『小4虐待事件』母親逮捕に、尾木ママが激しい怒り 「虐待と同じですよ」 By - grape編集部 公開:2019-02-04 更新:2019-02-04 事件児童相談所子育て尾木ママ(尾木直樹)虐待 Share Post LINE はてな コメント 2019年1月24日に千葉県で起きた、痛ましい虐待事件。父親の虐待により、小学4年生の女の子が尊い命を奪われました。 事件が起こる以前、被害女児は小学校で行われた『いじめに関するアンケート』に対し、このように書いていました。 お父さんに暴力を受けています。夜中に起こされたり、起きている時に蹴られたり、叩かれたりされています。 先生、どうにかできませんか。 アンケートの冒頭に「秘密を守りますので、正直に答えてください」と書かれていたにも関わらず、被害女児の父親に詰め寄られた教育委員会は内容を開示。 その結果、内容に激昂した父親によって虐待行為がエスカレートしたのではないかと考えられています。 『千葉虐待事件』の母親逮捕に、尾木ママが怒りと悔み 同年2月4日、被害女児の父親に続き、母親も傷害容疑で逮捕されたことが明らかになりました。夫の虐待行為を制止しなかったことから、警察は関与の度合いを調べていくとのことです。 母親は夫から日常的に暴力を受けていただけでなく、外出予定や携帯電話の記録をチェックされていたとのこと。警察の事情聴取に対し、母親はこのように供述しました。 夫の勇一郎容疑者が逮捕された際、県警の任意の事情聴取に「夫は夜中に娘を起こして立たせることがあり、ずっと立たせるのはやめてと言ったが、聞いてもらえなかった」と話していた。 産経ニュース ーより引用 我が子を守るのは、親の責務。しかし、自らも夫の暴力におびえ、我が子の命を守ることができなかったのかもしれません。 母親の逮捕を知り、タレントの『尾木ママ』こと尾木直樹さんが同日にブログを更新。ショックを隠し切れないまま、自身の思いをつづりました。 一歳の妹さんまだ乳飲み子の可能性のある小さな 小さな幼児がいるのにーー もちろん一時保護してくれますがママ居ないだけでもどんなに不安さみしいことでしょうか?心愛さんだけでなく、妹の一歳児までーー虐待と同じですよ お母さん、父親への恐怖心・暴力から保身の為に見るだけで止められず共犯になってしまったのでしょうか? それにしても児相!!母親への聞き取りしなかったのでしょうか、母親を助けなかったのでしょうか! どうしてしまったのでしょうーー妹さんの保護しっかりお願いしますよ! 尾木直樹(尾木ママ)オフィシャルブログ ーより引用 文面からは、残された1歳の次女を心配する気持ちや、父親と母親に対する激しい怒りが伝わってきます。 アンケートが開示された件に対しても、「なんて力ない学校、なんて無力な教育委員会、なんてことなかれ主義、なんて保身」とつづっていた尾木さん。 数日前のブログでは、多くの人に向けてこのように呼びかけていました。 悔しくて仕方ありません! 児相の拡充、児童福祉司の増員はもちろんのこと、【社会的養護】の充実、法律整備急ぎたいです! みなさん、もう絶対こんな事件起こしてはなりません!!もう子どもの命奪う国から脱出したいです!子どもは安心・安全に生きる権利があるのです! 尾木直樹(尾木ママ)オフィシャルブログ ーより引用 教育や子育て支援についての活動を行い、日々向き合ってきた尾木さんだからこそ、怒りや悔しさを抑えることができないのでしょう。 尾木さんの呼びかけに対し、ブログには「自分もなんとかしたい」「苦しんでいる子どもを救いたい」「このままではいけない」といった声が寄せられています。 中には、今回の事件と同じように「昔、夫が子どもに虐待をしていた。自分は怖くて止められなかったけど、子どもと2人で逃げた」という母親からのコメントもありました。 悲しいことに、児童虐待は決して珍しいことではありません。知らないところで、親におびえ、苦しんでいる子どもがいるのです。 虐待を受ける子どもが1人でも減るよう、そして、つらい思いをしている子どもをすぐに助けられるよう、大人はしっかりと事件に向き合わなくてはなりません。 [文・構成/grape編集部] 出典 尾木直樹(尾木ママ)オフィシャルブログ/尾木直樹(尾木ママ)オフィシャルブログ Share Post LINE はてな コメント
2019年1月24日に千葉県で起きた、痛ましい虐待事件。父親の虐待により、小学4年生の女の子が尊い命を奪われました。
事件が起こる以前、被害女児は小学校で行われた『いじめに関するアンケート』に対し、このように書いていました。
お父さんに暴力を受けています。夜中に起こされたり、起きている時に蹴られたり、叩かれたりされています。
先生、どうにかできませんか。
アンケートの冒頭に「秘密を守りますので、正直に答えてください」と書かれていたにも関わらず、被害女児の父親に詰め寄られた教育委員会は内容を開示。
その結果、内容に激昂した父親によって虐待行為がエスカレートしたのではないかと考えられています。
『千葉虐待事件』の母親逮捕に、尾木ママが怒りと悔み
同年2月4日、被害女児の父親に続き、母親も傷害容疑で逮捕されたことが明らかになりました。夫の虐待行為を制止しなかったことから、警察は関与の度合いを調べていくとのことです。
母親は夫から日常的に暴力を受けていただけでなく、外出予定や携帯電話の記録をチェックされていたとのこと。警察の事情聴取に対し、母親はこのように供述しました。
我が子を守るのは、親の責務。しかし、自らも夫の暴力におびえ、我が子の命を守ることができなかったのかもしれません。
母親の逮捕を知り、タレントの『尾木ママ』こと尾木直樹さんが同日にブログを更新。ショックを隠し切れないまま、自身の思いをつづりました。
文面からは、残された1歳の次女を心配する気持ちや、父親と母親に対する激しい怒りが伝わってきます。
アンケートが開示された件に対しても、「なんて力ない学校、なんて無力な教育委員会、なんてことなかれ主義、なんて保身」とつづっていた尾木さん。
数日前のブログでは、多くの人に向けてこのように呼びかけていました。
教育や子育て支援についての活動を行い、日々向き合ってきた尾木さんだからこそ、怒りや悔しさを抑えることができないのでしょう。
尾木さんの呼びかけに対し、ブログには「自分もなんとかしたい」「苦しんでいる子どもを救いたい」「このままではいけない」といった声が寄せられています。
中には、今回の事件と同じように「昔、夫が子どもに虐待をしていた。自分は怖くて止められなかったけど、子どもと2人で逃げた」という母親からのコメントもありました。
悲しいことに、児童虐待は決して珍しいことではありません。知らないところで、親におびえ、苦しんでいる子どもがいるのです。
虐待を受ける子どもが1人でも減るよう、そして、つらい思いをしている子どもをすぐに助けられるよう、大人はしっかりと事件に向き合わなくてはなりません。
[文・構成/grape編集部]