国道で「初見では読めないと思う」 書かれた文字に「読めるかー!」「知らなかった」
公開: 更新:
1 2

『ぞうる』と読んだ人は要注意! 見慣れた漢字の意外な『訓読み』3選身近な漢字でも、意外と読めない訓読みがあります。『象る』『塗れ』『具に』という、読めそうで読めない3つの漢字をピックアップ。正しい読み方を知って、日常の文章や会話で役立ててみましょう!

「この看板、初見では読めないと思う」 道路標識に「読めるかー!」「知らなかった」北海道在住のBilly(@kswmochi)さんは、北海道内で趣味の道路探索を行っていたところ、特徴的な案内標識を目にしました。
- 出典
- @kswmochi






そう、橋の名前は『部鳧橋』と書いて、『ペケレ橋』!
『鳧』は訓読みで『かも』や『けり』と読み、チドリ科の鳥であるケリは、この漢字で名称を表します。
ケリ
ちなみに、アイヌ語には『ペケレ』という言葉があり、『明るい』『清らか』『光』といった意味があります。
かつて樺太(からふと)で開通していた樺太鉄道には、漢字こそ違うものの、北辺計礼(きたぺけれ)駅という場所も存在していたようです。
また、札幌市にはペケレット湖という場所があり、同様にアイヌ語の『ペケレ』が語源とされています。『ペケレ・ト』で『明るい沼』という意味なのだとか。
北海道民からも「読めない」の声が続出
他県民のみならず、北海道在住の人たちからも、「こんなの読めるかー!」というツッコミが寄せられた『部鳧橋』。
北海道は特殊な読み方の地名が多い場所ですが、『部鳧橋』は地元民にとっても難易度が高いようです!
・以前この場所を通った際、「はぁ?」と思って車を停めてまで確認をしに行ったな。
・元北海道民です。ペケレット湖は知っていたけど、これは読めなかった…。
・知らなかった…!『ペケレ』という言葉にこの漢字を当てる、センスがすごい。
古くから伝わる地名には、さまざまな意味が込められています。
言葉の意味を知り、そこに刻まれた歴史を学ぶと、旅行や探索の楽しさがさらに増しますね!
[文・構成/grape編集部]