意外と知らない! 『エンドウ豆』『グリーンピース』『サヤエンドウ』は何が違う?
公開: 更新:

※写真はイメージ

食パンあったら作ってみて! カップ1つで完成する絶品スープが画期的【時短レシピ】寒い日になると恋しくなる、熱々のオニオングラタンスープ。 本格的に作ろうとすると、タマネギを飴色になるまで炒め、バゲットを準備して…と少し手間がかかるイメージがありますよね。 「もっと手軽に作れたらいいのに」と思っていた...

醤油やきなこだけじゃない! 餅の意外な食べ方に、夫「明日の朝もこれで!」冬になると、スーパーマーケットで目にする機会が増える餅。 醤油をつけたり、きなこをまぶしたりと、和風の味つけで食べることが多いでしょう。 しかしいつも同じ食べ方では飽きてしまいますよね。筆者も「今年は違う食べ方がしたい…...






食用にされているマメ科植物の種子や実の総称である『エンドウ』。店ではエンドウ豆、グリーンピース、サヤエンドウなど、それぞれ別の名称で分類、販売されています。
見た目は似ていますが、これらは何が違うのでしょうか。
大阪府堺市が管轄の『JA堺市』に取材しました。『JA堺市』ではエンドウ豆の生産が盛んで、主な品種である『ウスイエンドウ』は、大阪府羽曳野市の碓井地区で栽培されていたことから命名されました。
ウスイエンドウ(※写真はイメージ)
エンドウ豆、グリーンピース、サヤエンドウの違いは?
エンドウ豆、グリーンピース、サヤエンドウの違いを聞いたところ、『JA堺市』から以下の回答がありました。
エンドウ豆、グリーンピース、サヤエンドウは品種が異なります。
エンドウ豆とグリーンピースは『実エンドウ』という種類に属しており、ずっしりと大きく育ち、豆を食べるための品種。ウスイエンドウも実エンドウの1つです。
一方、絹サヤともいわれるサヤエンドウは、サヤも食べられるように品種改良されたものです。
品種が異なるほか、それぞれ適した料理方法も異なります。
『エンドウ豆』という名称は、乾燥させて長期保存させたものに多く使われます。しかし、ウスイエンドウなどの品種では、未成熟の柔らかい実も食べられるとのこと。
グリーンピースは、実を十分に成長させてサヤが青いうちに収穫したもの。完熟前の柔らかい実を食べます。
さまざまな品種がある『エンドウ』ですが、まとめると大きく2つに分けられます。
・実エンドウに分類され、実(豆)を食べるもの。
・実とサヤの両方を食べるもの。サヤエンドウなど。
実エンドウは、豆ごはんやポタージュスープなどの料理に適しており、サヤエンドウなどの品種は、サラダや煮物、炒め物などに使われます。
サヤエンドウ(※写真はイメージ)
『エンドウ豆』『グリーンピース』『サヤエンドウ』は、そもそも品種が違うということでした。
ちなみに、『スナップエンドウ』という、これまたサヤも食べられるエンドウもあります。
それぞれ適した料理も異なるので、うまく使い分けるといいですね。
『JA堺市』のウェブサイトでは、名産である『エンドウ』のおいしい食べ方やレシピも紹介されています。興味が湧いたら、ぜひアクセスしてみてください。
[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]