コチュジャンの代用品9選! 辛くない味付けにする方法も紹介 By - grape編集部 公開:2023-11-08 更新:2025-03-04 料理 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 「韓国料理を作りたいけど、コチュジャンが家にない」「買っても一度しか使わないから、ほかのもので済ませたい」といった悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。 コチュジャンは韓国料理に定番の調味料です。ただ、使う機会が限られるため購入しても使いきれず、「気付いたら冷蔵庫の中で賞味期限切れになっていた」ということも。 そこで本記事では、コチュジャンをほかの調味料で代用する方法を紹介します。 辛い食べ物が苦手な人でも食べられる調理方法も紹介するので、ぜひ最後までお読みください。 目次 1. コチュジャンの代用調味料9選1.1. 一味唐辛子+味噌+醤油+砂糖1.2. 豆板醤+味噌+醤油+砂糖1.3. 豆板醤+甜麺醤1.4. 豆板醤+甘酒+味噌1.5. 味噌+砂糖+粉唐辛子+ニンニク1.6. 甘酒+味噌+醤油+粉唐辛子+ニンニク1.7. キムチ鍋の素+味噌+砂糖1.8. オイスターソース+味噌+砂糖+一味唐辛子1.9. 柚子こしょう2. 辛くない味付けにできるコチュジャンの代用食品5選2.1. 焼肉のタレ2.2. ケチャップ2.3. サムジャン2.4. 甜麺醤2.5. 味噌+砂糖+ごま油+醤油3. コチュジャンをほかの調味料で代用する際の3つの注意点3.1. 作りたい料理によって代用調味料を選択する3.2. 少量ずつ混ぜて味を調整する3.3. 手作りした合わせ調味料は可能な限り早く使い切る4. 代用調味料を活用せずにコチュジャンを手作りする方法5. 代用調味料でコチュジャンの味わいを再現しよう コチュジャンの代用調味料9選 ※写真はイメージ コチュジャンは唐辛子特有の辛味がありつつ、ほどよい甘さも感じられる調味料で、韓国料理では定番となっています。 そんなコチュジャンの味は、家庭にある調味料を組み合わせて再現可能です。以下では、おすすめの代用調味料を9種類紹介するので、ぜひ参考にしてください。 一味唐辛子+味噌+醤油+砂糖 豆板醤(トウバンジャン)や甜麺醤(テンメンジャン)を使わずに、日常的に使う調味料だけでコチュジャンの味を再現する方法です。 味噌からなるコクのある味わいに、砂糖の甘さと一味唐辛子の辛味を加えることで、コチュジャンの甘辛さを再現可能です。 味だけでなく、粘度もコチュジャンに近付くため、どのような料理にも代用できるでしょう。各調味料の分量は、以下のレシピを参考にしてみてください。 一味唐辛子:大さじ1杯 味噌:大さじ1杯 醤油:小さじ1杯 砂糖:小さじ1杯 醤油は風味を付けるために入れましょう。なお、一味唐辛子がない場合はラー油で代用しても問題ありません。 醤油と味噌が入っているため、塩味を強く感じることがあります。味見をしながら調味料の分量を調整し、お好みの味に仕上げましょう。 豆板醤+味噌+醤油+砂糖 塩味と辛味が強い豆板醤に、味噌と砂糖で甘さを加え、醤油で風味付けするとコチュジャンに似た味わいになります。 それぞれの調味料の分量は、以下の通りです。 豆板醤:小さじ2杯 味噌:小さじ2杯 醤油:小さじ2ぶんの1杯 砂糖:小さじ2ぶんの1杯 豆板醤を使っているため、しっかりとした辛味が感じられるでしょう。 コチュジャンを使う料理の中でも、タッカルビのように辛味を強調したいものにおすすめです。 豆板醤+甜麺醤 中華料理によく使用される、豆板醤と甜麺醤を組み合わせる方法です。 辛味と塩味が効いた豆板醤と、甘みの強い甜麺醤を組み合わせることで、コチュジャンの甘辛い味を再現可能できます。それぞれの調味料の分量はこちら。 豆板醤:小さじ2杯 甜麺醤:大さじ1杯 豆板醤と甜麺醤はいずれも発酵調味料なので、代用レシピの中でも特にコチュジャンに近い味わいになります。 加熱するとそれぞれの風味が際立つため、炒め物を作る時に使うとよいでしょう。 豆板醤+甘酒+味噌 豆板醤に甘酒の甘みと味噌のコクを加えると、コチュジャンのような味わいになります。 