『左利き差別』で嫌な思いをした子ども時代 母に「なんで矯正しなかったの」と聞くと…
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人間のほとんどが右手を利き手としていますが、およそ10%の人は左利きといわれています。
2019年現在、一部の人が左利きになる理由は判明していませんが、左脳や右脳の発達の違いや遺伝など、いろいろな説が唱えられています。
少数派(マイノリティ)ゆえ、左利きの人は生活を送る上で『右利きの人に適した社会』に苦労することも少なくありません。
また、以前は「左利きはみっともないもの」という風潮があり、利き手の矯正を余儀なくされていた人も多く存在しました。
自分の左利きが好きになれなかったころ、心を救ってくれた母の言葉
絵を描くのが趣味のイチョウヨワシ(@h_uk_ut_u777)さんも、左利きの1人。
子どものころを振り返り、左利きについてのエッセイ漫画を投稿したところ、多くの人から反響が上がりました。
絵を描かなくなったあんたを見て「大好きなもん奪ってまで矯正することか」って思ったの。
いまもその手を使って、ちゃんと絵を描いとってくれてよかったわー。
利き手の矯正をしようと思ったものの、大好きな絵を描かなくなった娘の姿を見て考え直したという母親。
「絵を描いてくれてよかった」という母親の言葉を聞き、投稿者さんは自分の利き手を好きになることができたといいます。
投稿を読んだ人からは、左利きの苦悩に対する共感の声や、お母さんの素敵な言葉へ称賛の声が寄せられました。
多様性が認められるようになり、左利きも『1つの個性』として扱われるようになった現代。「みっともないもの」という差別的な考えも、変わってきたように感じます。
生まれ持ったものを否定されるというのは、とても悲しいこと。多くの人が個性を認められ、生きやすい社会になるといいですよね。
[文・構成/grape編集部]