じゃがいもの芽は食べると危険？ 理由や取り除き方を紹介！ By - COLLY 公開：2024-05-10 更新：2024-05-10 ライフハック野菜 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ じゃがいもに芽が出ると危険だという話をご存じですか。芽が出たものをそのまま食べると、食中毒の症状が出てしまうかもしれないのです。 そこで、安心してじゃがいもを食べられるよう、正しい下処理と保管の方法をご紹介します。芽が出る前にじゃがいもをおいしく食べるために、じゃがいもレシピを活用してくださいね。 じゃがいもの芽は危険？ ※写真はイメージ じゃがいもの芽には天然の毒素が含まれています。どんな成分なのか、食べてしまうとどうなるのかを確認していきましょう。 天然毒素のソラニンが含まれている じゃがいもの芽を食べるのは危険、といわれる理由は芽に『ソラニン』や『チャコニン』という成分が含まれているから。『ソラニン』『チャコニン』は天然の有害物質で嘔吐、下痢、腹痛、発熱など食中毒症状を引き起こす可能性があります。 緑色に変色したじゃがいもにも注意する 芽が出ているじゃがいもをよく見ると、皮が緑色に変色したものを見かけることも。実は緑色に変色したじゃがいもにも、皮付近に『ソラニン』や『チャコニン』が含まれています。じゃがいもが緑色に変色するのは、店先や保管先で光に当たりすぎてしまったり、家庭菜園などで十分に育ちきれていなかったりという原因が考えられます。 じゃがいもから芽が出たらどうする？ ※写真はイメージ 保管していたじゃがいもから芽が出てしまったら、もう食べられないのでしょうか。実は、芽が出たじゃがいもでも、きちんと下処理をすることで捨てずに食べられるようになります。 取り除けば食べられる？ じゃがいもの芽や、緑色に変色してしまった皮をきちんと取り除けば、じゃがいも本体を食べることができます。ただ、ゆでたり加熱したりすることで毒を完全に取り除くことはできません。正しい下処理の方法を知って安心してじゃがいもを食べられるようになりましょう！ じゃがいもの芽の取り方を紹介！ じゃがいもの芽は、包丁やピーラーで芽の周りごと大きくえぐるように取り除いてください。 ピーラーでの取り方 ピーラーの側面についている小さなでっぱりのようなパーツは、『芽取り』と呼ばれます。この『芽取り』でじゃがいもの芽とその周りを掘るようにして取り除きます。 包丁での取り方 包丁の持ち手に近い刃の角をじゃがいもの芽の周りに軽く刺し、じゃがいもをくるりとまわすように動かします。芽のある付近の皮ごと厚めにむいて取り去る方法も。 じゃがいもの発芽を防ぐおすすめの保存方法 ※写真はイメージ じゃがいもに芽が出てしまうと身体に悪影響があり、芽を取り除くのにひと手間必要になることが分かりました。 では、そもそもじゃがいもから芽が出ないようにする方法はないのでしょうか。ここではじゃがいもの発芽を防ぐ保存方法をご紹介します。ポイントは温度管理です！ 常温がおすすめ じゃがいもは新聞紙に包み、保存袋に入れたじゃがいもは涼しく、乾燥した風通しのよい場所で保管を。日光を当てないことも大切です。また、タマネギやニンニクと一緒に保管すると発芽が進んでしまうので避けましょう。 気温が高い夏は野菜室もおすすめ 気温が高い時期には冷蔵庫の野菜室での保管がおすすめ。キッチンペーパーで包んで袋に入れ、保管します。