香気立ちのぼる新茶の季節 アナウンサー押阪忍の『美しいことば』
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こんにちは、フリーアナウンサーの元祖!?などと言われている押阪忍です。
ご縁を頂きまして、この欄で、お喋りをさせていただくことになりました。お目に留まれば、シニアアナウンサー(花ウンサー)の『独り言』にお付き合いいただければ幸いです。
新茶の季節がやってきましたねぇ…。ボクはコーヒー、紅茶は勿論好きですが、それ以上に緑茶が大好きです。緑茶には独特の渋みがありますが、新茶には、色、香り、甘みがそれに加わります。
緑茶には、健康に役立つ成分としておなじみのカテキン(タンニン)が含まれていますよね。カテキンには殺菌作用があるといわれています。
私の知人は、「冬の間は緑茶でうがいをしている」と自慢げに話していました。
別にお茶の宣伝をしている訳ではありませんが、新茶の季節ですので、日本の代表的な飲み物の緑茶を見直してみたのです。
♪夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る あれに見えるは茶摘みじゃないか 赤ねだすきに菅(すげ)の笠…
この茶摘みの唄を知っている若い人は少なくなっているでしょうね。
歌といえば、こんなお茶の唄もありますよ。
♪色は静岡 香りは宇治よ 味は狭山で とどめさす
お茶の代表的な生産地を唄にしたものですが、他の有名な鹿児島や、宮崎、三重県の人達からは、睨まれるかもしれませんね。
これから夏にかけて、新茶の香りをゆっくり味わいたいと、お茶好きアナウンサーは思っています。
<2017年5月>
フリーアナウンサー 押阪 忍
1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。1965年には民放テレビ初のフリーアナウンサーとなる。以降テレビやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典なども行う。2016年現在、アナウンサー生活58年。
日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。