「軽いものは入れないで!」 パナソニックが注意を呼びかけ
公開: 更新:

画像提供:パナソニック株式会社

「6本あっという間になくなります」 春巻きの皮で包んだのは?料理研究家のゆかり(@igarashi_yukari)さんは、「春に食べたくなる」という春巻きのレシピをXで紹介していました。揚げずに作れる、『アスパラチーズの春巻き』とは?

100均の『すのこ』を組み立てて… 作ったものに「発想がすごい」「真似してみる」100均で買った『すのこ』を使って作ったのは?誰でも簡単に真似できるDIYを、ゆう(yupapa_kurashi_)さんが紹介しています。
- 取材協力
- パナソニック株式会社
食器洗い乾燥機(以下、食洗機)は便利な家電で、日頃使っている人もいるでしょう。
自動で食器を洗って乾かしてくれるので、あると助かりますよね。
食洗機って、結局何がすごい? パナソニックに聞いた真の実力に「ほしくなった!」
ただし、どんな食器でも食洗機に入れて洗浄・乾燥できるわけではないので注意が必要です。
食洗機に入れてはいけないアイテムについて、総合家電メーカーのパナソニック株式会社(パナソニック)に取材しました。
食洗機で洗うのはNGな物
食洗機で洗えないものをパナソニックに聞いたところ、このような回答がありました。
食洗機は、高い水温・高圧の水流・強力な洗剤で食器を洗います。
そのため、熱に弱いものや軽いもの、変色しやすいものは洗うことができません。
食洗機は洗浄力を増すために、高い水温の水を高圧で吹き付け、より強力な洗剤を用いて食器を洗います。そのため、洗浄できない食器があるとのこと。
パナソニックによると、具体的なNGアイテムは以下の物です。
強化ガラス製のもの
強化ガラスは、普通のガラスよりも強度を高めるための加工をしたガラスです。
小さなキズやガラス内部に小さな異物があると、急激な温度変化により、ガラスの表面と内部に生じる温度差で破損する場合も…。飛び散った破損でケガをする恐れがあります。
※『食洗機対応可』と表示されている強化ガラス製品については、販売メーカーにお問い合わせください。
軽いもの
かご本体の小物入れにセットできるものを除いて、軽めの食器は水圧でかごから飛び出すことがあります。ヒーターカバーというパーツに落下すると、発煙・焦げ・変形・においの原因となる恐れがあるのです。
そのほか、以下のような軽いものも入れないでください。
・プラスチックのスプーンや蓋
・発泡スチロール容器
・ふきん、スポンジ
・哺乳瓶の乳首
形状や大きさによっては、小物類専用の『小物ケース』や、パナソニックの食洗機に搭載の『ちょこっとホルダー』で洗えます。
高温に弱いもの
食洗機は高温のお湯で洗ってすすぎます。変色やくもり、破損などの原因になるため、高級漆器や金・銀食器は洗わないでください。
また、耐熱温度の低いプラスチック製品も熱の影響で変形する恐れがあります。
アルカリ洗剤に弱いもの
アルミ製・銅製の調理器具は、専用洗剤に含まれるアルカリ成分により、表面が酸化して変色することがあります。鉄製のものは錆びてしまう場合も…。
クリスタルグラスや上絵付け(うわえつけ)の食器も、くもり、変色、はがれの恐れがあるので手洗いしましょう。
そのほか、以下の食器類も食洗機で洗わないでください。
・金メッキ製・銀メッキ製・銀製食器
・アルミ食器、鉄製のなべ
・木(竹・とう)製食器
食洗機で包丁を洗いたい場合は、鉄製ではなくステンレス製のものにしましょう。
画像提供:パナソニック株式会社
割れやすいもの、表面にキズやはがれがあるもの
水流や熱で割れることがあるため、以下のようなものも入れないでください。
フッ素加工のフライパンもコーティングがはがれる恐れがあるため使用NGです。
・キズの付いたガラス食器
・ひびの入った食器
・ひび割れ模様の食器
・木製の柄の付いたなべ類
・フッ素加工を施したもので、表面にキズやはがれがあるもの
ほかにも、「びん、徳利(とっくり)などの口が小さいものは、中まで噴射が届かずに汚れが残る場合があります」とのこと。
哺乳瓶は洗えますが、洗浄水が中まで確実に届くよう正しくセットしなければなりません。ちなみに、食器洗い乾燥機で消毒はできないため注意してください。
パナソニックのアドバイスを参考にして、食洗機と手洗いをうまく使い分けて、家事の負担を減らしましょう。
より詳しく知りたい人は、以下のウェブサイトを参考にしてください。
【卓上型】食洗機で洗えないものは
[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]