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餅とり粉の代用品9選! 扱う上での注意点や使わないほうがよい粉もあわせてご紹介

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

「餅を丸めようとしたけれど、餅とり粉が手元にない」「家にあるほかの粉で代用できるのかな」と、悩んだ経験がある人もいるのではないでしょうか。

餅とり粉は、手作りの餅を丸めるのに便利なアイテムです。餅とり粉を使うことで、餅のベタつきを気にせずに、形のよい餅を作れるでしょう。しかし、手元になければ、手や台に餅がくっついてしまい、うまく形成できません。

そこで本記事では、餅とり粉の代用品を紹介します。

餅とり粉の代用品は、餅と同じお米からできた粉だけではありません。ここでは、台所にある身近なものから、少し珍しい粉まで幅広くまとめました。

代用品を扱う際の注意点や餅とり粉の代用品として使わないほうがよい粉も紹介しているので、合わせて確認してみてください。

餅とり粉は餅を扱いやすくする粉のこと

お餅の写真

餅とり粉は、餅を扱いやすくする粉のことです。餅とり粉という名前は『餅を取る』という機能に由来しており、原料の粉自体を示していません。餅とり粉は、コーンスターチと同様に、とうもろこしでんぷんからできています。

餅はそのままだと手や台にくっつきやすく、うまく形成できません。そのため、餅とり粉を餅の表面にまぶすことで、小分にして丸めやすくする必要があるのです。

昨今では、とうもろこしでんぷんだけでなく、片栗粉やコーンスターチが原料の餅とり粉が増えています。また、一部の地域では、上新粉で代用しているようです。

餅とり粉の代用品9選

餅とり粉の写真

餅とり粉の代用品として使える食材は、以下の通りです。

  • だんご粉
  • 上新粉
  • 米粉
  • 片栗粉
  • コーンスターチ
  • ライススターチ
  • タピオカスターチ
  • 緑豆でんぷん
  • 製菓用米粉

それぞれの特徴をおさえて、使いやすいものを活用しましょう。また、状況や使い勝手に応じて代用品を選ぶのも1つの手です。

だんご粉

うるち米ともち米が原料で、お団子作りに使われるだんご粉。米を精白した後、水の中で粉砕し、乾燥させることで作られます。水を加えてこね、ゆでるだけでやわらかいお団子が簡単にできるので、お団子を作りたい人には便利なアイテムです。

商品によっては米だけでなく、でんぷんが含まれているので、餅とり粉として使いやすいでしょう。

ただし、うるち米ともち米の両方が含まれていることにより、餅とり粉を使う時よりも硬めに仕上がりやすいです。必要に応じて、水の量を調整してみてください。

上新粉

うるち米が原料の上新粉。ほかの粉よりも水を加えた時の粘り気が少ないので、柏餅やういろうを作る際に使われることが多いです。

ふるいにかけた時に、目の細かいものが上新粉、少し粗いものは並新粉に分類されます。餅とり粉とは手触りが異なりますが、原料が同じなので代用品にぴったりです。

上新粉でお団子を作れば、残りの粉をそのまま餅とり粉として使えます。

米粉

お米を細かく砕くことで作られるのが米粉。小麦粉の代わりとして、パンやお菓子作りに使われることが多いです。その名の通り、うるち米やもち米といった米が原料なので、米由来の味わいを存分に楽しめるでしょう。

代用品として使う場合は、もち米が100%のものを使うことで、やわらかい餅に仕上がります。歯ごたえのある餅に仕上げるなら、米粉やだんご粉とブレンドして作るのがおすすめです。

原材料が餅と同じなので、餅本来の風味を楽しめるでしょう。

片栗粉

片栗粉は、じゃがいもでんぷんからできた粉です。水を加えて加熱することでとろみがつくので、あんかけ料理には欠かせません。また、食材にまぶして揚げるとカリッとした食感になるので、唐揚げなどに使われることが多いです。

ほとんどの家庭にある調味料なので、餅とり粉を購入せずに、片栗粉を餅とり粉として使う家庭も少なくありません。餅とり粉と同様にでんぷんから作られるので、代用品として使いやすい食材です。

コーンスターチ

とうもろこしでんぷんから作られるコーンスターチ。においがなく、サラサラとした白い粉末です。加熱するととろみがつく点は、片栗粉と共通しています。揚げ物の衣や焼き菓子の材料として使われることが多いです。

きめが細かく滑らかなので、手を汚すことなく餅を丸めることが可能。ただし、粉をつけすぎるとざらつきが気になることがあるので気を付けましょう。

ライススターチ

うるち米からでんぷんだけを取り出した粉であるライススターチ。『米でん粉』と呼ばれることもあります。

粒がとても小さく、口溶けのよさが特徴であるため、カスタードクリームなどに使われることが多いです。また、劣化しにくく、ゲル状になりにくいので、食品の品質保持の目的でも使われます。

