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「透明なリボン」の意味を知っていますか?目には見えない大切なことを考えよう

By - grape編集部  公開:  更新:

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世の中には様々な障害がありますが、パッと見ただけでは分からない障害もたくさんあります。例えば、身体の内部に障害がある人、難病を抱えている人、発達障害、色覚障害、難聴などなど…。

そんな「見えない障害」を抱えている人達のためのマークについて、grapeでも過去に「耳マーク」「ヘルプマーク」を取り上げました。

今回は、見えない障害で困っている人たちがいる事を知って欲しい、考えるきっかけにしてほしいと始まった「見えない障害バッジ」をご紹介します。

透明なリボンに「星の王子様」から引用された「大切なものは目に見えない」と書かれたバッジ。「バッジをつけて、見えない障害を知ってもらおう」と、2011年にTwitterを通じて集まった人達の「気持ち」から始まりました。

このバッジには2つの願いが込められています。

1つは、見えない障害を抱えている人の中には、障害者と認められないため福祉制度の支援が受けられず、困っている人達がいることを知ってほしい。そして、2つめは「見えない障害を抱えている人」と「見ない障害を抱えている人を支援したい人」を繋ぎたい、という願いです。

「見えない障害バッジ」は、啓発用と、実際に障害を持っている当事者用の2種類があり、当事者用にはハートマークが付いています。

ナナさんがいつも、「やさしさは想像力」って言っています。
やさしさのたりない今の社会は、想像力のたりない社会なのかもしれませんね。

わかりやすい、一目でわかることが優先されて、目に見えないもの、理解に想像力のいることが失われてきたような気がします。

『 大切なものは目にみえない 』

目には見えないけれど大切なことを、もう一度みんなで取り戻してゆけたらいいな。

「見えない障害バッジ」運動は、そんな啓発活動だと思うんです。

バッジの願い | わたしのフクシ。 ーより引用

筆者はこの文章に心をうたれました。

以前、子供のオムツ替えのため、多機能トイレが空くのを待っていたとき、パッと見て健常者にしか見えない人が出てきて憤りを感じたことがありました。しかし、その人ももしかしたら見えない障害を抱えていたかもしれません。そこまで想像できなかった自分がとても恥ずかしくなりました。

現在、このバッジは「わたしのフクシ。」というサイトで販売・発送を行っています。企業でもNPO法人でもない、Twitterを通じて知り合った有志の人たちだけで運営されています。資金などの問題もあって、販売できる時期が不定期なようですが、Twitterやfacebookでお知らせしているそうなので、ぜひチェックしてください。

バッジが作られても、たくさんの人に知ってもらわなければ意味がありません。ぜひたくさんの人に知ってもらいたいと思い、grapeでもご紹介させていただきました。

このバッジをきっかけにさまざまな「見えない障害」について考えてもらえたら幸いです。

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出典
わたしのフクシ。わたしのバッジ。

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