コチュジャンの代用品8選! 辛くない味付けにする方法も紹介
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「韓国料理を作りたいけど、コチュジャンが家にない」「買っても一度しか使わないから、ほかのもので済ませたい」といった悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。
コチュジャンは韓国料理に定番の調味料です。ただ、使う機会が限られるため購入しても使いきれず、「気付いたら冷蔵庫の中で賞味期限切れになっていた」ということも。
そこで本記事では、コチュジャンをほかの調味料で代用する方法を紹介します。
辛い食べ物が苦手な人でも食べられる調理方法も紹介するので、ぜひ最後までお読みください。
コチュジャンの代用調味料8選
コチュジャンは唐辛子特有の辛味がありつつ、ほどよい甘さも感じられる調味料で、韓国料理では定番となっています。
そんなコチュジャンの味は、家庭にある調味料を組み合わせて再現可能です。以下では、おすすめの組み合わせを8種類紹介するので、ぜひ参考にしてください。
一味唐辛子+味噌+醤油+砂糖
豆板醤(トウバンジャン)や甜麺醤(テンメンジャン)を使わずに、日常的に使う調味料だけでコチュジャンの味を再現する方法です。
味噌からなるコクのある味わいに、砂糖の甘さと一味唐辛子の辛味を加えることで、コチュジャンの甘辛さを再現可能です。
味だけでなく、粘度もコチュジャンに近付くため、どのような料理にも代用できるでしょう。各調味料の分量は、以下のレシピを参考にしてみてください。
醤油は風味を付けるために入れましょう。なお、一味唐辛子がない場合はラー油で代用しても問題ありません。
醤油と味噌が入っているため、塩味を強く感じることがあります。味見をしながら調味料の分量を調整し、お好みの味に仕上げましょう。
豆板醤+味噌+醤油+砂糖
塩味と辛味が強い豆板醤に、味噌と砂糖で甘さを加え、醤油で風味付けするとコチュジャンに似た味わいになります。
それぞれの調味料の分量は、以下の通りです。
豆板醤を使っているため、しっかりとした辛味が感じられるでしょう。
コチュジャンを使う料理の中でも、タッカルビのように辛味を強調したいものにおすすめです。
豆板醤+甜麺醤
中華料理によく使用される、豆板醤と甜麺醤を組み合わせる方法です。
辛味と塩味が効いた豆板醤と、甘みの強い甜麺醤を組み合わせることで、コチュジャンの甘辛い味を再現可能できます。それぞれの調味料の分量はこちら。
豆板醤と甜麺醤はいずれも発酵調味料なので、代用レシピの中でも特にコチュジャンに近い味わいになります。
加熱するとそれぞれの風味が際立つため、炒め物を作る時に使うとよいでしょう。
豆板醤+甘酒+味噌
豆板醤に甘酒の甘みと味噌のコクを加えると、コチュジャンのような味わいになります。
甘酒を使うと、市販のコチュジャンよりもさっぱりとした味わいに。甘酒の水分量が多く含まれるため、コチュジャンよりもサラサラに仕上がるでしょう。
それぞれの調味料の分量は、以下のレシピを参考にしてください。
ピリッとした辛味がしっかりと感じられるので、ビビンバなどに使うとおいしく食べられます。
時間に余裕がある場合は、調味料同士を混ぜた後に冷蔵庫で1時間ほど寝かせてみましょう。
味噌+砂糖+粉唐辛子+ニンニク
味噌と砂糖に粉唐辛子とニンニクを加えると、コチュジャンの甘辛い味と独特の風味を再現できます。
市販のコチュジャンにはニンニクが含まれているものもあり、独特の風味が好きな人におすすめの代用方法です。
以下の分量を参考に、それぞれの調味料を混ぜ合わせてみてください。
麦味噌を使うと、よりコチュジャンの味に近づきます。米味噌も使用できますが、塩辛くなる可能性があるため、ほかの調味料の量を調整しましょう。
水分が少なく、硬めの仕上がりになるため、キャベツや肉などを直接付けて食べるのもおすすめです。
甘酒+味噌+醤油+粉唐辛子+ニンニク
甘酒や味噌など、旨味が含まれている食品を組み合わせると、コチュジャンのコクを再現できます。
コチュジャンと同じ発酵食品である甘酒を使うと、甘さが控えめになる点が特徴です。
それぞれの調味料の分量は、以下のレシピを参考にしてみてください。
料理や代用する目的によっては、塩味が足りない場合があります。すべての材料を混ぜた後、塩を加えて味を調節するとよいでしょう。
ほかの代用調味料よりも水分が多く、粘度が低くなるため、麺や和え物に合いそうです。
キムチ鍋の素+味噌+砂糖
キムチ鍋の素には以下のようなものが含まれているため、コチュジャン特有のコクを再現できます。
キムチ鍋の素に味噌と砂糖を加えると、発酵食品特有のコクと甘みを再現できます。手軽に作れるため、時間がない時におすすめの代用方法です。
それぞれの調味料の分量は、以下のレシピを参考にしてみてください。
キムチ鍋の素で自作したコチュジャンは、市販のものと風味が異なるため、料理の仕上がりも多少変化するでしょう。
一方で、キムチ鍋の素を使うと味に奥行きが出ます。韓国料理だけでなく、麻婆豆腐やエビチリなど中華料理にも活用できるので、試してみてください。
オイスターソース+味噌+砂糖+一味唐辛子
牡蠣(かき)の旨味と甘さが特徴的なオイスターソースに、砂糖と唐辛子を加えると、コチュジャンのような風味を再現できます。
