卵の代用10選! 卵の代用品を使ったおすすめレシピも詳しく解説
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「卵を使おうとしたら切らしていて困っている」「代用できるものはないかな」と、悩んだ経験がある人もいるのではないでしょうか。
卵は料理に欠かせない食材であり、調理中にないことに気付くことがあります。買いに行く時間がない場合、家にある食材で代用できたら楽ですよね。
卵がなくても、長芋や絹ごし豆腐、ヨーグルトなど意外な食材で代用できます。いつもと違う食感を求める際に、卵以外の材料を使ってみるのもよいでしょう。
本記事では、卵の代用になる10種類の材料や、卵がない時のアイディアレシピを紹介します。
身近にある食材で代用できるので、ぜひ卵がなく困っている人や卵アレルギーの人は、ぜひ最後までお読みください。
卵を代用する場合は3つの特性を理解しよう
卵をほかの食材で代用するのであれば、卵が持っている特性を理解しておきましょう。卵は、以下の3つの特性を持っています。
乳化性とは、油と水分が均一に混ざる性質で、生地をなめらかにしてしっとり仕上げてくれる働きのことです。
泡立性は、卵白を空気に含ませると泡立つ性質で、生地をふわふわに仕上げられます。気泡性が加わると、ふわふわ食感になるので、ホットケーキ作りには最適です。
また、熱凝固性は熱を加えると生地を固める性質があり、まとまりが出るので、料理作りに欠かせない働きを持っています。
ほかの食品で代用する場合、卵の特性を抑えておきましょう。
卵の代用品10選
卵以外にも、同様の機能を果たしてくれる食品がいくつかあります。卵アレルギーがある人も食べられるので、卵の代用品を使用して、自分好みの料理の組み合わせを試してみてください。
長芋のすりおろし|ふわふわした食感を再現できる
長芋のすりおろしは、ふわふわした食感を再現したい場合におすすめです。長芋3~5cmの大きさで、卵1個ぶんの代用になります。
お好み焼きを作る時に、長芋のすりおろしを入れると、ふわふわの食感に。もちもち食感がお好みの人は、じゃがいも2個のすりおろしもおいしいので、試してみてください。
ただし、長芋をすりおろす際は肌がかゆくなるので、手袋をつけたほうがよいでしょう。
ひよこ豆粉|生地を固めるのに役立つ
ひよこ豆粉は、キッシュを作る時に生地を固める役割として代用できます。小麦粉の代用もできるので重宝するでしょう。
ただし、ひよこ豆粉は国内では生産されておらず、スーパーにあまり置いていません。もし必要な場合は、輸入食料品店で購入できるので、ストックを置いておくのもよいでしょう。
絹ごし豆腐|ハンバーグのつなぎになる
絹ごし豆腐は、ハンバーグのつなぎとして代用できます。ひき肉200~250gに対し、絹ごし豆腐150gを使うとハンバーグのつなぎとなります。
木綿豆腐だと卵のなめらかさが再現できないので、絹ごし豆腐のほうがおすすめです。ただし、しっかり水きりをしないとハンバーグがまとまらず、べちゃべちゃになってしまうので注意してください。
揚げ物粉|簡単に揚げ物ができる
卵は、揚げ物粉で代用できます。揚げ物粉は、小麦粉や卵を使用せずに揚げ物ができるので、洗い物が減ってとても便利です。
揚げ具合も、小麦粉、卵をくぐらせた時と変わりがないので、1つでも料理の工程を減らしたい人におすすめです。
ヨーグルト|ホットケーキ作りに使える
ヨーグルトは、ホットケーキを作る場合に卵の代用が可能です。ホットケーキを作る際に、使用する牛乳の量を3ぶんの2~2ぶんの1程度に減らします。牛乳の量が減ったぶんヨーグルトを加えると、食感がもちもちのホットケーキができるでしょう。