甘酒を使うと、市販のコチュジャンよりもさっぱりとした味わいに。甘酒の水分量が多く含まれるため、コチュジャンよりもサラサラに仕上がるでしょう。 それぞれの調味料の分量は、以下のレシピを参考にしてください。 豆板醤:大さじ1杯 味噌:大さじ1杯 甘酒:大さじ3杯 ピリッとした辛味がしっかりと感じられるので、ビビンバなどに使うとおいしく食べられます。 時間に余裕がある場合は、調味料同士を混ぜた後に冷蔵庫で1時間ほど寝かせてみましょう。 味噌+砂糖+粉唐辛子+ニンニク 味噌と砂糖に粉唐辛子とニンニクを加えると、コチュジャンの甘辛い味と独特の風味を再現できます。 市販のコチュジャンにはニンニクが含まれているものもあり、独特の風味が好きな人におすすめの代用方法です。 以下の分量を参考に、それぞれの調味料を混ぜ合わせてみてください。 味噌:大さじ1杯 砂糖:小さじ1杯 粉唐辛子:小さじ1杯 にんにく:少々 麦味噌を使うと、よりコチュジャンの味に近づきます。米味噌も使用できますが、塩辛くなる可能性があるため、ほかの調味料の量を調整しましょう。 水分が少なく、硬めの仕上がりになるため、キャベツや肉などを直接付けて食べるのもおすすめです。 甘酒+味噌+醤油+粉唐辛子+ニンニク 甘酒や味噌など、旨味が含まれている食品を組み合わせると、コチュジャンのコクを再現できます。 コチュジャンと同じ発酵食品である甘酒を使うと、甘さが控えめになる点が特徴です。 それぞれの調味料の分量は、以下のレシピを参考にしてみてください。 甘酒:大さじ1杯 味噌:小さじ3ぶんの2杯 醤油:小さじ3ぶんの2杯 粉唐辛子:小さじ3ぶんの1杯 ニンニク:小さじ3ぶんの1杯 料理や代用する目的によっては、塩味が足りない場合があります。すべての材料を混ぜた後、塩を加えて味を調節するとよいでしょう。 ほかの代用調味料よりも水分が多く、粘度が低くなるため、麺や和え物に合いそうです。 キムチ鍋の素+味噌+砂糖 キムチ鍋の素には以下のようなものが含まれているため、コチュジャン特有のコクを再現できます。 ニンニク 野菜のエキス 魚介のエキス キムチ鍋の素に味噌と砂糖を加えると、発酵食品特有のコクと甘みを再現できます。手軽に作れるため、時間がない時におすすめの代用方法です。 それぞれの調味料の分量は、以下のレシピを参考にしてみてください。 キムチ鍋の素:大さじ1杯 味噌:大さじ1杯 砂糖:小さじ1杯 キムチ鍋の素で自作したコチュジャンは、市販のものと風味が異なるため、料理の仕上がりも多少変化するでしょう。 一方で、キムチ鍋の素を使うと味に奥行きが出ます。韓国料理だけでなく、麻婆豆腐やエビチリなど中華料理にも活用できるので、試してみてください。 オイスターソース+味噌+砂糖+一味唐辛子 牡蠣(かき)の旨味と甘さが特徴的なオイスターソースに、砂糖と唐辛子を加えると、コチュジャンのような風味を再現できます。 それぞれの調味料の分量は、以下の通りです。 オイスターソース:大さじ1杯 味噌:小さじ1杯 砂糖:小さじ1杯 一味唐辛子:小さじ1杯 コチュジャンよりも海鮮や中華だしの風味を強く感じられるほか、水分量が多くなるため、炒め物にぴったりです。 注意点として、オイスターソース独特の風味が適さない料理もあります。使用する際は、ほかの食材との相性を考えるようにしましょう。 柚子こしょう 柚子こしょうも、コチュジャンの代用品として使用可能な調味料の1つ。実は、柚子こしょうの『こしょう』は唐辛子のことを指しています。 柑橘類であるユズのさっぱりとした風味と、唐辛子のスパイシーさが組み合わさった調味料を使うと、ピリッとした辛さとさわやかさが一緒に楽しめる味わいに仕上がるでしょう。 麻婆豆腐やチャーハンの隠し味に、ぜひ一度試してみてください。 辛くない味付けにできるコチュジャンの代用食品5選 ※写真はイメージ ここからは、コチュジャンが必要な料理を作る際に、辛味を抑える方法を紹介します。 コチュジャンをほかの調味料で代用すると、子供や、辛い食べ物が苦手な人に向けた味付けに調整可能です。 料理の辛味を抑えたい人は、ぜひ参考にしてください。 