70年前の『パインアメ缶』が限定復刻 その理由が? 「なんて粋な計らい」「こんなの泣いちゃう」
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1951年に販売が開始された、パイン株式会社の主力商品『パインアメ』。
輪切りのパイナップルを模した形と、甘酸っぱい味わいは、2023年の今も幅広い世代から愛され続けています。
SNSで話題になった、70年前の『パインアメの缶』が復刻!
2023年3月、同社に届いた、1通の問い合わせメッセージから始まったエピソードをご存知ですか。
メールの送り主が、他界した祖母の遺品を整理していた時に出てきたという、およそ70年前のパインアメの缶を、同社に寄贈したのです。
パインアメの缶は、手芸のボタン入れとして、祖母のもとで大切に保管されていたとのこと。
同社は「大切にしてくださっていたものを譲っていただいた」と、パインアメの缶にまつわる一連のエピソードをSNSアカウントに投稿。17.9万件もの『いいね』が集まりました。
『パインアメ』の会社に送られてきた1通のメール その後の展開に「目頭が熱くなった」
そんな中、ユーザーから寄せられたのは、「パインアメの缶を復刻してほしい」という声。
声に応えるのはもちろん、「今回のご縁を形として残せたら…」という同社の想いから、『復刻パインアメ缶』の販売が決定したのです!
『復刻パインアメ缶』は、2023年8月16日より、大阪府大阪市にある阪神梅田本店の催事『パインなおやつ』にて、限定3千個が販売されるとのこと。
社名など、一部のデザインは現在のものにバージョンアップされています。
また、生前、パインアメの缶を保存していた祖母と、遺族に感謝の気持ちを込め、缶の中の包装に写真のようなボタン柄が、こっそりと出現するようデザインされているそうです。
ボタン柄はランダムで出現するようデザインされているため、『復刻パインアメ』を購入した際に出会えたら、嬉しい気持ちになるでしょう。
同社の粋な計らいに、目頭を熱くさせる人が相次ぎました。
・素敵!おばあさんも寄贈されたご遺族も、きっと喜んでくれますね。
・ボタンのイラストを入れるとか、素敵すぎる。なんて粋な計らいなの。
・「恩を忘れない」という気持ちが伝わってくる。こんなの泣いちゃう…。
・朝からウルッときた。素敵な会社だなあ。
また、『復刻パインアメ缶』が欲しくても現地に買いに行けない人たちからは、「受注生産でもいいから、ネットでも販売してほしい」との声も上がっていました。
いろいろな人の想いがこもった『復刻パインアメ缶』。もし手に入るなら、ずっと大切に保管したいですね。
[文・構成/grape編集部]