『めかぶ』とは?わかめとの違いは? 栄養素やおすすめのレシピを紹介
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手軽に食べられる海藻、めかぶ。最近はコンビニやスーパーなどで、パックに入って売られているのをよく見かけますね。手に入りやすく、おかずが足りない時の一品にサッと出せるのもめかぶのよいところです。
本記事ではめかぶはどのような海藻なのか、紹介していきます。おすすめのレシピもあるのでぜひ参考にしてみてください。
めかぶとは
※写真はイメージ
わかめの根元にある、ひだが折り重なった部分がめかぶで、食品として区別されています。
根のイメージを持つ人も多いかと思いますが、めかぶは根元にあるひだの部分で根ではありません。地域によって独特の呼び名があり『ネカブ』『ミミ』『カブ』『メヒビ』と呼ぶところもありますよ。漢字では『芽かぶ』や『和布蕪』と書かれます。
宮城県、岩手県、徳島県で収穫される場合が多く、特に三陸海岸のめかぶは『三陸めかぶ』と呼ばれブランド化しています。食品売り場では1年中手に入りますが、旬は3〜4月です。
めかぶの栄養素
わかめの一部のめかぶは、栄養面でわかめと大きな違いはありません。食物繊維、ミネラル、ビタミンなどが豊富なのは有名です。
めかぶといえば、粘り気と独特の食感ですね。あの粘り気の正体は、水溶性食物繊維のアルギン酸とフコダインが含まれているからです。わかめより多くアルギン酸とフコダインが含まれているため、わかめと比べて粘り気があるようですよ。
めかぶの効果
粘り気のもとは、水溶性食物繊維のアルギン酸とフコダイン。食物繊維は腸内環境を整えることでよく知られていますね。アルギン酸は食後の血糖値の上昇を抑える効果が期待できるため、食前にめかぶを食べるのがおすすめです。
フコイダンは免疫力を高める効果が期待できます。風邪予防にもなるので、継続的に食べるとよいでしょう。
めかぶのおすすめの食べ方
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健康維持や腸内環境改善のため、海藻は毎日食べていきたいですね。めかぶはパックで販売されているタイプもあり、気軽に食べられるので、毎日続けやすいのがよいところ。1日1パックがおすすめです。
味に飽きてしまう人はめかぶをアレンジしてみましょう。梅干しやしらす、卵やキムチなど、ごはんのお供をプラスしてアレンジするとおいしくなりますよ。鍋やボウルを出して料理するのが億劫な人にもおすすめですね。
めかぶは粘り気とコリコリとした食感が特徴的ですが、味が濃い食べ物ではないので合う食材が多いのです。
めかぶの保存方法、賞味期限
※写真はイメージ
パックのめかぶは手軽ですが、生のめかぶも気になりますよね。生のめかぶは旬の時期しか売り場で見かけないので、見つけたら購入したい食材です。本章ではめかぶの保存方法や賞味期限について説明していきます。
パック入りめかぶ
パック入りのめかぶは記載されている賞味期限を確認しましょう。安売り時に買い溜めしたい人や、めかぶをストックしておきたい人には冷凍保存がおすすめ。未開封に限りますが約1か月冷凍保存が可能です。
パックのまま、添付されたタレも一緒に冷凍しておきましょう。食べる時は冷蔵庫に入れて約3時間で解凍できます。
生めかぶ
生めかぶは旬の時期しか手に入らない食品。鮮度が落ちやすいので、購入したらすぐに食べるのがベストです。刺激臭やドロドロに溶けている部分がある場合は傷んでいる可能性があるので、よく確認してから調理してください。
持ち帰ったらすぐに洗って湯通しし、すぐに食べないぶんは冷凍保存しましょう。下処理をしためかぶを刻み、保存袋に薄く平らにして入れるのがおすすめです。詰め過ぎには注意してくださいね。
薄く平らにして保存すると解凍する時に使いたいぶんだけをぽきっと折って取り出せます。折り目を付けて冷凍すれば使いたい量だけ出すのに便利ですよ。
保存時の手順を説明していきます。
保存期間は約1か月、70gほどなら冷蔵庫で約3時間おいて解凍できます。解凍後はそのまま食べられますよ。
めかぶのレシピ
※写真はイメージ
めかぶは食べやすく、簡単に一品作れるのがよいですね。サッと和えるだけの料理や、揚げ物、汁物にも合います。食感をプラスするのにみそ汁や中華スープに入れてみるのもおすすめです。
つるっとしたノド越しで食べられるので、冷奴やそうめんなどの冷たい料理にも合います。
めかぶ納豆
まずはミツカンのウェブサイトで紹介されている『めかぶ納豆』のレシピをご紹介します。
めかぶの手軽さを生かした一品ですね。2ステップでできるので、時間がない時や作る気力が起きない時に助かります。そのまま食べるのはもちろん、ごはんにのせたり、豆腐にのせたりしてもよいでしょう。
納豆めかぶそば
同じくミツカンのウェブサイトで紹介されている、『納豆めかぶそば』のレシピも見てみましょう。
食欲がない時でも簡単に作れて、ノド越しがよく食べやすいのもおすすめのレシピです。
包丁要らずで洗い物が少ないのも嬉しいですね。お好みで卵や天かすなどのトッピングを追加してアレンジすると、よりおいしく食べられます。
めかぶ天ぷら
丸繁商店のウェブサイトで公開されている『めかぶ天ぷら』のレシピです。
めかぶを天ぷらにするなんて意外ですよね。揚げる時は油が跳ねないように、水をよく切ってください。うどんやそばと一緒に食べたり、お酒のおつまみにしたりするのにぴったりな天ぷらです。
めかぶをおいしく楽しもう
めかぶについて説明してきました。めかぶはコンビニでも手に入る食品なので、お弁当を買った時などにプラスすると、食事をワンランクアップできますよ。冷凍保存できて解凍するだけで食べられるので、手間がかからず忙しい人にもおすすめです。
野菜などの食物繊維を食事の最初に摂り、血糖値の急激な上昇を防ぐ食べ方として『ベジファースト』が話題になっていますよね。食事の最初にめかぶを食べれば、血糖値の急激な上昇も防げる可能性があるでしょう。
1パック40gを目安に、毎日の食事に取り入れてみてください。『ベジファースト』を意識する場合は、最初に食べてくださいね。
[文・構成/grape編集部]