焼肉のタレ 焼肉のタレにはコチュジャンと同じ材料が多く含まれているため、代用できます。辛味を抑えた味付けにしたい時は、甘口のものを選びましょう。 コチュジャンと比較して粘度が低いため、スープに入れたり、水分を飛ばしたりして使うのがおすすめです。 お好みで味噌を入れるとコクが加わり、コチュジャンの味に近づきます。より子供向けの味付けにしたい時は、砂糖を加えると甘味が際立ちますよ。 ケチャップ ケチャップはコチュジャンの風味と異なりますが、代用品として使いやすい調味料です。 ヤンニョムチキンやタッカルビなど、ほかの調味料と組み合わせる料理に向いています。 甘みがある点はコチュジャンと共通している一方で、コチュジャンが持つ辛さや、独特の風味は持ち合わせていません。 そのため、辛くない味付けにしたい人におすすめの代用方法です。 サムジャン サムジャンは、コチュジャンと同様に韓国料理で用いられる豆味噌の一種です。以下のような食品が加わっています。 砂糖 ニンニク ごま油 唐辛子も入っていますが、量はコチュジャンよりも少なく、辛くないのが特徴。炒め物やスープなど、さまざまな料理に使えます。 コチュジャンの代わりにサムジャンを使えば、料理の辛味が抑えられます。味付けを調整したい時に使ってみてはいかがでしょうか。 甜麺醤 甜麺醤は、コチュジャンと同じ麹由来の調味料です。辛さを抑えるだけでなく、甘みを付けたい時におすすめの調味料です。 コチュジャンのような風味ですが辛味はなく、加熱すると独特の香りが際立ちます。回鍋肉(ホイコーロー)などの炒め物に代用するとよいでしょう。 味噌+砂糖+ごま油+醤油 コチュジャンの代用として、以下の4つの食品を使った合わせ調味料を作る方法もあります。 どの調味料も家にあったり、スーパーマーケットなどで簡単に手に入ったりするため、作りやすいでしょう。 味噌 砂糖 ごま油 醤油 唐辛子を使わないため、辛味はまったくありません。また、味噌に砂糖やごま油を加えると、甘みとコクが強まります。 配合を自分で変えられるため、使う料理に合わせて好きな調味料を調整可能です。例えば、砂糖の割合を増やすと甘めの味にできます。 料理や、食べる人の好みに合わせて調整してみてください。 コチュジャンをほかの調味料で代用する際の3つの注意点 ※写真はイメージ ここでは、コチュジャンをほかの食品で代用する際の注意点を解説します。 代用品は数多く存在しますが、それぞれに特徴があるため、同じように使うのはおすすめしません。料理を作ってから困ることがないように、確認しておきましょう。 作りたい料理によって代用調味料を選択する コチュジャンの代用レシピは、組み合わせる調味料によって味や風味が異なります。 ヤンニョムチキンやトッポギといった、甘さが重要な料理には以下のような調味料がおすすめです。 ケチャップ オイスターソース 甜麺醤 一方、エビチリや鍋など辛味を強調したい料理には、豆板醤などの辛い調味料を使いましょう。 作りたい料理や求める味によって、代用食品を変えるのがポイントです。 少量ずつ混ぜて味を調整する 調味料を合わせて代用品を作ることもできますが、調味料を一気に入れてしまうと量が多くなったり、味がコチュジャンとかけ離れたりすることがあります。 一気に混ぜると量が多くなり、最終的に使いきれなくなってしまうため、注意が必要です。 コチュジャンをほかの食品で代用する際は、少しずつ味を調整しながら混ぜていくのがおすすめです。 手作りした合わせ調味料は可能な限り早く使い切る さまざまな調味料を混ぜたものは菌が繁殖しやすいため、注意が必要です。作った後はすぐ料理に使って、作り置きはしないでください。 余ってしまった際は冷蔵庫で保存し、できるだけ早く使い切るようにしましょう。 代用調味料を活用せずにコチュジャンを手作りする方法 ※写真はイメージ コチュジャンは、自宅で手作りできます。コチュジャン60g(大さじ3杯ぶん)の材料と作り方は、以下の通りです。 【材料】 水:50㎖ ◎砂糖:10g ◎塩:少々 ◎味噌:30g 粉唐辛子:25g 【作り方】 水と◎印の調味料を鍋に入れて、火にかけながら混ぜる。 粉唐辛子を加え、ダマにならないようにかき混ぜる。 粘り気が出てきたら火を止める。 