マヨネーズの代用品9選! 牛乳や豆腐、豆乳などで代用する手順を詳しく解説
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「ポテトサラダや揚げ物が食べたいのにマヨネーズがない」
「家にある食材で代用できないかな」
「代用品を作る時のレシピが知りたい」
マヨネーズが冷蔵庫にない時、こんな悩みを持った経験がある人は多いでしょう。
マヨネーズは、さまざまな料理に使える万能な調味料ですが、そのぶん切らしてしまった場合に料理の幅が狭まってしまいます。
もしもの時、自宅にある調味料で代用できれば便利ですよね。
本記事では、マヨネーズの代用品について解説します。牛乳やヨーグルトなど代用できる食材や使い方が分かるので、マヨネーズを切らしている人はぜひ参考にしてみてください。
マヨネーズの代用になるもの9選
マヨネーズは、卵黄・酢・油の3つの食材を乳化させて作られています。マヨネーズがない時は、3つの食材を自宅にあるもので代用しましょう。
代用する9種類の食材を使って、料理や好みに合う組み合わせを試してみてください。
豆腐
豆腐は卵黄の代わりに酢と油を乳化させるので、マヨネーズの代用品になります。
豆腐にはコレステロールがなく、市販されているマヨネーズよりもカロリーが控えめなため、ダイエット中におすすめです。
【材料】
作り方は、豆腐の水分をよく切り、フードプロセッサーにすべての材料を入れて、かくはんするだけです。
豆腐は、絹ごしと木綿を使い分けると、違った食感になり料理の幅が広がるでしょう。農林水産省によると、2種類の豆腐の特徴は、以下の通りです。
また、豆腐をキッチンペーパーで包んで電子レンジで加熱すれば、余分な水分が抜けてスッキリとした味になります。
加熱した豆腐は、フードプロセッサーでよく混ぜて滑らかに仕上げましょう。
ヨーグルト
ヨーグルトを使うと、酸味が酢の代わりになり、オリーブオイルに混ぜるだけでマヨネーズのようなソースができます。
【材料】
作り方は、ボウルにすべての材料を入れて、泡立て器で混ぜるだけです。砂糖と塩で味を整えれば、ヨーグルトの酸味がまろやかになり食事が進むでしょう。
また、キッチンペーパーを敷いたザルにヨーグルトを入れて水分を抜けば、コクや風味が増してよりマヨネーズに近付きますよ。
牛乳
牛乳の乳化性を利用すれば、マヨネーズの代用品として使えます。乳化性とは、水と油など本来混ざらない2つの液体を中和させることです。
主に、卵黄に含まれるレシチンや、牛乳のカゼインなどが乳化に使われるため、代用ができます。
【材料】
【作り方】
牛乳の乳化性は弱く、泡立て器で作るのは大変です。また、しっかり乳化させてから酢を入れないと分離してしまいます。ブレンダーを使って、牛乳を少しずつ混ぜていき乳化させましょう。
アボカド
アボカドを代用品に使えば、風味はマヨネーズと少し異なりますが、クリーミーなソースができます。スティック状にした生野菜をディップすると、おいしく食べられるでしょう。
【材料】
【作り方】
完熟したアボカドと酢をフードプロセッサーでかくはんすれば、手軽に作れます。酢は好みの硬さになるように少しずつ入れてください。
豆乳
豆乳を代用品に使えば、コレステロールが入っていないマヨネーズができます。市販のマヨネーズに比べてさっぱりとした口当たりで、和え物と相性がとてもよいです。
【材料】
【作り方】
豆乳に含まれる大豆レシチンには乳化性があり、卵黄がなくても油と酢をつないでくれます。
しかし、豆レシチンは乳化性が弱いため、フードプロセッサーやブレンダーを使ってしっかり混ぜましょう。
黄身酢
黄身酢は、和食でマヨネーズのように使われる万能調味料です。素材に、酸味と深いコクをプラスできるので、魚介や野菜料理などに使ってみましょう。
【材料】
【作り方】
湯煎のお湯が沸騰すると、卵黄がかたまりダマができてしまいます。水を入れて、温度を調節してください。完成した黄身酢をガーゼなどでこすと、舌触りが滑らかになります。
クリームチーズ
クリームチーズを代用品に使うと、乳酸菌による自然な酸味により、マヨネーズよりもさっぱりした味わいが楽しめます。
野菜スティックのディップソースにすると、素材の味を引き立てられるのでおすすめです。
【材料】
【作り方】
クリームチーズが硬い時は、ワインビネガーを使って少しずつ泡立て器で混ぜると使いやすくなります。
サワークリーム
クリームを乳酸菌で発酵させたサワークリームは、独特の酸味とさわやかな味が特徴です。
さっぱりした酸味が揚げ物と相性がよいので、フライドポテトやオニオンリングに添えてみてください。
【材料】
【作り方】