それぞれの調味料の分量は、以下の通りです。
コチュジャンよりも海鮮や中華だしの風味を強く感じられるほか、水分量が多くなるため、炒め物にぴったりです。
注意点として、オイスターソース独特の風味が適さない料理もあります。使用する際は、ほかの食材との相性を考えるようにしましょう。
辛くない味付けにできるコチュジャンの代用食品5選
ここからは、コチュジャンが必要な料理を作る際に、辛味を抑える方法を紹介します。
コチュジャンをほかの調味料で代用すると、子供や、辛い食べ物が苦手な人に向けた味付けに調整可能です。
料理の辛味を抑えたい人は、ぜひ参考にしてください。
焼肉のタレ
焼肉のタレにはコチュジャンと同じ材料が多く含まれているため、代用できます。辛味を抑えた味付けにしたい時は、甘口のものを選びましょう。
コチュジャンと比較して粘度が低いため、スープに入れたり、水分を飛ばしたりして使うのがおすすめです。
お好みで味噌を入れるとコクが加わり、コチュジャンの味に近づきます。より子供向けの味付けにしたい時は、砂糖を加えると甘味が際立ちますよ。
ケチャップ
ケチャップはコチュジャンの風味と異なりますが、代用品として使いやすい調味料です。
ヤンニョムチキンやタッカルビなど、ほかの調味料と組み合わせる料理に向いています。
甘みがある点はコチュジャンと共通している一方で、コチュジャンが持つ辛さや、独特の風味は持ち合わせていません。
そのため、辛くない味付けにしたい人におすすめの代用方法です。
サムジャン
サムジャンは、コチュジャンと同様に韓国料理で用いられる豆味噌の一種です。以下のような食品が加わっています。
唐辛子も入っていますが、量はコチュジャンよりも少なく、辛くないのが特徴。炒め物やスープなど、さまざまな料理に使えます。
コチュジャンの代わりにサムジャンを使えば、料理の辛味が抑えられます。味付けを調整したい時に使ってみてはいかがでしょうか。
甜麺醤
甜麺醤は、コチュジャンと同じ麹由来の調味料です。辛さを抑えるだけでなく、甘みを付けたい時におすすめの調味料です。
コチュジャンのような風味ですが辛味はなく、加熱すると独特の香りが際立ちます。回鍋肉(ホイコーロー)などの炒め物に代用するとよいでしょう。
味噌+砂糖+ごま油+醤油
コチュジャンの代用として、以下の4つの食品を使った合わせ調味料を作る方法もあります。
どの調味料も家にあったり、スーパーマーケットなどで簡単に手に入ったりするため、作りやすいでしょう。
唐辛子を使わないため、辛味はまったくありません。また、味噌に砂糖やごま油を加えると、甘みとコクが強まります。
配合を自分で変えられるため、使う料理に合わせて好きな調味料を調整可能です。例えば、砂糖の割合を増やすと甘めの味にできます。
料理や、食べる人の好みに合わせて調整してみてください。
コチュジャンをほかの調味料で代用する際の3つの注意点
ここでは、コチュジャンをほかの食品で代用する際の注意点を解説します。
代用品は数多く存在しますが、それぞれに特徴があるため、同じように使うのはおすすめしません。料理を作ってから困ることがないように、確認しておきましょう。
作りたい料理によって代用調味料を選択する
コチュジャンの代用レシピは、組み合わせる調味料によって味や風味が異なります。
ヤンニョムチキンやトッポギといった、甘さが重要な料理には以下のような調味料がおすすめです。
一方、エビチリや鍋など辛味を強調したい料理には、豆板醤などの辛い調味料を使いましょう。
作りたい料理や求める味によって、代用食品を変えるのがポイントです。
少量ずつ混ぜて味を調整する
調味料を合わせて代用品を作ることもできますが、調味料を一気に入れてしまうと量が多くなったり、味がコチュジャンとかけ離れたりすることがあります。
一気に混ぜると量が多くなり、最終的に使いきれなくなってしまうため、注意が必要です。
コチュジャンをほかの食品で代用する際は、少しずつ味を調整しながら混ぜていくのがおすすめです。
手作りした合わせ調味料は可能な限り早く使い切る
さまざまな調味料を混ぜたものは菌が繁殖しやすいため、注意が必要です。作った後はすぐ料理に使って、作り置きはしないでください。
余ってしまった際は冷蔵庫で保存し、できるだけ早く使い切るようにしましょう。
代用調味料を活用せずにコチュジャンを手作りする方法
コチュジャンは、自宅で手作りできます。コチュジャン60g(大さじ3杯ぶん)の材料と作り方は、以下の通りです。
【材料】
【作り方】
コチュジャンを手作りすると、辛味や甘さなどを調整できます。時間がある人は手作りしてみてもよいでしょう。
代用調味料でコチュジャンの味わいを再現しよう
コチュジャンは、ほかの食品で代用可能です。代用品によって異なる風味に仕上がるので、料理に合わせて調味料を選びましょう。
豆板醤はコチュジャンと似ていますが、塩味や辛味に違いがあるため、単品で代用することはできません。甜麺醤など、ほかの調味料と組み合わせて使いましょう。
調味料を組み合わせる際は作る量に注意して、その日のうちに使い切るようにしてください。混ぜ合わせた調味料は、状態が悪くなりやすいので注意が必要です。
家にコチュジャンがない時は、代用品を使ったり、複数の調味料を組み合わせたりして、おいしい韓国料理を作ってみてください。
[文・構成/grape編集部]