コチュジャンを手作りすると、辛味や甘さなどを調整できます。時間がある人は手作りしてみてもよいでしょう。 代用調味料でコチュジャンの味わいを再現しよう ※写真はイメージ コチュジャンは、ほかの食品で代用可能です。代用品によって異なる風味に仕上がるので、料理に合わせて調味料を選びましょう。 豆板醤はコチュジャンと似ていますが、塩味や辛味に違いがあるため、単品で代用することはできません。甜麺醤など、ほかの調味料と組み合わせて使いましょう。 調味料を組み合わせる際は作る量に注意して、その日のうちに使い切るようにしてください。混ぜ合わせた調味料は、状態が悪くなりやすいので注意が必要です。 家にコチュジャンがない時は、代用品を使ったり、複数の調味料を組み合わせたりして、おいしい韓国料理を作ってみてください。 関連記事 甜麺醬とは?豆板醤やコチュジャンとの違いや代用方法も紹介! 甜麺醤の代用品6選! 調理時の注意点とおすすめレシピ3選を紹介 豆板醤の代用レシピ7選! 向かない2つの食品やおすすめレシピも紹介 [文・構成/grape編集部] 柿の中身をくり抜いて…? 代わりに入れたものに子供が「何これ―!」本記事では柿を使ったおいしいスイーツのレシピを紹介しています。 材料を炊飯器に入れるだけ! スイッチ1つで作れるカレーに「いつもより好き」本記事では炊飯器1つで作ることができる、バターチキンカレーのレシピを紹介しています。 Share Post LINE はてな コメント
「韓国料理を作りたいけど、コチュジャンが家にない」「買っても一度しか使わないから、ほかのもので済ませたい」といった悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。
コチュジャンは韓国料理に定番の調味料です。ただ、使う機会が限られるため購入しても使いきれず、「気付いたら冷蔵庫の中で賞味期限切れになっていた」ということも。
そこで本記事では、コチュジャンをほかの調味料で代用する方法を紹介します。
辛い食べ物が苦手な人でも食べられる調理方法も紹介するので、ぜひ最後までお読みください。
コチュジャンの代用調味料9選
※写真はイメージ
コチュジャンは唐辛子特有の辛味がありつつ、ほどよい甘さも感じられる調味料で、韓国料理では定番となっています。
そんなコチュジャンの味は、家庭にある調味料を組み合わせて再現可能です。以下では、おすすめの代用調味料を9種類紹介するので、ぜひ参考にしてください。
一味唐辛子+味噌+醤油+砂糖
豆板醤(トウバンジャン)や甜麺醤(テンメンジャン)を使わずに、日常的に使う調味料だけでコチュジャンの味を再現する方法です。
味噌からなるコクのある味わいに、砂糖の甘さと一味唐辛子の辛味を加えることで、コチュジャンの甘辛さを再現可能です。
味だけでなく、粘度もコチュジャンに近付くため、どのような料理にも代用できるでしょう。各調味料の分量は、以下のレシピを参考にしてみてください。
醤油は風味を付けるために入れましょう。なお、一味唐辛子がない場合はラー油で代用しても問題ありません。
醤油と味噌が入っているため、塩味を強く感じることがあります。味見をしながら調味料の分量を調整し、お好みの味に仕上げましょう。
豆板醤+味噌+醤油+砂糖
塩味と辛味が強い豆板醤に、味噌と砂糖で甘さを加え、醤油で風味付けするとコチュジャンに似た味わいになります。
それぞれの調味料の分量は、以下の通りです。
豆板醤を使っているため、しっかりとした辛味が感じられるでしょう。
コチュジャンを使う料理の中でも、タッカルビのように辛味を強調したいものにおすすめです。
豆板醤+甜麺醤
中華料理によく使用される、豆板醤と甜麺醤を組み合わせる方法です。
辛味と塩味が効いた豆板醤と、甘みの強い甜麺醤を組み合わせることで、コチュジャンの甘辛い味を再現可能できます。それぞれの調味料の分量はこちら。
豆板醤と甜麺醤はいずれも発酵調味料なので、代用レシピの中でも特にコチュジャンに近い味わいになります。
加熱するとそれぞれの風味が際立つため、炒め物を作る時に使うとよいでしょう。
豆板醤+甘酒+味噌
豆板醤に甘酒の甘みと味噌のコクを加えると、コチュジャンのような味わいになります。