ポリ袋にはリンゴなどエチレンガスを出す野菜や果物も一緒に入れると発芽を遅らせる効果が期待できます。 じゃがいもを使ったおすすめレシピ４選 ※写真はイメージ 『キッコーマン』のウェブサイトにはじゃがいもを使ったおいしいレシピが紹介されています。じゃがいもに芽が出たり、緑色に変色したりしてしまう前においしく調理して食べられるとよいですね。 玉ねぎとじゃがいものチーズ焼き 材料（2人分） 玉ねぎ １個（２５０ｇ） じゃがいも １個（１２０ｇ） ピザ用チーズ ５０ｇ 片栗粉 大さじ３ 『デルモンテ エキストラバージンオリーブオイル』 大さじ１ 『キッコーマンいつでも新鮮しぼりたて生しょうゆ』 小さじ３ 黒こしょう（粗びき） 少々 つくり方 １. 玉ねぎは薄切り、じゃがいもは皮をむいてせん切りにする。 ２. ボウルまたはポリ袋に、玉ねぎ、じゃがいも、チーズ、片栗粉を入れてまんべんなく絡める。 ３. フライパンにオリーブオイル大さじ1/2を中火で熱し、（２）を１/８量ずつ薄く平らに広げ、４枚分を入れたら、中火で片面３分３０秒ずつ両面焼く。 ４. しょうゆ小さじ１と１/２を回しかけ、さらにさっと焼く。同様に残りの生地で４枚焼く。器に盛りつけ、黒こしょうをふる。 キッコーマン ーより引用 子供も大人も大好きなじゃがいもとチーズの組み合わせ。カリっと焼いた食感と醤油の香ばしい香りがたまらない１品です。 焦がし生しょうゆ香る！じゃがいもブロッコリーと鮭のジュワッと焼き 材料（２～３人分） じゃがいも ２００ｇ 生鮭（切り身・１切れ９０ｇ程度） ２枚 塩 少々 ブロッコリー 大１/２個 サラダ油 大さじ１ 『キッコーマンいつでも新鮮しぼりたて生しょうゆ』 大さじ１と１/２ バター １０ｇ つくり方 １. ジャガイモは皮をむき、大きめのひと口大に切る。耐熱皿にのせ、ラップをふんわりとかけて電子レンジ（６００Ｗ）で３～４分程、柔らかくなるまで加熱する。生鮭は３等分に切り、塩をふる。 ２. ブロッコリーは房と茎を切り分け、房はひと口大に切り、茎は皮を厚めにむいて４ｃｍ長さの拍子木切りにする。 ３. フライパンに油を入れて中火で熱し、ジャガイモ、ブロッコリーを２分程炒め、鮭を加えて両面焼き色が付くように２分程焼く。ふたをして弱火にし３～４分、途中で上下を返しながら蒸し焼きにして、ブロッコリーと鮭に火を通す。 ４. ブロッコリーをジャガイモ、鮭の上にのせて強火にし、しょうゆを鍋肌に回し入れて１０秒おき、１０秒程焼き絡める。 ５. 器に盛り、フライパンに残ったたれをかけ、バターをのせる。（バターはフライパンの中で絡めてもおいしく召しあがりいただけます） キッコーマン ーより引用 ボリュームを出すのが難しい魚料理も、じゃがいもと一緒なら食べ応えアップ。バターの香りで食欲が増すメニューです。 じゃがいもと鶏肉の重ね煮 材料（２人分） じゃがいも（男爵） １個 玉ねぎ １個 鶏もも肉 ２８０ｇ 『デルモンテ エキストラバージンオリーブオイル』 大さじ１ マンズワイン（白） １００ｍｌ 『デルモンテ 完熟カットトマト（３８８g紙パック）』 １パック 塩 少々 こしょう 少々 （A）鶏肉の下味 塩 少々 こしょう 少々 『マンジョウ国産米こだわり仕込み料理の清酒』 大さじ１ （B）ブイヨン 洋風スープの素（固形） １/４個 湯 ５０ｍｌ つくり方 １. じゃがいもは薄切りに、玉ねぎは縦半分に切り、端から薄切りにする。 ２. 鶏肉は余分な脂を取り除き、４ｃｍ大のそぎ切りにし、（Ａ）の塩、こしょうをふり、酒をもみこむ。 ３. フライパンにオリーブオイル小さじ１を温め、（２）の両面に焼き目をつける。 ４. 直径１５ｃｍのフライパンに残りのオリーブオイルを敷き、（１）を交互に重ね、その都度、軽く塩、こしょうする。 ５.（３）をのせてワインと（Ｂ）を注ぎ、ふたをして煮る。 ６. 沸騰したらカットトマトを加え、ふたをして弱火でじゃがいもがやわらかくなるまで煮る。 キッコーマン ーより引用 じゃがいもを薄切りにすることで、火の通りも早く味もなじみやすくなります。早めに煮込んで準備しておけるので、おもてなし料理にもぴったり。 じゃがいもとピーマンの和風チンジャオロースー 材料（２人分） 豚肩ロース肉（薄切り） １００ｇ 『キッコーマン特選丸大豆しょうゆ』 小さじ１ 『マンジョウ国産米こだわり仕込み料理の清酒』 小さじ２ 片栗粉 小さじ２ サラダ油 小さじ２ ピーマン ２個 じゃがいも １個 ねぎ １０ｃｍ しょうが 少々 （A） 『キッコーマン特選丸大豆しょうゆ』 大さじ１ 『マンジョウ米麹こだわり仕込み本みりん』 大さじ１ 『マンジョウ国産米こだわり仕込み料理の清酒』 大さじ１ つくり方 １. 豚肉は細切りにし、しょうゆと酒で下味をつけ、片栗粉をまぶして油小さじ１を加えて混ぜる。（Ａ）は混ぜ合わせておく。 ２. ピーマンは縦半分に切ってへたと種を除き、横に細切りにする。じゃがいもはピーマンの幅に合わせて細切りにし、水にさらして水気を切る。ねぎは縦半分に切ってから斜め薄切りにし、しょうがはせん切りにする。 ３. ボウルに（２）の野菜を入れて油小さじ１を加え、混ぜ合わせる。 ４. フライパンを中火で熱し、豚肉をほぐしながら炒め、火が通ったら取り出す。（３）を加えてざっと炒め、（Ａ）を加えて１分程炒め、豚肉を戻し入れて全体を混ぜ合わせる。 キッコーマン ーより引用 細切りにした野菜やお肉を和風に味付けした食べやすいチンジャオロースー。小分けにしやすいのでお弁当のおかずにも活躍してくれます。 まとめ じゃがいもの芽には毒性があり、そのまま食べてはいけないことが分かりました。発芽しないようご紹介した方法で保管し、もし芽が出てしまったら正しく下処理を。じゃがいもの芽が出ても慌てず正しく調理して、おいしくじゃがいもを食べたいですね。 [文・構成／grape編集部] 出典 キッコーマン Share Post LINE はてな コメント
じゃがいもに芽が出ると危険だという話をご存じですか。芽が出たものをそのまま食べると、食中毒の症状が出てしまうかもしれないのです。
そこで、安心してじゃがいもを食べられるよう、正しい下処理と保管の方法をご紹介します。芽が出る前にじゃがいもをおいしく食べるために、じゃがいもレシピを活用してくださいね。
じゃがいもの芽は危険？
※写真はイメージ
じゃがいもの芽には天然の毒素が含まれています。どんな成分なのか、食べてしまうとどうなるのかを確認していきましょう。
天然毒素のソラニンが含まれている
じゃがいもの芽を食べるのは危険、といわれる理由は芽に『ソラニン』や『チャコニン』という成分が含まれているから。『ソラニン』『チャコニン』は天然の有害物質で嘔吐、下痢、腹痛、発熱など食中毒症状を引き起こす可能性があります。
緑色に変色したじゃがいもにも注意する
芽が出ているじゃがいもをよく見ると、皮が緑色に変色したものを見かけることも。実は緑色に変色したじゃがいもにも、皮付近に『ソラニン』や『チャコニン』が含まれています。じゃがいもが緑色に変色するのは、店先や保管先で光に当たりすぎてしまったり、家庭菜園などで十分に育ちきれていなかったりという原因が考えられます。
