【平成回顧シリーズ】時代を彩った文房具 平成元年~10年
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空前のバブル景気の真っ只中に始まった「平成」が31年で終わろうとしています。
「バブル崩壊」「消費税導入」「阪神・淡路大震災」「オウム事件」「windows95発売」「インターネットの普及」「ITバブル」「リーマンショック」「民主党政権」「東日本大震災」「マイナンバー制度スタート」「北陸・北海道新幹線開業」など、平成の30年間は、歴史的な出来事が次々に起こった時代だったように思います。
そんな激動の平成30年間に、コクヨが世の中に生み出してきた歴史を変えた?商品たちを10年ごとに区切って振り返るコラムを全6回のシリーズでお届けします。
平成元年~平成10年
第1回の今回は、平成元年から平成10年に誕生した商品をご紹介します。皆さんの思い出に残っている商品はありますか?
チューブファイル<エコ> 1994年発売
コクヨは早くから再生紙の使用などの商品のエコ化に取り組んできましたが、環境問題に対する社会的な関心が高まってきた1994年に発売したのが「チューブファイル<エコ>」です。従来ファイルに付いている金属の綴じ具は表紙に固定されているものという常識を覆す「綴じ具が外れるファイル」なのです。今では当たり前ですが、表紙と金属の綴じ具を分別して廃棄できる画期的な商品として大ヒットしました。
その後も改良を重ね、現在では、綴じ具を再利用できたり、表紙を交換できたり、綴じ具が左右どちらからでも開閉して書類を出し入れしやすい商品に進化しています。
ガバットファイル 1994年発売
ファイルの背幅が薄くて、入れたい書類が全部入れられないなんていう経験はありませんか?書類の量に合わせてファイルの背幅が自由に変えられる商品が「ガバットファイル」です。一見普通の紙製のフラットファイルのように見えるのですが、表紙を開いて左右にひっぱると、隠れていた「伸びしろ」が出てきて背幅が伸びるのです。最大1000枚の書類を収納できるので、ファイルの数が減らせてコスト削減になるだけでなく、収納庫のワイドに合わせてスペースの無駄なくファイルを収納整理することも簡単にできます。あまり目立たない商品ですが、実は隠れたロングセラーなのです。
その後も改良を重ね、現在の最新モデル(中抜きタイプ)では、ガバットファイルに綴じた大量の書類の中から途中の紙を抜き取りやすい仕様に進化しています。
ビニールパッチホルダー <ワンパッチ> 1997年発売
フラットファイルなどの2穴ファイルに綴じた書類を繰り返し閲覧したり、出し入れしたりしていると、次第に書類に開けたパンチ穴の周辺が裂けてくる経験は、誰にもあるのではないでしょうか?
そんな時、簡単に綴じ穴を補修できる優れものが「ワンパッチ」です。
従来よりパンチ穴の補修には補強シールがありますが、パンチ穴に位置合わせが難しいという欠点がありました。ワンパッチを使えば、補強シールが狙った箇所に簡単に貼れるのです。
その後も改良を重ね、現在の最新モデル(ワンパッチスタンプ)では、ハンコを押す感覚でスピーディーに補強シールが貼れる仕様に進化しています。
現在のワンパッチスタンプ。
裂けてしまったパンチ穴
補強シール
スタンプ感覚で簡単に補強できます。
平成を彩った商品の第1回はいかがでしたか?今回はファイル関係の商品でしたが、次回以降はもっと幅広い商品を紹介していきますのでご期待ください。
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