甘酒を使うと、市販のコチュジャンよりもさっぱりとした味わいに。甘酒の水分量が多く含まれるため、コチュジャンよりもサラサラに仕上がるでしょう。
それぞれの調味料の分量は、以下のレシピを参考にしてください。
ピリッとした辛味がしっかりと感じられるので、ビビンバなどに使うとおいしく食べられます。
時間に余裕がある場合は、調味料同士を混ぜた後に冷蔵庫で1時間ほど寝かせてみましょう。
味噌+砂糖+粉唐辛子+ニンニク
味噌と砂糖に粉唐辛子とニンニクを加えると、コチュジャンの甘辛い味と独特の風味を再現できます。
市販のコチュジャンにはニンニクが含まれているものもあり、独特の風味が好きな人におすすめの代用方法です。
以下の分量を参考に、それぞれの調味料を混ぜ合わせてみてください。
麦味噌を使うと、よりコチュジャンの味に近づきます。米味噌も使用できますが、塩辛くなる可能性があるため、ほかの調味料の量を調整しましょう。
水分が少なく、硬めの仕上がりになるため、キャベツや肉などを直接付けて食べるのもおすすめです。
甘酒+味噌+醤油+粉唐辛子+ニンニク
甘酒や味噌など、旨味が含まれている食品を組み合わせると、コチュジャンのコクを再現できます。
コチュジャンと同じ発酵食品である甘酒を使うと、甘さが控えめになる点が特徴です。
それぞれの調味料の分量は、以下のレシピを参考にしてみてください。
料理や代用する目的によっては、塩味が足りない場合があります。すべての材料を混ぜた後、塩を加えて味を調節するとよいでしょう。
ほかの代用調味料よりも水分が多く、粘度が低くなるため、麺や和え物に合いそうです。
キムチ鍋の素+味噌+砂糖
キムチ鍋の素には以下のようなものが含まれているため、コチュジャン特有のコクを再現できます。
キムチ鍋の素に味噌と砂糖を加えると、発酵食品特有のコクと甘みを再現できます。手軽に作れるため、時間がない時におすすめの代用方法です。
それぞれの調味料の分量は、以下のレシピを参考にしてみてください。
キムチ鍋の素で自作したコチュジャンは、市販のものと風味が異なるため、料理の仕上がりも多少変化するでしょう。
一方で、キムチ鍋の素を使うと味に奥行きが出ます。韓国料理だけでなく、麻婆豆腐やエビチリなど中華料理にも活用できるので、試してみてください。
オイスターソース+味噌+砂糖+一味唐辛子
牡蠣(かき)の旨味と甘さが特徴的なオイスターソースに、砂糖と唐辛子を加えると、コチュジャンのような風味を再現できます。
それぞれの調味料の分量は、以下の通りです。
コチュジャンよりも海鮮や中華だしの風味を強く感じられるほか、水分量が多くなるため、炒め物にぴったりです。
注意点として、オイスターソース独特の風味が適さない料理もあります。使用する際は、ほかの食材との相性を考えるようにしましょう。
柚子こしょう
柚子こしょうも、コチュジャンの代用品として使用可能な調味料の1つ。実は、柚子こしょうの『こしょう』は唐辛子のことを指しています。
柑橘類であるユズのさっぱりとした風味と、唐辛子のスパイシーさが組み合わさった調味料を使うと、ピリッとした辛さとさわやかさが一緒に楽しめる味わいに仕上がるでしょう。
麻婆豆腐やチャーハンの隠し味に、ぜひ一度試してみてください。
辛くない味付けにできるコチュジャンの代用食品5選
※写真はイメージ
ここからは、コチュジャンが必要な料理を作る際に、辛味を抑える方法を紹介します。
コチュジャンをほかの調味料で代用すると、子供や、辛い食べ物が苦手な人に向けた味付けに調整可能です。
料理の辛味を抑えたい人は、ぜひ参考にしてください。
焼肉のタレ
焼肉のタレにはコチュジャンと同じ材料が多く含まれているため、代用できます。辛味を抑えた味付けにしたい時は、甘口のものを選びましょう。
コチュジャンと比較して粘度が低いため、スープに入れたり、水分を飛ばしたりして使うのがおすすめです。
お好みで味噌を入れるとコクが加わり、コチュジャンの味に近づきます。より子供向けの味付けにしたい時は、砂糖を加えると甘味が際立ちますよ。
ケチャップ
ケチャップはコチュジャンの風味と異なりますが、代用品として使いやすい調味料です。
