野菜炒めは弱火が正解だった シャキシャキに仕上げる3つのポイント
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初心者にうってつけの料理『野菜炒め』。短時間・簡単・おいしいの三拍子が揃った、忙しい主婦の強い味方でもあります。
しかし、簡単な料理ほど実は奥深いもの。「炒め物は強火で一気にやると、旨みが閉じ込められる」という料理の常識通りに作り、野菜がべちゃっとしてしまった経験ありませんか?
それもそのはず、実は野菜炒めは「弱火」で作ることが良いと、見直されてきているのです。
なぜ「弱火」が良いのか
野菜の細胞壁を覆っているペクチンは、70~75℃で分解されます。強火だと細胞壁が一気に破壊されて水分が流出し、水っぽい野菜炒めになってしまいます。
弱火で加熱するとペクチンが温存されるため、歯ごたえやみずみずしさが残り、結果おいしい野菜炒めが出来上がります。
「強火で一気に仕上げる」方法が失敗しやすいのは、家庭のコンロの火力がプロ用に比べて弱いことも一因です。火力が足りないまま強火にすると、フライパンの温度が中途半端に上がり続け、野菜から水分だけが出てしまう状態になりやすいのです。
シャキシャキした野菜炒めの作りかた
おいしい野菜炒めを作るためには、いくつかのポイントがあります。それらを踏まえながら作っていきましょう。
野菜の大きさを均一にする
火の通りが均一になり、見た目も綺麗です。
大きさがバラバラだと、小さい野菜は火が通りすぎてしんなりし、大きい野菜はまだ硬いという状態になりがちです。特にキャベツのような葉物は大きすぎず、ひと口大を目安に切りそろえると仕上がりが安定します。
肉は野菜とは別に炒める
豚肉は中火で、野菜とは別に炒めましょう。肉がおいしく焼ける温度と、野菜がおいしさを保つ温度が違うためです。
肉を先に炒めて取り出しておき、野菜が仕上がるタイミングで合わせると、それぞれが適切な火入れになります。肉を野菜と一緒に入れると、肉から出た水分が野菜に移ってべちゃつく原因にもなるため、この手順は省かないようにしましょう。
弱火で炒める
熱していないフライパンに、切った野菜を全て投入。その上からサラダ油をかけ、全体になじませます。それから弱火で8分ほど炒めます。かき混ぜる頻度は2.3分に一回です。
炒め始めは野菜がフライパンの底に広がったまま静置するイメージで、頻繁にかき混ぜすぎないのがポイントです。8分が経つ頃には、野菜の表面がうっすら透き通り、箸で押すと適度な弾力が感じられる状態になります。
逆にかき混ぜすぎると野菜が崩れ、断面から水分が出やすくなるため注意が必要です。「2〜3分に一回」というペースを守ることが、シャキシャキ食感を保つ鍵になります。
塩分は料理の最後に
塩分が加わると野菜から水分が出てしまうため、野菜がべちゃっとしてしまいます。調味料は最後に入れるようにしましょう。
醤油やソースなどを加えたあとは、手早く全体をあおって調味料をなじませ、すぐに火を止めるのが理想的です。調味料を入れてから長く加熱し続けると、せっかく保たれていた水分が一気に出てしまうことがあります。
完成した野菜炒めの食感
弱火でじっくり仕上げた野菜炒めは、噛んだときにシャキッとした歯ごたえが残り、野菜本来の甘みが感じられます。強火で作ったときのようにフライパンの底に水分がたまることもなく、盛り付けたあとも皿に汁が広がりにくいのが特徴です。
弱火での簡単な野菜炒めの調理法の動画がありますので、こちらも併せてご覧ください。
意外と奥深い、野菜炒めの作りかた。今度、野菜炒めを作るときは、ぜひこの方法で作ってみてくださいね!