卵の保管は『上下の向き』に注意 尖っているほうを上?下? 正解は…
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- 出典
- JA全農たまご
自宅の冷蔵庫で卵を保管する際、パックから取り出して専用ケースへと移し替える人もいるでしょう。
この時に注意したいのが『卵の向き』。どちらを上にするかによって、品質を保持できる期間が変わってくる可能性があるためです。
鶏卵業界のリーディングカンパニーとして知られる、JA全農たまごの公式サイトから、卵の向きに隠された秘密について解説します。
卵には上下の区別がある
卵には上下の区別があり、スーパーなどで売られている卵は、あえて『鋭端』といわれる尖ったほうを下向きにしてパックされています。
この理由について、JA全農たまごは以下のように説明していました。
また鈍端側を下にすると、もともと鈍端にある空気の部屋『気室』が上から下へと移動するため、卵の品質劣化にもつながりかねません。
つい丸い鈍端側を下にして置きたくなるところですが、強度や品質保持の面を考慮すると、鈍端を上にしておくのがいいようです。
産み落とされる時も鋭端が先
※写真はイメージ
鋭端を下にして置くのは、鶏から卵が生まれ出る時の事情にも深く関わっているとのこと。
JA全農たまご公式サイトによると、通常鶏は鋭端のほうから卵を産み落とすそうです。産み落とされた瞬間に卵が割れる可能性を低くするためでもあるのでしょう。
卵を保管する際、丸みのある鈍端を下にしている人は多いかもしれません。買ってきた状態のまま、尖ったほうである鋭端を下にして置くと、衝撃から卵を守れるほか品質も保持できます。
卵をよりよい状態にキープするためにも、意識してみてください。
[文・構成/grape編集部]