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ハンバーグに入れるパン粉の3つの役割と代用食品8選! おすすめレシピも紹介

By - grape編集部  公開:  更新:

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牛丼に卵を割っている写真

※写真はイメージ

「ハンバーグに使うパン粉が自宅になく、買いに行こうか悩んでいる」「パン粉の代わりにつなぎとして使える食品が知りたい」と、お悩みの人はいるのではないでしょうか。

パン粉は、ハンバーグのつなぎの役割を果たします。メインの食品でないため、買い忘れることもあるでしょう。また、購入しても一度で使いきれずに、賞味期限が切れてしまうこともあります。ハンバーグを作る際にパン粉がないことに気付いた場合は、ほかの食品で代用しましょう。

本記事では、ハンバーグのパン粉をほかの食品で代用する方法を紹介します。ハンバーグにパン粉を使用するメリットやおすすめレシピも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ハンバーグに入れるパン粉の3つの役割

ハンバーグのタネにパン粉を付けた写真

ハンバーグのタネには、パン粉を入れるのがおすすめです。パン粉を入れないと、ハンバーグの見た目や味に影響が出てしまいます。役割を確認し、どのような特徴を持つ食品がパン粉の代わりになるかを理解しましょう。

型崩れを防ぐ

つなぎとして使用するパン粉の役割は、タネを固めて型崩れを防ぐことです。ハンバーグのタネにパン粉を混ぜ込むことで、ひき肉や玉ねぎなどの具材がくっつくように。

反対に、ハンバーグのタネにパン粉を入れないと、割れやすくなってしまいます。焼いている時に水分が飛ぶことでひび割れしやすくなるので、肉汁などを吸収できるパン粉を入れることが大切です。

牛乳にパン粉を浸してからタネに混ぜ込むことで、さらに水分量を増やせます。ハンバーグのタネを焼いている時にひび割れるのを防ぎたいなら、水分を吸収できるつなぎを加えましょう。

水分や旨味を閉じ込める

ハンバーグに入れるパン粉の役割に、水分や旨味を閉じ込めることが挙げられます。成形したハンバーグのタネを焼いている時に、水分や旨味が漏れ出やすいです。つなぎを加えれば、ひき肉などの水分や旨味を吸収して閉じ込められます。

タネの水分や旨味を保持できるので、柔らかくジューシーな仕上がりに。ハンバーグをおいしく仕上げるためにも、つなぎを入れることが大切です。

かさ増し

かさ増しも、ハンバーグに入れるパン粉の役割です。タネに入れたひき肉に熱が通ると脂が溶け出し、ハンバーグが縮んでしまいます。パン粉を入れれば、溶けた脂がタネから流れ出るのを防止できます。パン粉が油分を吸収して膨らみ、かさが増えます。タネに混ぜ込むだけでなく、表面にまぶすことでも、かさ増しが可能です。

ハンバーグに入れるパン粉の代用食品8選

パン粉の写真

ハンバーグのつなぎに使うパン粉がない時は、手軽に購入できる食品で代用可能です。代用する食品によって、使い方や期待できる効果が異なります。

食品が持つ効能を把握しておくことで、柔軟に使い分けできるようになるでしょう。ここでは、ハンバーグに入れるパン粉の代用になる食品を紹介します。ハンバーグをおいしく仕上げられるように、パン粉に代わる食品の特徴を理解しておきましょう。

米粉

米粉は、もち米やうるち米などのお米を砕いて細かい粉末に加工したものです。パン粉よりも油分の吸収力が弱い分、ハンバーグはさっぱりとした軽い仕上がりに。

また、米粉なら小麦アレルギーを持つ人でも食べられます。小麦アレルギーの人が家族にいる場合など、パン粉を使えない場合にも、米粉の使用がおすすめです。

ハンバーグのつなぎとして米粉を使う場合は、成形したタネの表面にまぶしましょう。まぶすだけでなく、ハンバーグのタネを作る際に米粉を混ぜ合わせることでも、つなぎの役割を果たします。

小麦粉

ハンバーグのつなぎに使われるパン粉は、小麦粉で代用できます。小麦粉は揚げ物や粉物など、さまざまな料理に使われるので、自宅にあるという人も多いのではないでしょうか。