サワークリームは、ヨーグルトよりも脂肪分が多いため味に深みが出ます。
ポテトサラダに混ぜると、深いコクとさっぱりした酸味で、上品な味に仕上がります。サワークリームが硬い時は、牛乳を使って調節しましょう。
酢みそヨーグルト
和食に使われる酢みそにヨーグルトを混ぜると、マヨネーズに近い味になります。酢みそヨーグルトは油と卵を使わないため、マヨネーズよりもヘルシーです。
【材料】
【作り方】
生野菜とフルーツを使ったサラダやグリルチキンなどの肉料理との相性がよいので、試してみてください。
マヨネーズの代用品を使う際の注意点
自分で作ったマヨネーズは、できる限り早く使い切りましょう。市販のマヨネーズは、製造過程で特殊な技術を使い0~30℃程度まで乳化を維持できます。
一方、代用品や自家製のマヨネーズは乳化が弱く分離しやすいため長期保存できません。マヨネーズに使われる酢は、乳化することで殺菌作用を発揮します。
しかし、分離すると効果が失われ、雑菌が繁殖してしまいます。また、酢を使わないレシピはより傷みやすいです。
食中毒を防ぐためにも、なるべく当日、遅くとも2~3日中に料理に混ぜるなどして使い切りましょう。
マヨネーズを使った意外なレシピ3選
マヨネーズは、素材にかけるだけでおいしくなる万能調味料です。マヨネーズの特性を生かして、料理の幅を広げましょう。
リゾット
生クリームとチーズを使わないヘルシーなリゾットです。生クリームやチーズなど切らしがちな材料を使わないので、いつでも作れます。
【材料(2人ぶん)】
【作り方】
牛乳とマヨネーズが混ざると、生クリームやチーズを入れたようなコクと風味が出て絶品です。
さらに食べる直前にオリーブオイルをかけると、ノド越しのよいリゾットに仕上がります。
ココアケーキ
ココアケーキにマヨネーズを入れて、しっとり濃厚に仕上げるレシピです。ホットケーキミックスを使うため、誰でも失敗せずに作れます。
【材料(直径18cm丸型1台分)】
【作り方】
ホットケーキミックスとココアをふるってから使うと、粉類が空気を含んでふんわりとした仕上がりになります。
また、ナッツやドライフルーツを入れるとさらにおいしくなるので試してみてください。
豚バラ肉と大根炒め
サラダ油をマヨネーズに変えることで、豚バラと大根にコクが加わります。マヨネーズのまろやかな味が素材の下味になり、味付けが決まりやすいです。
一方、マヨネーズを使って素材を炒める関係上鍋底が焦げやすいので、強火での調理は厳禁です。冷たいフライパンに、マヨネーズを入れて中火で炒めましょう。
【材料(2人ぶん)】
【作り方】
大根を先に電子レンジで加熱することで、肉に火が入りすぎるのを防げます。マヨネーズと醤油が入ることで、ご飯がすすむ味付けになるでしょう。
マヨネーズを入れないポテトサラダのレシピ3選
ポテトサラダは、マヨネーズを使った代表的な料理です。料理中に、マヨネーズを切らしてしまって作れない人向けにレシピを紹介します。
新感覚のポテトサラダを、ぜひ試してみてください。
和風ポテトサラダ
塩昆布とカツオだしを使った、和風のポテトサラダです。マスカルポーネを入れることで、甘みとコクがプラスされて、深みのある味のポテトサラダに仕上がります。
【材料(3人ぶん)】
【作り方】
マヨネーズが入っていないので、熱い状態で調理が可能です。また、温かいままでもおいしく食べられます。市販されている冷凍の枝豆をストックしておけば、いつでも作れて便利です。
中華風ポテトサラダ
マヨネーズがなくても、ゴマ油と鶏がらスープの素があれば中華風のポテトサラダを作れます。火を使わないレシピなので、材料さえ切れば手軽に食べられて便利です。
【材料(2人ぶん)】
【作り方】
ゴマ油の香りが食欲を増進させます。仕上げに白ごまを振ると、より一層おいしくなるでしょう。
アジアン風ポテトサラダ
定番のポテトサラダに飽きた時におすすめです。ナンプラーとパクチーの入った、新感覚のポテトサラダをぜひ試してみてください。
【材料(3人ぶん)】
【作り方】
パクチーが苦手な人は、セロリや大葉に変えてもすっきりとした味わいを出せます。また、ナンプラーは塩気が強いので、少しずつ様子を見ながら入れてください。
マヨネーズは牛乳やヨーグルトで代用可能!ポテトサラダやお菓子作りに使ってみよう
マヨネーズは、牛乳やヨーグルトなどの食材で代用可能です。代用する場合は、酢・油・卵黄の3つの食材を別のものに変えることで、マヨネーズに近付けられます。
自宅にある食材を工夫すれば、自分好みのマヨネーズが作れますよ。マヨネーズを切らしても買いに行く必要がなくなり、節約にもつながりますので、ぜひ試してみてください。
[文・構成/grape編集部]