ビックカメラ家電アドバイザーが教える 後悔しない掃除機の選び方3タイプ比較

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デジタル・コンテンツ・パブリッシング

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家庭には欠かせない家電の1つ、掃除機。一家に1台は持っている家庭が多いですが、最近ではロボットタイプのものを追加で購入するケースもありますよね。

長く使う家電なので、できれば後悔しない買い物をしたいところです。

そこで、本記事では、『後悔しないで掃除機を選ぶためにはどうすべきか』『どこに着目して掃除機を買うべきか』を紹介。

大型家電量販店『ビックカメラ』有楽町店に取材し、家電アドバイザーの清水寛生さんに話をうかがいました。

『ビックカメラ』有楽町店の掃除機売り場と清水寛生さんの写真

今回取材した『ビックカメラ』有楽町店の掃除機売り場と清水寛生さん。驚くほどたくさんの機種があります。

掃除機はたくさんの種類がある!

実際に家電量販店に行くと分かりますが、掃除機とひと口にいっても、非常に多くの機種が販売されています。

2023年現在、掃除機は以下の3タイプに分かれているとのことです。

1.スティックタイプ
掃除用のモーターと駆動用バッテリーが一体になった棒(スティック)状の掃除機。

2.キャニスタータイプ
主にコンセントにさして電気を供給し、モーターを駆動するタイプの掃除機。

3.ロボットタイプ
自動で部屋を掃除してくれる掃除機。

清水さんによれば、売れ筋はスティックタイプとロボットタイプとのこと。「ロボットタイプを除くと、8~9割はスティックタイプの掃除機が人気で売れている」そうです。

スティックタイプがここまで普及した背景には、バッテリー技術の進化があります。数年前と比べてもバッテリーの持ちや軽量化が大きく進んでおり、かつてはキャニスタータイプの独壇場だった「パワフルな吸引」という領域にも、スティックタイプが追いついてきているようです。

後悔しない掃除機選びのポイントとは

清水さんにうかがったところ、購入後に後悔しないためには、「まず、1~3のどのタイプの掃除機が自分の住んでいる環境にぴったりなのか」を意識するのが重要とのことです。

住環境によって最適なタイプは大きく変わります。ワンルームや1LDKなど比較的コンパクトな住まいであればスティックタイプで十分対応できることが多く、広いLDKや複数の部屋を続けて掃除する場合はキャニスタータイプやロボットタイプとの併用が向いているでしょう。

スティックタイプ掃除機のメリットとデメリット

現在はスティックタイプの掃除機が人気ですが、これは、軽いこと、コードレスなので取り回しが楽という利点があるからです。

バッテリーとモーターが内蔵されていますが、重量はどんどん軽くなっており、中には1kgを切る世界最軽量という製品も登場しています。

世界最軽量『HITACHI(日立)』のスティックタイプの掃除機。0.97kgで、その軽さに驚きます。

実際に売り場で手に取ると、片手でスッと持ち上げられる感覚は、毎日の掃除のハードルを下げてくれます。腕や手首への負担が少ないため、掃除を習慣にしやすいという点も見逃せません。

コンセントから電気を供給しなくても動くので、コードが不要。取り回しが大変楽です。

ブラシが回転してごみを吸い込みやすいように工夫されている、吸い込み自走式のモデルであれば、さらに力をかけずに掃除ができます。

デメリットは、バッテリー駆動なので使用できる時間が限られていること。

ハイパワーでは駆動時間が15分程度、標準モードで40~50分程度のため注意が必要ですが、予備バッテリーに交換できるタイプであれば掃除を続けることが可能です。

また、スティックタイプの掃除機は、掃除が終わったらすぐにごみを本体から出すのが基本。ごみを収納するスペースが小さいので、あまりためておくことができません。

掃除が終わったら、充電する作業も必要です。充電を忘れると次に使いたいときにバッテリー切れになってしまうため、専用の充電スタンドに置くだけで充電できるタイプを選ぶと、充電忘れを防ぎやすくなります。

キャニスタータイプの掃除機のメリットとデメリット

一方のキャニスタータイプの掃除機のメリットは、駆動時間に制限がない、ある程度のごみをためておけるといった点です。

主にコンセントからコードを引いて電源を取るので、駆動時間を気にする必要がありません。

ただし、これはデメリットにもなります。コードの長さ分しか移動できませんので、取り回しはスティックタイプよりは面倒です。

キャニスタータイプの掃除機

スティックタイプと比較して、本体容量が大きいので、ある程度はごみをためておくことができます。これも1つのメリットでしょう。

キャニスタータイプは本体が床を転がるように追いかけてくる構造のため、狭い廊下や家具の多い部屋では取り回しに手間がかかることもあります。一方で、吸引力の安定感や、紙パック式であればごみ捨ての際に手が汚れにくいといった点は、根強い支持を集める理由の一つです。

清水さんによると、若い世代ではスティックタイプを選ぶ人が多く、これまでキャニスタータイプを使ってきた年配の世代では同じくキャニスタータイプを選ぶ人もいるそうです。

ほしい掃除機のタイプが決まったら?