小麦粉が水分を吸収するので、しっとりとしたハンバーグに。また、小麦粉に水分を加えて練ると、グルテンを形成し、粘性や弾力が強まります。グルテンの性質を利用するなら、小麦粉をハンバーグに混ぜ込みましょう。

小麦粉を成形済みのハンバーグのタネの表面にまぶすのもおすすめです。表面に小麦粉をまぶすことで、内部の旨味を閉じ込めるだけでなく、香ばしく仕上がります。

片栗粉

料理のとろみ付けや揚げ物の衣など、さまざまな使い方ができる片栗粉。片栗粉は、じゃがいものでんぷんです。でんぷんは水分を吸収するため、ハンバーグのつなぎとして使うと、しっとりとした仕上がりになります。また、片栗粉は無臭であるため、ハンバーグの風味を損ねる心配がありません。

成形したタネに片栗粉をまぶすだけで、ハンバーグの形が崩れにくくなります。また、片栗粉が肉汁などの水分を吸収するので、パサつきを抑えられ、旨味を閉じ込めることも可能です。

食パン

食パンを粉末状にすれば、パン粉の代わりとして使えます。パン粉と原料が同じなので、ハンバーグの仕上がりに影響しにくいです。食パンを粉砕してから乾燥させている通常のパン粉よりも水分量が多いので、ジューシーなハンバーグに。ちなみに、パン粉を砕いて乾燥させる前の水分を含んだ状態のものは、生パン粉とも呼ばれます。

食パンをフードプロセッサーにかけると、簡単に粉末状にできます。冷凍した食パンを粉砕する場合は、すりおろし器を使うのがおすすめです。

お麩

粉末状にしたお麩で代用する方法があります。お麩をタネに入れると水分を吸収し、ハンバーグの形が崩れるのを防ぐことが可能です。お麩は、小麦粉に水を加えて練って作られています。多くのグルテンが含まれているため、水分を保持できるだけでなく、弾力を強められるのもメリットです。

お麩を粉末状にする際は、ジッパー付き保存袋に入れて、うどんなどをのばす際に使用する麺棒で叩きましょう。より細かく砕きたい場合は、フードプロセッサーにかけるのがおすすめです。

粉末状にしたら、水で戻さずにそのままタネの表面にまぶしてください。お麩を使えば、内部の水分が流れ出るのを防げるので、ハンバーグが柔らかく仕上がります。

高野豆腐

高野豆腐を粉末状にすれば、パン粉の代用になります。水分をよく吸収するので、加熱中にハンバーグから肉汁などが流れ出るのを防止可能です。

高野豆腐をすりおろし器で粉末状にし、ハンバーグのタネに加えましょう。水で戻さずに使うので、しっかりと肉汁などの水分を吸収できます。柔らかくジューシーなハンバーグに仕上げたい場合に、高野豆腐を活用するのがおすすめです。

クラッカー

砕いたクラッカーも、パン粉の代わりにハンバーグのつなぎとして使えます。クラッカーの原料は、パン粉と同じ小麦粉です。クラッカーをつなぎとして使う際は、細かく砕いてから牛乳を含ませ、ハンバーグのタネに混ぜ込みましょう。

クラッカーは手で砕けますが、袋に入れた状態で棒で叩くと、汚れる心配なく粉末状にできます。パン粉と同様に、ひき肉と一緒に混ぜ合わせるだけでなく、完成したタネの表面にまぶしてコーティングする使い方もおすすめです。味が付いているクラッカーを使えば、タネに風味を加えられます。

クラッカーは、塩分が含まれるものも多いです。タネに加えることで、肉の旨味を引き出せるのがポイントです。自宅に余ったクラッカーがある場合に、ハンバーグのつなぎとして活用するのがおすすめです。

オートミール

オートミールを粉末状にして、パン粉の代用にできます。オートミールとは、燕麦(オーツ麦)という穀物を脱穀し、調理しやすく加工したものです。栄養豊富な食品として、近年人気が高まっています。

オートミールは水分保持力が高いため、タネに加えると、肉汁や旨味を閉じ込めてジューシーな味わいのハンバーグに。ハンバーグのつなぎとしてオートミールを活用する場合は、フードプロセッサーを使って粉末状にします。オートミールを常備している人は、パン粉の代わりにハンバーグのつなぎとして活用してみてはいかがでしょうか。