上新粉や米粉などと同様に、米が原料なので、餅とり粉として活用できますよ。

タピオカスターチ

タピオカの原料となるタピオカスターチ。キャッサバ芋から取れるでんぷんで作られており、ポンデケージョに使われることが多いです。

片栗粉よりも強い弾力があるので、パンやお菓子作りに使うともちっとした食感を味わえます。また、タピオカスターチで作った生地は、冷めても硬くなりにくいです。

でんぷんが含まれることから、ライススターチと同様に、餅とり粉として使えます。ただし、量が多すぎると餅の食感が変わってしまうので、適量を意識しましょう。

緑豆でんぷん

春雨の原料である緑豆から作られるのが緑豆でんぷんです。緑豆は、糖質制限やダイエットに取り組む人の間では、ご飯やパンなどの代替食品として愛用されています。

緑豆でんぷんは、餅とり粉の代用としての使用が可能です。ただし、原料の緑豆と同様に、緑豆でんぷんも黄緑色なので、見た目が少し変わってしまう可能性があります。

製菓用米粉

製菓用米粉は、お菓子やパンなどを作る時に使われる製菓用の米粉です。小麦がまったく含まれていないものは、小麦アレルギーの人向けの料理に使われます。

製菓用米粉の特徴は、普通の米粉よりもより粒が細かいこと。ライススターチなどと同様、米粉と原料は同じなので、餅とり粉として代用可能です。

ただし、中には小麦粉がブレンドされているものがあります。小麦が含まれていると、代用品には適さないので要注意です。

餅とり粉の代用品を使う時の3つの注意点

お餅をこねる写真

餅とり粉の代用品として使える粉は多いですが、以下の注意点に気を付ける必要があります。

  • 小麦が含まれているものを避ける。
  • 原材料に砂糖が含まれていないか確認する。
  • 水加減に気を付ける。

使う前に知っておくことで、おいしい餅を作りましょう。

小麦が含まれているものを避ける

小麦にはグルテンという不溶性のタンパク質が含まれています。グルテンは水と混ぜると粘りが出るのが特徴。小麦粉と餅の水分が合わさることで、べちゃべちゃとした食感になりやすい点に注意が必要です。

餅とり粉の代用品として使える粉の中には、小麦粉がブレンドされているものがありますが、小麦が含まれている粉の使用は避けましょう。

原材料に砂糖が含まれていないか確認する

粉によっては、原材料に砂糖が含まれるものがあります。砂糖が含まれていると、より甘い味わいになったり、ざらつきを感じたりすることがあるので、餅とり粉の代用品としては適しません。

砂糖が含まれていない、シンプルな味わいの粉を選びましょう。

水加減に気を付ける

餅とり粉を代用する場合は、代用する粉によって水加減に気を付けなければなりません。例えば、だんご粉で代用する場合は、少し水を増やすことで、餅本来のやわらかな食感が楽しめます。

水の量の調整が難しいのなら、レンジで調理するのもおすすめです。水を少しずつ加えて混ぜる作業を繰り返すことでもちっとした食感を楽しめます。

また、コーンスターチやタピオカスターチなどは、粉の量が多いと食感や味わいが変わりやすいです。水と同様、粉の量についても気を付けましょう。

餅とり粉に代用できない2つの粉

餅とり粉の写真

すべての粉が餅とり粉として適しているわけではありません。選ぶ粉によっては、うまく餅を丸められなかったり、風味が落ちたりするリスクが発生するでしょう。

ここでは、餅とり粉の代用として使えない代表的な粉を紹介します。

  • 小麦粉
  • ホットケーキミックス

代用品として使えない理由もあわせて解説しているので、注意点と合わせて確認してみてください。

小麦粉

小麦を製粉して作られたのが小麦粉。パンや麺類に使われることが多いほか、トンカツなどの衣づけやグラタンなどにも使われることから、ほとんどの家庭に置いてある代表的な粉です。

小麦粉には、水に溶けないタンパク質として知られるグルテンが含まれています。グルテンは、水と混ぜると粘り気が出てしまうので、餅のベタつきを抑える効果はありません。また、小麦粉をつけると餅の表面が固まりやすいので、舌触りが悪くなってしまいます。

特に、強力粉や中力粉は含まれているグルテンの量が多いため、代用品としての使用は避けましょう。また、小麦粉でなくても、餅とり粉の中には小麦が含まれているものがあります。失敗しないために、事前に確認してみてください。

ホットケーキミックス

ホットケーキミックスは、薄力粉・砂糖・ベーキングパウダー・塩から出来た甘い粉です。ホットケーキを焼いたり、ドーナツなどのお菓子を作ったりする際に使われます。

お菓子作りをする家庭なら置いてあることが多いホットケーキミックス。しかし、小麦が含まれているので、餅とり粉の代用には向きません

餅とり粉を代用していつでもおいしい餅を作ろう

豆大福の写真

コーンスターチと同じ、とうもろこしでんぷんから作られている餅とり粉。餅を丸める時に、手にまぶすことで、小分けして扱いやすくなるのです。

餅とり粉は、台所に常備されている身近なものから少し珍しい粉までさまざまなもので代用できます。具体的には以下の通りです。

  • だんご粉
  • 上新粉
  • 米粉
  • 片栗粉
  • コーンスターチ
  • ライススターチ
  • タピオカスターチ
  • 緑豆でんぷん
  • 製菓用米粉

餅と同じ米からできた粉なら、代用してもおいしく味わえます。成分が違う粉でも、使い方のポイントを押さえておけば問題ありません。

代用品を使う際には、原材料に小麦や砂糖が含まれていないか・水の量が適切か気を付けましょう。特に、水と混ぜると粘り気が出る小麦は餅とり粉として適しません。

また、小麦と砂糖が含まれているホットケーキミックスや、小麦がブレンドされている製菓用米粉の使用も避けましょう。

餅とり粉を代用することで、ストレスなく餅を丸められます。ぜひ代用品を活用し、おいしい餅を味わってみてください。


[文・構成/grape編集部]

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