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賞味期限切れのヨーグルトは食べられる! 長持ちさせるコツや活用アイディアも

By - grape編集部  公開:  更新:

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ヨーグルトの写真

※写真はイメージ

「ヨーグルトの賞味期限が切れてしまった」と、悩んだ経験を持つ人は多いでしょう。冷蔵庫の奥に入れっぱなしにしており、一度も封を開けずに賞味期限を切らしてしまった人もいるかもしれません。

未開封のヨーグルトなら、賞味期限が切れても消費期限内であれば食べられる可能性があります。

賞味期限はあくまで、正しく保存した場合においておいしさを保証する期間を指すもの。正しく保存できていれば、賞味期限が切れていても、必ずしも食べられないわけではありません。

そこで本記事では、ヨーグルトの賞味期限や食べられるかどうかの見分け方、活用方法などを紹介します。

本記事を最後まで読めば、自宅にあるヨーグルトが食べられるかや、消費する方法などが分かるため参考にしてください。

ヨーグルトの賞味期限が切れても口にできないわけではない

ヨーグルトの写真

ヨーグルトの賞味期限は、製品にもよりますが、製造日から2〜3週間ほどです。この期間を過ぎても、食べられる可能性はあります。理由は、賞味期限と消費期限の違いです。

賞味期限とは、製品が未開封かつ正しく保存している場合において、品質が保証されている期間のことです。

消費期限とは、製品を未開封でなおかつ正しく保存している場合において、安全性を損なわずに食べられる期間のことです。

ヨーグルトなどの品質が変動しやすい食品の賞味期限は、消費期限を安全係数である0.7で割って算出されるといわれています。つまり、賞味期限が14日のヨーグルトの消費期限は、20日ほどです。

したがって、理論上はヨーグルトの賞味期限が切れても、6日ほどの猶予がある、ということになります。

しかし、あくまで未開封でなおかつ正しく保存しているのが前提です。正しく保存できているか不安の人は、食べられるヨーグルトの見分け方を後ほど紹介するため参考にしてください。

ヨーグルトは賞味期限切れからいつまで食べられるのか

女性がヨーグルトを食べる写真

未開封と開封済みのヨーグルトでは、以下のように食べられる期間に違いがあります。

  • 未開封なら賞味期限切れから5日くらいなら食べられる可能性がある。
  • 開封しているヨーグルトは賞味期限に関わらず3日以内に食べるのが無難。

傷んだヨーグルトを口にすると身体に害をおよぼす可能性があるため、安心して食べるためにも開封状態による違いをおさえておきましょう。

未開封なら賞味期限切れから5日くらいなら食べられる可能性がある

未開封かつ冷蔵保存しているヨーグルトなら、安全係数で考えて、賞味期限切れから5日くらいなら食べられるかもしれません。これは賞味期限が2週間のヨーグルトの話です。

ヨーグルトの賞味期限が長いほど、消費期限が伸びます。逆に、賞味期限が短いほど消費期限は縮むので、製品ごとの賞味期限をしっかりと確認しましょう。

開封しているヨーグルトは賞味期限に関わらず3日以内に食べるのが無難

開封済みでなおかつ冷蔵庫で保存されているヨーグルトは、3日以内に食べるのが無難でしょう。

開封した時点で、パッケージに記載された賞味期限はさほど意味を成さないためです。一度でも空気に触れると品質が劣化しやすくなります

また、小分けにして食べる場合は、口に入れたスプーンをヨーグルトに直接つけないことも大切です。きれいなスプーンでヨーグルトをお皿によそってから食べましょう。

ヨーグルトの種類ごとの賞味期限

ヨーグルトの写真

ヨーグルトの種類ごとの賞味期限は以下のとおりです。

  • プレーンヨーグルトの賞味期限は14日ほど。
  • ソフトヨーグルトの賞味期限は14~21日ほど。
  • ハードヨーグルトの賞味期限は14~21日ほど。
  • ドリンクヨーグルトの賞味期限は14~21日ほど。

自宅にあるヨーグルトの種類、ヨーグルトの種類ごとの賞味期限を把握しておきましょう。

プレーンヨーグルトの賞味期限は14日ほど

砂糖やフルーツなどの副原料を加えられていないものがプレーンヨーグルト。賞味期限は14日ほどです。

シンプルな味わいでクセがないため食べやすいでしょう。また、ほかの材料の味を邪魔しないので、ヨーグルトを使ったレシピでも活躍します。

ソフトヨーグルトの賞味期限は14〜21日ほど

砂糖や果汁を副原料に加えて、なおかつ柔らかい食感に仕上げられているのがソフトヨーグルト。賞味期限は14~21日ほどです。口当たりがよく、デザート感覚で食べられます。