パン粉の代用食品を活用できるハンバーグレシピ2選

おろしポン酢の豆腐ハンバーグの写真

つなぎの役割を果たすパン粉がない場合でも、ほかの食品で代用すれば、おいしいハンバーグを作れます。ここでは、パン粉の代わりに米粉やオートミールをつなぎとして使うレシピを紹介。パン粉を使わずにハンバーグを作りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

米粉入りハンバーグ

パン粉の代わりに、米粉をつなぎとして使うハンバーグのレシピです。米粉をタネに加えることで、柔らかくもっちりとした食感のハンバーグに仕上がります。米粉入りハンバーグを作る際は、以下の材料を用意しましょう。

【材料(2人分)】

  • ひき肉:200g
  • 米粉:大さじ2
  • 玉ねぎ:半玉
  • 卵:1個
  • 塩こしょう:少々

作り方は、以下のとおりです。

【作り方】

  1. 玉ねぎをみじん切りにする。
  2. ひき肉、塩こしょう、米粉、卵をボウルに入れ、粘り気が出るまで混ぜる。
  3. タネに粘り気が出てきたら、玉ねぎを混ぜ合わせる。
  4. フライパンでタネを片面3分程度ずつ中火で焼く。
  5. 両面に焼き目が付いたら、水を加えて5分程度蒸し焼きにする。

蒸し焼きにすることで、中心部まで火が通ります。

オートミール入りハンバーグ

オートミールをパン粉の代わりに使うハンバーグのレシピです。パン粉のようにしっかりと水分を吸収するので、旨味を閉じ込められるだけでなく、ふわふわな食感に。オートミール入りハンバーグを作る際は、以下の材料を用意しましょう。

【材料(2人分)】

  • ひき肉:200g
  • オートミール:50g
  • 玉ねぎ:半玉
  • 片栗粉:大さじ1
  • 卵:1個
  • 水:1カップ
  • 塩こしょう:少々

手順は、以下のとおりです。

【作り方】

  1. 玉ねぎをみじん切りにする。
  2. オートミールに水を加え、600Wに設定したレンジで2分程度加熱する。
  3. 加熱したオートミールをかき混ぜる。
  4. オートミール、ひき肉、卵、塩こしょうを混ぜ合わせる。
  5. タネに粘り気が出てきたら、玉ねぎ、片栗粉を加えて混ぜる。
  6. 火にかけたフライパンにタネをのせ、両面を中火で焼く。

両面に焼き色がつくまで加熱しましょう。

パン粉をほかの食品で代用しなくてもハンバーグを作れる

ハンバーグのタネの写真

パン粉を使う頻度が高くないと、自宅にストックがなかったり賞味期限が切れていたりすることがあるでしょう。パン粉がない場合に、ほかの食品を追加しなくても、おいしいハンバーグを作れます。

ただし、つなぎを入れないと、ハンバーグの形が崩れやすくなるのが難点です。また、肉汁などの水分が流れ出るため、ハンバーグの旨味が弱まるだけでなく、硬めの食感に。硬めのハンバーグが好みでないなら、パン粉をほかの食品で代用するのがおすすめです。

必ずしもパン粉を使用しなくても、紹介した代用食品にもパン粉同様のつなぎに有効な作用があります。パン粉と同じ小麦を原料とする小麦粉や食パンなど、パン粉の再現や近い効果を持つ食品での代用が可能です。

また、パン粉の代用食品を一切使わない場合でも、ハンバーグを作れないわけではありません。ただし、パン粉などのつなぎによる効果を一切受けられず、味の深みが少なく乾燥しやすいため仕上がりに注意しましょう。

パン粉をほかの食品で代用してハンバーグを作ってみよう

パン粉の写真

ハンバーグのつなぎに使うパン粉を切らしている時は、ほかの食品で代用できます。活用する食品によってハンバーグの味わいや食感などが異なるので、特徴を理解した上で代用しましょう。パン粉を使わなくても水分を吸収する役割を果たせる食品なら、ハンバーグから旨味が流れ出るのを防止可能です。

パン粉の代わりとなる食品を追加しなくてもハンバーグを作れますが、ひび割れしやすくなってしまいます。また、ハンバーグが硬くなってしまうことも。そのため、ハンバーグを作る際にパン粉がないなら、ほかの食品で代用するのがおすすめです。

小麦粉や食パンなど、身近な食品で代用できるので、ハンバーグを作る際にぜひ活用してみてください。


[文・構成/grape編集部]

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