エアコンの電気代を抑える使い方 暖房はつけっぱなしにした方がいい?
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エアコンや電気ストーブ、電気カーペットなどの暖房器具で何かとかかる電気代。できるだけ安くすませたいものですよね。
実は、暖房を上手に使うことで電気代を抑える方法があるのです。
エアコンの電気代を抑える方法や、設定温度を上げずに体感温度を高める節約術などをご紹介します。
エアコンの電気代を抑える省エネ術 暖房の温度を1℃変えるだけで…
最近は、エアコンをメインの暖房器具として使っている家庭も多いでしょう。
このエアコン、ちょっとした工夫を取り入れるだけで、電気代を安くすることができるんです。
暖房エアコンの電気代を抑える省エネ術①:設定温度を変える
寒いからとエアコンの設定温度を高めにしている人は少なくありません。実は、この設定温度を調節するだけで、かなり電気代を抑えることができるのです。
暖房の場合、エアコンの設定温度を1℃下げるだけで、10%もの電力が節約できます。
『一般財団法人省エネルギーセンター』によると、外気温が6℃の時、8畳用エアコンを21℃から20℃に設定温度を変えて1日9時間使用した場合、年間に1170円節約することができるそうです。
とはいえ、設定温度を下げると部屋の温度が下がって寒いということも…。そういった時は、湿度を変えたりサーキュレーターを使用したりするといいかもしれません。
詳しい方法は、下記の記事で説明していますので、参考にしてください。
暖房の設定温度を守ると寒い? 温度以外に設定をいじると快適な適温に
暖房を使っても足元が寒い サーキュレーターを利用すると温度に驚きの差が
暖房エアコンの電気代を抑える省エネ術②:使用時間を1時間減らす
設定温度が20℃の場合、1日1時間使用時間を短縮すると年間900円節約できます。
使用時間を減らす工夫としては、太陽が出ている日中はカーテンを開けて、日差しを入れて部屋をあたためるなどするといいかもしれません。
ほかにも室温は急激に変化するものではないので、外出時間が決まっている時は、家を出る15分前には電源を切るなども有効です。
暖房エアコンの電気代を抑える省エネ術③:フィルターの掃除
エアコンにとって重要な部品である、フィルターの掃除も大切。
目詰まりしたフィルターと掃除をされたフィルターのエアコンを比較すると、掃除されている状態のほうが、年間で700円も電気代が安くすみます。
※写真はイメージ
フィルターは2週間に1回の掃除が推奨されていますが、しょっちゅうきれいにするのは大変なもの…。
とはいえ、最低でも1シーズンに1回はフィルターを掃除しておくと、電気代を安くすませることができますよ。
暖房エアコンの電気代を抑える省エネ術④:室外機の環境
意外と見逃しがちなのが、室外機の環境。ベランダなど狭いところに室外機を設置していると、周りに荷物を置いてしまうことも少なくありません。
室外機の風通しが悪くなると、冷暖房の効果も低下してしまうので、できるだけ物は置かないようにしましょう。
※写真はイメージ
暖房エアコンの電気代を抑える省エネ術⑤:温度調節はつけっぱなしで
エアコンは、使い始めに一番電力を消費するもの。逆に、設定温度に達した後、部屋の温度を維持する時の消費電力はとても小さくなります。
「部屋があたたまってきたから切る」「寒くなってきたからつける」という行為を繰り返していると、必然的に電気代は上がるようです。
使用状況によっては、電源を切るよりも設定温度を下げるなど、つけっぱなしで調節したほうが消費電力は小さくなります。
出典:ダイキン工業 公式サイト
エアコンの電気代を節約するには、暖房器具の使い方を工夫する
エアコン以外にも電気カーペットや電気ストーブなど、暖房器具はたくさん。
全部を使えばあたたかい環境を作ることはできますが、それでは電気代がかさんでしまいます。
それぞれの暖房器具の得意、不得意を知れば、有効に使って消費電力を抑えることも可能です!
下記の記事で、暖房器具のおすすめの使い方を説明しているので、参考にしてみてください。
暖房器具のおすすめの使い方 エアコンは部屋全体をあたためるのに向いているけど…
エアコンの電気代を抑えるために、暖房器具以外にも気を配ろう
暖房器具の電気代を抑えるには、使い方以外にも部屋の環境が重要です。
冬に室内から熱が逃げる割合がもっとも大きいのは、窓。なんと48%もの熱が窓から逃げているのだそうです。
出典:ダイキン工業 公式サイト
この熱を少しでもとどめることができれば、エアコンの設定温度を抑えることもできます。
窓から熱が逃げないように、カーテンを厚手のものにしたり、すき間がないように長めのものを使ったりするといいでしょう。
暖房器具でかかる電気代を少しでも抑えるために、ぜひ試してみてくださいね!
[文・構成/grape編集部]