じゃがいもから芽が出たらどうする？
※写真はイメージ
保管していたじゃがいもから芽が出てしまったら、もう食べられないのでしょうか。実は、芽が出たじゃがいもでも、きちんと下処理をすることで捨てずに食べられるようになります。
取り除けば食べられる？
じゃがいもの芽や、緑色に変色してしまった皮をきちんと取り除けば、じゃがいも本体を食べることができます。ただ、ゆでたり加熱したりすることで毒を完全に取り除くことはできません。正しい下処理の方法を知って安心してじゃがいもを食べられるようになりましょう！
じゃがいもの芽の取り方を紹介！
じゃがいもの芽は、包丁やピーラーで芽の周りごと大きくえぐるように取り除いてください。
ピーラーでの取り方
ピーラーの側面についている小さなでっぱりのようなパーツは、『芽取り』と呼ばれます。この『芽取り』でじゃがいもの芽とその周りを掘るようにして取り除きます。
包丁での取り方
包丁の持ち手に近い刃の角をじゃがいもの芽の周りに軽く刺し、じゃがいもをくるりとまわすように動かします。芽のある付近の皮ごと厚めにむいて取り去る方法も。
じゃがいもの発芽を防ぐおすすめの保存方法
※写真はイメージ
じゃがいもに芽が出てしまうと身体に悪影響があり、芽を取り除くのにひと手間必要になることが分かりました。
では、そもそもじゃがいもから芽が出ないようにする方法はないのでしょうか。ここではじゃがいもの発芽を防ぐ保存方法をご紹介します。ポイントは温度管理です！
常温がおすすめ
じゃがいもは新聞紙に包み、保存袋に入れたじゃがいもは涼しく、乾燥した風通しのよい場所で保管を。日光を当てないことも大切です。また、タマネギやニンニクと一緒に保管すると発芽が進んでしまうので避けましょう。
気温が高い夏は野菜室もおすすめ
気温が高い時期には冷蔵庫の野菜室での保管がおすすめ。キッチンペーパーで包んで袋に入れ、保管します。ポリ袋にはリンゴなどエチレンガスを出す野菜や果物も一緒に入れると発芽を遅らせる効果が期待できます。
じゃがいもを使ったおすすめレシピ４選
※写真はイメージ
『キッコーマン』のウェブサイトにはじゃがいもを使ったおいしいレシピが紹介されています。じゃがいもに芽が出たり、緑色に変色したりしてしまう前においしく調理して食べられるとよいですね。
玉ねぎとじゃがいものチーズ焼き
子供も大人も大好きなじゃがいもとチーズの組み合わせ。カリっと焼いた食感と醤油の香ばしい香りがたまらない１品です。
焦がし生しょうゆ香る！じゃがいもブロッコリーと鮭のジュワッと焼き
ボリュームを出すのが難しい魚料理も、じゃがいもと一緒なら食べ応えアップ。バターの香りで食欲が増すメニューです。
じゃがいもと鶏肉の重ね煮
じゃがいもを薄切りにすることで、火の通りも早く味もなじみやすくなります。早めに煮込んで準備しておけるので、おもてなし料理にもぴったり。
じゃがいもとピーマンの和風チンジャオロースー
細切りにした野菜やお肉を和風に味付けした食べやすいチンジャオロースー。小分けにしやすいのでお弁当のおかずにも活躍してくれます。
まとめ
じゃがいもの芽には毒性があり、そのまま食べてはいけないことが分かりました。発芽しないようご紹介した方法で保管し、もし芽が出てしまったら正しく下処理を。じゃがいもの芽が出ても慌てず正しく調理して、おいしくじゃがいもを食べたいですね。
[文・構成／grape編集部]