清水さんによれば「自分にぴったりなタイプが選べたら、次は必要な機能を満たしているかどうかに注目してください」とのことでした。

例えば、スティックタイプであれば、以下のような部分です。

・駆動時間
・重量
・バッテリーの交換
・ブラシのアタッチメント

掃除に時間がかかる広い部屋がある場合は、駆動時間が長いに越したことはありません。

駆動時間はバッテリー交換にも影響します。掃除の途中でバッテリーを入れ替えないといけないのも面倒ですね。

軽ければ取り回しは楽ですが、その分搭載しているバッテリー容量が小さくなって駆動時間が短くなるので、これも要確認。

また、先端のブラシも注目しましょう。自走式ならごみを集めるのも楽ですし、隙間用など各種アタッチメントがあると便利です。

アタッチメントの種類は機種によって大きく異なります。布団用のヘッドや、ソファの隙間に入り込めるノズルなど、自分の掃除スタイルに合ったものが揃っているかどうかも、購入前に確認しておくとよいでしょう。

そのほか、以下のような後悔しない選び方のポイントが清水さんから挙げられました。

1.吸引力の比較は難しい!
みなさんが気にするポイントとして、吸引力があります。しかし、清水さんによると「現在は吸引力の指標となる数値はない」とのこと。

実は、昔は集塵(じん)力を示す『吸い込み仕事率』という数字があったそうです。しかし、現在では、吸引力を横並びで比較できる数字がありません。

そのため、吸引力を確認したい場合は、例えばお店に行って実機を比較してみるしかないのです。

2.海外メーカーの掃除機もいい製品が増えている!
掃除機というと、日本の家電メーカー『HITACHI(日立)』や『Panasonic(パナソニック)』を思い浮かべるかもしれませんが、現在は海外メーカーの有力な製品が増えています。

日本製だけにこだわるといいチョイスができないかもしれません。

清水さんによると、有名なイギリスの『Dyson(ダイソン)』だけではなく、アメリカの『Shark(シャーク)』やスウェーデンの『Electrolux(エレクトロラックス)』がいい製品を作っているとのこと。

売り場で見かけたら注目してみてください。

海外メーカーの製品は、デザイン性の高さや独自の機能で差別化されているものが多いです。ただし、日本語のサポート対応や修理窓口の体制が国内メーカーと異なる場合もあるため、アフターサービスについても購入前に確認しておくとよいでしょう。

『シャーク』には充電ステーションがダストボックスになっている機種もあります。

自動でごみをステーションのダストボックスに回収してくれる『パナソニック』のスティックタイプ掃除機。

掃除機を比較検討する時は売り場に行こう!

雑誌やネットなどで情報を集めて「これだ!」と特定の機種を指名買いする人もいますが、現在は多種多様な掃除機が出ており、その数に圧倒されます。

しかし、実際に売り場に行ってあれこれ見比べて検討するのがお勧めです。

店によっては、カーペットやフローリングなどの床をそろえて実際の使用感を試せることも!

掃除機の写真

『ビックカメラ』有楽町店では、このように床材を各種そろえて使用感を試せるようになっていました。

実際にヘッドを動かしてみると、カタログでは分からない「引っかかり感」や「自走の力強さ」が体感できます。同じ床材でも機種によって動かしやすさが異なるため、複数の機種を続けて試すと違いが分かりやすいでしょう。

「吸引力の強い掃除機がいいな」と思っても、現在は吸引力を示す指標がないので、カタログでは比較できません。

実際に売り場で、ゴミを吸わせてみるなどして比べるのが一番です。

最後に、清水さんからこのようなアドバイスをもらいました。

掃除機にはいろいろな種類があって、いざ選ぶとなると悩むかもしれません。何か判断基準になる『軸』を1つ持つと選びやすくなると思います。例えば、軽さや駆動時間などの指標があると、お店でもお勧めしやすくなります。

今回取材で『ビックカメラ』有楽町店にお邪魔しましたが、掃除機の機種が非常に多いことに驚きました。

これは実際に見て、持って重量を確認するなどしないと、とても選べそうにありません。その際は、清水さんのアドバイス通り、何か1つ指標を持ってお店に行くことをお勧めします!


[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]

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取材協力
ビックカメラ有楽町店

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