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アカエイは毒のトゲに要注意! 刺身や煮付けにするとおいしいって本当?

By - grape編集部  公開:  更新:

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みなさんは、『アカエイ』という生き物をご存知でしょうか。

かわいらしい見た目をしていますが、毒のトゲに刺されてしまうと、とても危険です。

この記事では、アカエイとはどんな生き物なのか、また、刺されてしまった時の対処の仕方や食べ方などについてご紹介します。

アカエイってどんな生き物?

アカエイは、トビエイ目アカエイ科に分類されるエイの仲間です。

環境省が運営するウェブサイト『せとうちネット』では、アカエイの特徴をこのように紹介しています。

全長1m以上、体重100kgにもなる大型のエイです。長い尾の付け根にはノコギリ状の大きな棘(とげ)があり、体に触れると尾を曲げて相手を刺します。

棘は非常に硬く長靴やフィンなど容易に貫通します。棘には毒腺があり、刺されて10分程度で刺すような激痛に襲われます。

生殖期である5月から6月ころに浅瀬の砂地に集まるため注意が必要です。小型のものでも立派な棘があります。

せとうちネット ーより引用

アカエイ

アカエイは南日本沿岸や朝鮮半島、台湾、中国沿岸に分布し、浅い海の砂底や泥底に生息しているのだそう。

尾の付け根部分にはノコギリ状の毒のトゲがあり、刺されると激痛に襲われ、血圧低下や呼吸障害などの症状を引き起こすことも。

最悪の場合は、死に至るケースもあるといいます。

アカエイに刺されたら、どうすればいい?

アカエイに刺されてしまったら、どのように対処すればいいのでしょうか。

『せとうちネット』では、次のように紹介しています。

刺された場合は、まず残っている毒針を取り除き傷口を良く洗い、毒を吸い出すか絞り出します。毒は熱に対して不安定なため、火傷しない程度のお湯に傷口を浸け温めます。

出血がひどい場合は止血することが重要です。

せとうちネット ーより引用

アカエイの毒はタンパク質性で、熱に弱いのだそう。

そのため、やけどしない程度のお湯に患部を浸し、温めることが重要だといいます。

応急処置を行った後は、病院に行って治療を受けましょう。

アカエイは、砂や泥に潜って隠れていることも多く、気付かずに踏んでしまい、刺されてしまう人が多数いるようです。

砂地に隠れるアカエイ

遊泳中に手や足をつく際は、アカエイがいないかを確認することが大切だといいます。

アカエイは食べられるの? どんな料理がある?

毒のトゲを持っている恐ろしいアカエイですが、それを取り除いてしまえば食べることができるそう。

アカエイは、エイの中でもっともおいしいといわれています。

食べ方は煮付けや唐揚げ、味噌汁、刺身などさまざま。また、肝もおいしく食べられるのだとか。

インターネットで検索すると、アカエイを使ったレシピや捌き方などを載せているサイトがいくつかあります。

しかし、アカエイを自分で捌くと、毒のトゲが刺さってしまう危険性も。

アカエイ料理を提供している店もあるので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

アカエイは水族館でも見られる?

アカエイは、水族館でも見られるようです。

アカエイの腹側を見てみると、まるで顔のようなものが!

2つの穴が目のように見えますが、これは鼻。アカエイは、腹側に鼻と口があり、目は背中側にあります。

一見すると笑っているような表情に見えることから、「かわいい!」と人気のようです。

アカエイに関する、さまざまなことをご紹介しました。

海で遊ぶ際には、アカエイに十分注意して楽しみましょう!


[文・構成/grape編集部]

出典
せとうちネット@miyajima_aqua@_seaparadise_@NagasakiPenginすみだ水族館

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