき、たちまち話題になりました。

アメリカのTV番組でも頻繁に紹介されているようですね。

ただし、このレインドロップケーキは、本家の金精軒とは無関係とのこと。あくまでも水信玄餅をオマージュしたスイーツということなのでしょう。

同様に、水信玄餅から着想を得たと思われるスイーツは、韓国でも展開されています。

정희さん(@hope_o_)が投稿した写真

ここまで行くと、とても水信玄餅とは言えないシロモノではありますが…

本家は6月から発売開始

本家「金精軒」では2016年も水信玄餅を販売する予定とのこと。

6月4日(土)から土日のみの限定販売で、台ヶ原金精軒 台ヶ原店と台ヶ原金精軒 韮崎店の2店舗でのみ楽しむことができます。祝日の販売はなく、9月下旬頃までの販売予定ですが、数に限りがあり、午前中で完売してしまうことも多いとか。

GWに味わえないのは残念ですが、6月以降に山梨方面へのお出掛けを考えている方は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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出典
金精軒@mgnxx@EK9KMSCraindropcakeTODAYhope_o_revolve_silver

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