寄付をすると返礼品が貰える『うまふく』オープン!障がい者福祉施設の改善に
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日差しにさらされた室外機 ダイキンが教える日除け方法に「なるほど!」「そうなんだ」調メーカーであるダイキン工業株式会社(以下、ダイキン)に、室外機の『理想的な環境』について話を聞きました!

「意味が分かるまで2分かかった」 夏季休暇の貼り紙に『重大なミス』と思いきや?ある夏の日、街を歩いていたモチコ(@mochicco69)さんは、目にした貼り紙に違和感を覚えました。書かれていたのは、夏季休暇のお知らせ。お盆の時期になると、多くの店や施設で目にするため、決して珍しいものではないでしょう。しかし、モチコさんは貼り紙のある部分を見てツッコミを入れざるを得なかったようで…。
全国の障がい者福祉施設(以下、福祉施設)に対する、寄付金募集サイト『うまふく』がオープンしました。
『うまふく』とは、福祉施設に対する寄付と、寄付に対する返礼品で、福祉施設の商品や活動のPRと、今後の取り組みのための資金調達を目指したサービスです。
少しでも改善させるために
一般企業への就労が困難な障がい者が、生活訓練や生産活動を行う福祉施設では、多くの施設で食品や手工芸品などを製造・販売しています。
しかし、作業工賃は全国平均で1人月額1万5千円程度(平成27年 厚生労働省調べ)と低くいのが現状です。
福祉施設の利用環境を改善していくには、収益増大に向けた販売促進や認知度向上、商品開発や生産体制整備のための資金調達が必要になります。
そこで『うまふく』は、以下のような取り組みで、福祉施設への理解促進と寄付の拡大を目指しています。
1.商品や活動をPRして、福祉施設の販売促進につなげる
取り組みや寄付金の使い道をサイト上で紹介。さらに、返礼品として商品を送ることで、顧客層の拡大につなげます。
2.規格外の商品等を返礼品として使用し、製造の無駄を削減
品質には問題ないが、何らかの理由で販売できないものを返礼品として使用し、これまで廃棄されていた商品を福祉施設のPRや資金調達に役立てます。
3.返礼品と寄付金控除で、寄付ユーザーにもメリットがある仕組み
寄付ユーザーは、寄付金に応じた返礼品を選択し、実際に商品を試すことができます。また、社会福祉法人や認定NPO法人に対する寄付金は、寄付金控除の対象となり、所得税や住民税が一部控除される場合があります。
今後は、掲載施設を全国の都道府県に広げ、2017年年末までに10施設、2018年末までに50施設の掲載を目指していくそうです。
ふるさと納税のように、寄付することで所得税などが控除される場合がある『うまふく』。福祉施設の環境が少しでもよくなるように、こういった活動が広まってほしいものです。
うまふく
※寄付金控除の適用を受けるには、確定申告等の手続きが必要となります。
[文・構成/grape編集部]