ただし、砂糖や果汁が含まれているぶん、カロリーは高めです。

ハードヨーグルトの賞味期限は14~21日ほど

砂糖や果汁以外にも、寒天やゼラチンが含まれているのがハードヨーグルト。賞味期限は14~21日ほどです。

ヨーグルトの中では硬めに作られているため、プリンのような食感を楽しめます。歯ごたえのあるハードヨーグルトは、満足感も得られやすいでしょう。

ドリンクヨーグルトの賞味期限は14〜21日ほど

ヨーグルトを液状にしたタイプがドリンクヨーグルト。賞味期限は14~21日ほどです。

製品によってはどろっとしていますが、ストローで普通に飲めます。手軽にヨーグルトの味を楽しめるため、固形タイプよりもドリンクのほうが好みの人もいるでしょう。

賞味期限切れのヨーグルトが食べられるかを見分ける3つのポイント

女性が器を持つ写真

賞味期限切れのヨーグルトが食べられるかを見分けるポイントは以下の3つです。

  • 見た目に異変はないか。
  • 異臭はしていないか。
  • 酸味は強くないか。

前述のとおり、製品に記載された賞味期限まで日もちさせるには、保存方法を守る必要があります。

保存方法を守れていない場合は、賞味期限を迎えるまでに傷んでしまう可能性も。安心して口にするためには、ヨーグルトが食べられるかどうかのポイントをおさえておきましょう。

見た目に異変はないか

見た目に異変のあるヨーグルトは、絶対に食べないでおきましょう。見た目の異変を見分けるポイントは以下の3つです。

  • 水分量
  • カビ

ヨーグルトを長く置いていると、水分量が多くなります。この水分はホエイと呼ばれており、食べても問題ありません。

しかし、水分量が多くなりすぎていると、発酵が進んでいる可能性があります。

また、水分が黄色っぽくなっている場合も、食べるのをやめましょう。この場合は、発酵ではなく腐敗が進んでいる可能性があります。

ほかにも、白や黒の粒っぽいものがヨーグルトに浮いていれば、食べるのを控えましょう。カビが生えている証拠です。

異臭はしていないか

ツンッとするような匂いや腐敗臭がした場合は、食べるのをやめましょう。発酵が進んでいる証拠です。

酸味は強くないか

見た目や匂いだけでは傷んでいるか分からずに食べてしまう場合もあるでしょう。

もし普段食べているヨーグルトよりも酸味が強いと感じたら、すぐに吐き出しましょう。そのヨーグルトは傷んでしまっています。

ヨーグルトを長持ちさせるための4つのコツ

冷蔵庫の写真

ヨーグルトを長持ちさせるためのコツは以下の4つです。

  • 冷蔵庫の奥で保存する。
  • 常温での保存は避ける。
  • 容器のふたをしっかりと閉める。
  • 冷凍保存する。

ヨーグルトは、ひと手間加えて保存するだけで長持ちしやすくなります。余分に食品の廃棄物を出さないためにも、長持ちさせるためのコツをおさえておきましょう。

冷蔵庫の奥で保存する

冷蔵庫の奥で保存することで、日持ちしやすくなります。逆に、ドアポケットなど冷蔵庫の手前に入れると日持ちしづらいです。

理由は、ドアを開け閉めする際に冷気が逃げてしまい温度が安定しなかったり、振動が発生したりするためです。

取り出すのに手間はかかりますが、ヨーグルトは冷蔵庫の奥で保存するのがおすすめ。すぐに食べる前提で、一時的にドアポケットに入れるくらいなら、問題ないでしょう。

常温での保存は避ける

ヨーグルトは温度が高くなると、酸化が進んでしまい傷んでしまう可能性があります。

実際、スーパーマーケットやコンビニエンスストアでも、ヨーグルトが置いてあるコーナーの温度は低く設定されています。買い物から帰宅したら、速やかに冷蔵庫に入れましょう。

容器のふたをしっかりと閉める

ヨーグルトを小分けにして食べる場合、容器のふたをしっかりと閉めましょう。ふたがしっかりと閉まっていない場合、空気中の菌がヨーグルトに付着してしまう可能性があります。

