カレーのルーを入れる時に火を止めるのはなぜ? 企業の解説に「気を付けます」
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- 出典
- グリコ
カレーやシチューは多くの家庭で親しまれている料理です。
市販のルーでのパッケージには『ルーを入れる時は一度火を止めてから』という指示がありますが、このひと手間を面倒に感じたことはありませんか。
江崎グリコ株式会社(以下、グリコ)のブランドサイトでは、「なぜ火を止めてからルーを溶かさなければいけないのか」という疑問に回答しています。
実は、この工程こそが、料理の仕上がりを左右する重要なポイントです。
火を止めてからルーを入れる驚きの理由とは
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グリコは「なぜ一度火を止めてからルーを入れなければならないのか」という質問に対して、次のように回答しています。
沸騰した状態でルーを入れると、ルーに含まれる小麦粉のデンプンによって表面だけが糊状に固まり、ダマができてしまいます。
火を止めた状態であればすぐに90℃程度にまで温度は下がるため、ダマの心配はありません。デンプンによって糊化する前に油脂分が溶け出すため、なめらかな状態になります。
火を止めてルーを割り入れ、しっかり溶かしましょう。
『ルーを入れた後、ふたをして5分ほど置いてから混ぜる』と、きれいにルーが溶けます。鍋を早く冷ましたい場合は、『ぬらした布巾の上に鍋を置く』方法がおすすめです。
「火を止めるのが手間」と感じる人もいるかもしれません。しかし、滑らかでおいしいカレーやシチューを作るためには欠かせない工程です。ルーを入れる時は、煮汁の温度を下げてから入れるようにしましょう。
余ったカレーやシチューの保存方法
余ったカレーやシチューは、鍋のまま放置せず、適切な方法で保存することが大切です。
冷ましたカレーやシチューは、清潔な容器に移し替えてから冷蔵庫に入れましょう。鍋のまま保存すると、細菌が繁殖しやすく、食中毒のリスクが高まるので注意が必要です。
また、「冷蔵庫に入れているから安心」と油断せず、できるだけ早めに食べ切るようにしましょう。
冷蔵保存したカレーやシチューを食べる時は、中心部までしっかり加熱することで『ウェルシュ菌』による食中毒を予防できます。安全においしく楽しむために、適切な保存と加熱を心がけましょう。
[文・構成/grape編集部]