どっちを買う? リンゴ vs ナシ 糖質・食物繊維・旬で徹底比較
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丸くてかわいい形をしたリンゴと日本ナシ(以下、ナシ)。秋はどちらもおいしい季節です。
形や旬が近い2つの果物ですが、実はいろいろな違いがあることを知っていますか。
本記事では管理栄養士の筆者が栄養価の違いや、使い分け、おすすめレシピなどを紹介します!
ナシとリンゴにはどんな違いがある?
品種にもよりますが、リンゴは8~11月頃、ナシは8~10月頃が旬。
リンゴは品種にもよりますが、サクサク、シャキシャキとした食感で、甘さと酸味がおいしく、真っ赤な皮ごと楽しめるところも魅力的です。
一方、ナシは独特のシャリシャリとした食感とみずみずしい甘さがおいしいですね。
食品成分データベースによると、それぞれの皮と芯を除いた可食部100gあたりの栄養価は以下になります。
エネルギー:リンゴ53kcal、ナシ38kcal
水分:リンゴ84.1g、ナシ88.0g
カリウム:リンゴ120mg、ナシ140mg
食物繊維:リンゴ1.4g、ナシ0.9g
お菓子などに比べると低カロリーな果物は、ヘルシーなおやつやデザートにもぴったりです。同じ量であれば、ナシのほうが少しカロリーが低いので、気になる人は意識して選んでもよいでしょう。
どちらも体内の余分なナトリウムを排出するカリウムが含まれていますが、同じ量を食べた場合は、ナシのほうがやや多く摂ることができますね。
便通を促進したり、腸内環境を整えたりする働きがある食物繊維は、ナシよりもリンゴのほうが多く含まれています。
さらに、食品成分データベースによると、皮つきの生のリンゴは可食部100gあたりの食物繊維量は1.9gで、皮をむいたものよりも、皮つきのほうが多く含まれています。
より多くの食物繊維を摂りたい場合には、皮ごと食べるとよいでしょう。
ちなみにリンゴの赤い皮はアントシアニンという色素です。アントシアニンには抗酸化作用という病気や老化を引き起こす可能性がある活性酸素の働きや、発生を抑える作用があります。
ナシに比べてリンゴは皮ごとでも食べやすいので、お好みで皮つきのまま楽しんでみてはいかがでしょう。
リンゴとナシのおすすめレシピ
リンゴとナシはそのままでもおいしい果物ですが、ちょっと手を加えて楽しむのもいいですね。
筆者のオススメレシピを紹介します。
リンゴのハチミツソテー
まずはリンゴのハチミツソテー。そのままでもいいですし、アイスを添えれば立派なデザートになります。皮ごとおいしく食べられますよ。
【材料(3~4人分)】
・リンゴ 1個
・バター 10g
・白ワイン 大さじ3杯
・はちみつ 大さじ1杯
リンゴは皮つきのまま16等分のくし形切りにして、種の部分を除きます。
フライパンにバターを入れて中火にかけて溶かし、リンゴを入れて軽く焼き色がつくまで2~3分焼く。
白ワインとはちみつを入れて煮詰めましょう。
お好みでアイスを添えれば、満足感たっぷりのデザートになりますよ!
ポークソテーのソースに使うのもおすすめです。
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ナシのシャーベット
次に、ナシはすりおろしてシャーベットにするとおいしいです。材料3つで手軽にできて、ナシのさわやかなおいしさが楽しめます。
【材料(3~4人分)】
・ナシ 1個(250g程度のもの)
・砂糖 大さじ2杯
・レモン汁 大さじ1杯
ナシは四等分にして皮と芯を除き、すりおろします。
砂糖、レモン汁とともに密封袋に入れて混ぜ、冷凍庫に入れましょう。
1時間ほどしたら袋ごと手で揉んで、再び冷凍庫で2時間ほど凍らせます。固まったら揉んだりフォークなどで混ぜたりしてください。
器に盛って完成です!
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旬のリンゴとナシにはそれぞれ違ったおいしさがあるので、いろいろな食べ方で味わってみてはいかがでしょうか。
筆者のブログやSNSでは、ほかにも食にまつわる情報を発信しているので、気になった人は覗いてみてくださいね!
[文/小泉明代 構成/grape編集部]
記事執筆 小泉明代
フリーランスの管理栄養士、料理研究家。
レシピ開発や記事執筆・撮影、調理、フードスタイリングなど、食や栄養に関するさまざまな業務をおこなう。
健康的でおいしい料理や献立、手軽に栄養摂取できる工夫などを発信している。
⇒ブログ、Instagram、X。grapeにて『今日のごはん、何にする?』を連載中。