ただし、密閉状態を作れたといっても一度は空気に触れているため、早めに食べましょう。

冷凍保存する

ヨーグルトを冷凍保存すると、1か月ほど日持ちさせられます

ただし、一度でも冷凍すると、食感が変わります。冷凍したヨーグルトをおいしくいただくには、凍ったアイスの状態、もしくはシャーベット状で食べるのがおすすめです。

賞味期限切れのヨーグルトの活用アイディア3選

フルーツがトッピングされたヨーグルトの写真

賞味期限切れのヨーグルトの活用アイディアを以下の3つ紹介します。

  • フルーツに盛り合わせる。
  • シャーベットやアイスにして食べる。
  • 料理に使う。

好みに応じてヨーグルトを使いましょう。

フルーツに盛り合わせる

ヨーグルトにイチゴやリンゴなどのフルーツを盛り合わせることで、よりおいしく食べられる可能性があります。念のために、フルーツが傷んでいないかも確認しておきましょう。

シャーベットやアイスにして食べる

前述のとおり、冷凍させたヨーグルトは1か月ほど持ちます。解凍すると食感が変わるため、人によってはおいしさを感じられないでしょう。そのため、シャーベットやアイスにして食べるのがおすすめです。

料理に使う

ヨーグルトは調味料としても使えます。そのため、ヨーグルトを使ったおすすめレシピを以下の2品紹介します。

  • ラッシー
  • チーズケーキ風ヨーグルト

お腹が減っている人には、短時間で作れるラッシーがおすすめです。混ぜるだけのため、すぐに食べられます。

また、本格的なデザートを食べたい人には、チーズケーキ風ヨーグルトがおすすめです。好みに応じて、レシピを参考にしてください。

ラッシー

ラッシーの材料は以下のとおりです。

    【材料(2人ぶん)】

  • (A)プレーンヨーグルト(無糖):200g
  • (A)牛乳:200㎖
  • (A)ハチミツ:大さじ3杯
  • (A)レモン汁:小さじ2杯
  • 氷:適量
  • ミント:適量

作り方は以下のとおりです。

  1. ボウルに(A)を加えて混ぜる。
  2. グラスに氷と1を注ぐ。
  3. ミントで飾りつける。
  4. 完成。

このレシピの味の要はハチミツです。大さじ3杯は目安のため、自分好みの味にするには、ハチミツの量を調整してください。

チーズケーキ風ヨーグルト

チーズケーキ風ヨーグルトの材料(1台ぶん)は以下のとおりです。

  • 無糖ヨーグルト:350g
  • 卵 (Mサイズ):2個
  • 砂糖:80g
  • 生クリーム:50㎖
  • レモン汁:小さじ2杯
  • 薄力粉:大さじ2.5杯
  • チャービル:適量

作り方は以下のとおりです。

  1. オーブンを170℃に予熱しておく。
  2. パウンドケーキ型にクッキングシートを敷いておく。
  3. 卵を常温に戻しておく。
  4. ボウルに卵と砂糖を入れて泡立て器でよく混ぜる。
  5. 生クリーム、ヨーグルト、レモン汁、薄力粉を加えてよく混ぜ合わせる。
  6. 混ぜた生地を型に流し入れる。
  7. 170度のオーブンで30~40分焼く。
  8. 焼き色が付いたら一度取り出す。
  9. 取り出したケーキにアルミホイルを被せ、温度を160℃に下げて、さらに15~20分焼く。
  10. オーブンから取り出し、粗熱を取る。
  11. ケーキを冷蔵庫で2時間冷やす。
  12. 冷えたケーキを型から外し、お好みの大きさに切る。
  13. チャービルを使ってケーキを飾る。
  14. 完成。

手間はかかりますが、オーブンは予熱させるのがおすすめです。予熱させるかどうかで、仕上がりが異なります

賞味期限切れのヨーグルトの活用方法はアイディア次第

ブルーベリーのトッピングされたヨーグルトの写真

市販ヨーグルトの賞味期限は2~3週間ほどですが、この期間を過ぎてもすぐに食べられるわけではありません。正しく保存しており、なおかつ消費期限内なら、安全に食べられます。

保存方法が不安の人は、見た目や匂いなどを確認して、食べられるかを見分けましょう。ヨーグルトの消費方法が思いつかない人は、フルーツに盛り合わせたり料理に使ったりしてみてください。

ヨーグルトはアイディア次第で活用できます。


[文・構成/grape編集部]

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