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冷凍した魚の賞味期限は?腐敗の見分け方と日持ちさせる方法を解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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冷凍した魚の賞味期限は?腐敗の見分け方と日持ちさせる方法を解説

※写真はイメージ

冷凍した魚は長持ちするイメージを持っている人もいるかもしれませんが、「いつまで食べられるの?」「賞味期限をすぎても大丈夫なのかな」と、不安に思う場合もあるでしょう。

家庭で冷凍した魚と市販の冷凍魚では賞味期限が異なり、保存方法によっても日持ちは変わってきます。

本記事では、冷凍魚の賞味期限の目安や傷んでいるかどうかの見分け方、おいしさを長持ちさせるための保存方法をまとめました。

冷凍した魚の賞味期限が気になる人は、ぜひ参考にしてください。

冷凍した魚の賞味期限は?

冷凍した魚の賞味期限は?

※写真はイメージ

家庭で冷凍した魚とスーパーで購入した冷凍魚では、賞味期限が異なります。

ここでは、自宅で冷凍保存する場合と市販の冷凍食品の賞味期限を、それぞれ詳しく見ていきましょう。

自宅で魚を冷凍する場合

家庭で冷凍した魚の賞味期限は、種類によって多少前後しますが、保存してから2〜3週間程度が目安とされています。

ラップや真空パックで密封しても、冷凍庫内の温度が扉の開け閉めで安定せず、品質が徐々に落ちるのだとか。

そのため、2〜3週間程度の保存が可能でも、その前に食べきるのが望ましいでしょう。

スーパーで売っている魚の冷凍食品の場合

スーパーで販売されている冷凍魚は、種類や製造会社によって賞味期限が多少異なるとされています。

一般社団法人日本冷凍食品協会によると、スーパーで売っている冷凍魚は、−18℃以下での保存試験を実施し、安全性と品質を確認したうえで期限が決められているそうです。

細菌検査だけでなく、人の五感を駆使して味や食感や香りや見た目を評価する官能検査などが含まれており、一定の安全率を加味して賞味期限が設定されます。

日本冷凍食品協会の試験結果によると、魚のフライの賞味期限は12〜18か月だそう。

ただし、家庭の冷凍庫では温度が一定に保たれにくく保存環境が完全ではないため、商品に記載された期限を必ず確認し、早めに消費しましょう。

賞味期限が切れた冷凍魚は食べられる?

賞味期限が切れた冷凍魚は食べられる?

※写真はイメージ

賞味期限はおいしく食べられる目安のようです。そのため、記載された保存方法を守っていれば、期限をすぎてもすぐに食べられなくなるわけではないとされています。冷凍魚も同様に、傷みがなければ食べることは可能なようです。

ただし、賞味期限がすぎると風味や食感が徐々に落ちてしまうため、できるだけ期限内に食べ切りましょう。

一方で、解凍した時に次のような異変が見られる場合は、注意が必要です。

  • 魚の表面に白い膜が出ている。
  • ぬめりやベタつきがある。
  • 鼻につくような生臭さがする。
  • 生ゴミのようなにおいがする。
  • カビが生えている。
  • 色が不自然に変わっている。

冷凍した状態では異変はなくても、解凍して初めて傷みに気づくケースもあるとされています。見た目やにおいに少しでも違和感を覚えたら、食べずに処分しましょう。

日持ちさせるための魚の冷凍保存方法

日持ちさせるための魚の冷凍保存方法

※写真はイメージ

魚を冷凍する際は、いくつかの手順を丁寧に行うことで、日持ちさせられるようです。

ここでは、日持ちさせるための魚の冷凍保存方法をまとめました。

内臓やウロコは取り除く

魚を丸ごと冷凍する前には、内臓やウロコをしっかり取っておくことが重要です。

魚は内臓から傷みやすく、臭みの原因になるとされています。また、ウロコの表面には雑菌が付着していることもあるといわれているため、できるだけ清潔な状態にしてから冷凍することが望ましいようです。

エラや頭も生臭さの原因となると考えられているため、処理しておくとより長く保存できるでしょう。

スーパーや鮮魚店では下処理を無料で対応してくれる場合もあるため、購入時に依頼するのも1つの方法です。

水気を丁寧にふき取る

魚を洗った後は、表面や切り口に残った水分をしっかりふき取りましょう。

水気が残ったままだと、冷凍中に霜がつきやすくなり、乾燥や酸化が進むとされています。また、ドリップと呼ばれる赤い液体も臭みの原因になるといわれているため、キッチンペーパーで丁寧にふき取りましょう。

魚に水分がついたまま冷凍すると、パサついたり味が落ちたりするといわれているため、このひと手間を惜しまないことが重要です。

ラップに包み密閉させる

水分をふき取った後は、ラップで魚全体をしっかり包みましょう。

魚の一部がラップから出ると、その部分から乾燥や冷凍焼けが起きるおそれがあるといわれています。ラップで包んだ後は保存袋に入れて密閉し、空気をできるだけ抜いてから冷凍庫に入れると効果的なのだとか。

空気に触れると味や色にも影響するため、できる限り密封状態で保存しましょう。

急速冷凍する

魚の品質を保つためには、素早く冷凍することがポイントのようです。

ゆっくり冷やすと、魚の細胞が壊れて水分や旨味が逃げやすくなるとされています。

金属トレーを使うと冷気が素早く伝わるとされ、急速冷凍に近い効果が得られるようです。薄く平らに広げて冷凍すると、内部まで早く凍らせられます。

冷蔵庫に急速冷凍機能がある場合は、それを活用するのもよいでしょう。

凍らせるスピードを上げることで、魚の状態がよいまま長く保てるとされています。

自宅で魚を冷凍した場合の賞味期限は2~3週間程度

冷凍魚の賞味期限は、家庭で冷凍した場合は2〜3週間程度、市販の冷凍食品は魚のフライで12〜18か月が目安のようです。しかし、家庭用冷凍庫では早めの消費が推奨されます。

賞味期限をすぎた場合でも、見た目やにおいに異変がなければ食べられる可能性がありますが、異常を少しでも感じた場合は処分しましょう。

また、品質を少しでも長く保つためには、下処理や水気の除去、密閉、急速冷凍の手順を丁寧に行うことが大切とされています。正しい冷凍保存で、魚を安全においしくいただきましょう。

※この記事は、一部日本冷凍食品協会のウェブサイトを参照しています。


[文・構成/grape編集部]

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