ヤンニョムチキンやタッカルビなど、ほかの調味料と組み合わせる料理に向いています。
甘みがある点はコチュジャンと共通している一方で、コチュジャンが持つ辛さや、独特の風味は持ち合わせていません。
そのため、辛くない味付けにしたい人におすすめの代用方法です。
サムジャン
サムジャンは、コチュジャンと同様に韓国料理で用いられる豆味噌の一種です。以下のような食品が加わっています。
唐辛子も入っていますが、量はコチュジャンよりも少なく、辛くないのが特徴。炒め物やスープなど、さまざまな料理に使えます。
コチュジャンの代わりにサムジャンを使えば、料理の辛味が抑えられます。味付けを調整したい時に使ってみてはいかがでしょうか。
甜麺醤
甜麺醤は、コチュジャンと同じ麹由来の調味料です。辛さを抑えるだけでなく、甘みを付けたい時におすすめの調味料です。
コチュジャンのような風味ですが辛味はなく、加熱すると独特の香りが際立ちます。回鍋肉(ホイコーロー)などの炒め物に代用するとよいでしょう。
味噌+砂糖+ごま油+醤油
コチュジャンの代用として、以下の4つの食品を使った合わせ調味料を作る方法もあります。
どの調味料も家にあったり、スーパーマーケットなどで簡単に手に入ったりするため、作りやすいでしょう。
唐辛子を使わないため、辛味はまったくありません。また、味噌に砂糖やごま油を加えると、甘みとコクが強まります。
配合を自分で変えられるため、使う料理に合わせて好きな調味料を調整可能です。例えば、砂糖の割合を増やすと甘めの味にできます。
料理や、食べる人の好みに合わせて調整してみてください。
コチュジャンをほかの調味料で代用する際の3つの注意点
※写真はイメージ
ここでは、コチュジャンをほかの食品で代用する際の注意点を解説します。
代用品は数多く存在しますが、それぞれに特徴があるため、同じように使うのはおすすめしません。料理を作ってから困ることがないように、確認しておきましょう。
作りたい料理によって代用調味料を選択する
コチュジャンの代用レシピは、組み合わせる調味料によって味や風味が異なります。
ヤンニョムチキンやトッポギといった、甘さが重要な料理には以下のような調味料がおすすめです。
一方、エビチリや鍋など辛味を強調したい料理には、豆板醤などの辛い調味料を使いましょう。
作りたい料理や求める味によって、代用食品を変えるのがポイントです。
少量ずつ混ぜて味を調整する
調味料を合わせて代用品を作ることもできますが、調味料を一気に入れてしまうと量が多くなったり、味がコチュジャンとかけ離れたりすることがあります。
一気に混ぜると量が多くなり、最終的に使いきれなくなってしまうため、注意が必要です。
コチュジャンをほかの食品で代用する際は、少しずつ味を調整しながら混ぜていくのがおすすめです。
手作りした合わせ調味料は可能な限り早く使い切る
さまざまな調味料を混ぜたものは菌が繁殖しやすいため、注意が必要です。作った後はすぐ料理に使って、作り置きはしないでください。
余ってしまった際は冷蔵庫で保存し、できるだけ早く使い切るようにしましょう。
代用調味料を活用せずにコチュジャンを手作りする方法
※写真はイメージ
コチュジャンは、自宅で手作りできます。コチュジャン60g(大さじ3杯ぶん)の材料と作り方は、以下の通りです。
【材料】
【作り方】
コチュジャンを手作りすると、辛味や甘さなどを調整できます。時間がある人は手作りしてみてもよいでしょう。
代用調味料でコチュジャンの味わいを再現しよう
※写真はイメージ
コチュジャンは、ほかの食品で代用可能です。代用品によって異なる風味に仕上がるので、料理に合わせて調味料を選びましょう。
豆板醤はコチュジャンと似ていますが、塩味や辛味に違いがあるため、単品で代用することはできません。甜麺醤など、ほかの調味料と組み合わせて使いましょう。
調味料を組み合わせる際は作る量に注意して、その日のうちに使い切るようにしてください。混ぜ合わせた調味料は、状態が悪くなりやすいので注意が必要です。
家にコチュジャンがない時は、代用品を使ったり、複数の調味料を組み合わせたりして、おいしい韓国料理を作ってみてください。
関連記事
[文・構成/grape編集部]