ふわふわにしたい時は卵、もちもちにしたい場合はヨーグルトと、食感によって使い分けるのがおすすめです。
粉寒天|プリン作りに使える
粉寒天はプリンを作る時に代用できます。作り方は通常のプリンと同じで、卵の代わりに粉寒天2gを使用して冷蔵庫で冷やすだけです。
通常のプリンだと蒸す作業が必要なので、お手軽にプリンを作りたい人におすすめです。
ただし、見た目が白いプリンになるので、色味が気になる人は蒸したカボチャを入れてください。見た目もプリンに近くなり、色味も気になりません。
牛乳|クッキー作りに使える
牛乳は、クッキーを作る場合に代用が可能です。卵の代用で牛乳40㎖を使用すると、サクサクとしたクッキーに仕上がります。
クッキーを焼く時に、卵黄の代わりに牛乳やバターを塗ると焼き色がつき、見た目もよくなるでしょう。
また、揚げ物の場合にも代用が可能です。小麦粉をつけてから牛乳にひたし、衣をまぶすとはがれにくくなるので試してみてください。
バナナ|糖分を抑えられる
料理によっては卵をバナナで代用できます。バナナ1本を細かくつぶすと、卵1個ぶんの代用になり、砂糖控えめでも甘味が出るのでヘルシーです。
ただし、バナナ風味になってしまうので料理を選ぶ必要があります。パウンドケーキなど、バナナ味になっても問題ない場合に使うとよいでしょう。
チアシード|ワッフル作りに使える
ワッフル作りの際には、チアシードで代用できます。チアシードとは、『チア』という植物の種です。さまざまな食材に手軽に取り入れられ、水分を含むと何倍にも膨らみます。鉄分を多く含み、栄養価の高い食材です。
チアシード大さじ1杯と、水大さじ3杯を混ぜると、卵1~2個ぶんの代用になり、もちもちした食感のワッフルが作れます。
アボカド|しっとりした食感のお菓子ができる
卵は、アボカドで代用できます。アボカドは『森のバター』と呼ばれ、お菓子作りの際に使用するとしっとりした仕上がりに。特に、発酵させないお菓子を作る場合に最適です。
アボカドは固形なので、細かくすりつぶさないと食感が悪くなります。すりつぶし具合で口当たりがかわるので、調理に気を付けましょう。
卵の代用品でつくるおすすめレシピ5品
卵の代用品を使ってさまざまな料理が作れます。卵の代用品で作ったおすすめレシピを5品紹介しましょう。
豆乳ハンバーグ
牛乳アレルギーの人も食べられるのでおすすめです。材料は以下の通りです。
作り方は以下の通りです。
下ごしらえの際、よく練り混ぜると、ふんわりジューシーに仕上がります。
絹ごし豆腐のバナナケーキ
バナナは比較的価格が安いので、安価にお菓子作りができます。18cmのパウンド型ケーキを作る場合、材料は以下の通りです。
事前に以下の準備をしてください。
作り方は以下の通りです。
豆腐をよくすりつぶさないと、ザラザラな食感が残るため注意が必要です。
ミルクプリン
卵の代わりに寒天を使うとプリンが作れます。プリンカップ4個ぶんの材料は以下の通りです。
調理の際、気を付けてほしいポイントは以下の3つです。
作り方は以下の通りです。
卵アレルギーの人も食べられるのでおすすめです。
チョコスコーン
比較的、すぐに手に入る材料だけで作れるのでおすすめなのが、チョコスコーンのレシピ。材料は以下の通りです。
作り方は以下の通りです。
手でこねる際、やりすぎると焼く時に膨らまないので、こねすぎないようにしましょう。
キッシュ
キッシュは崩れやすいですが、材料によっては生地をしっかり固められるので、きれいに焼き上がります。柔らかい食感にしたいなら、ひよこ豆粉がおすすめです。
材料は以下の通り。
作り方は以下の通りです。
調理した時の卵と代用品との違い
卵を使用した時と代用品では、調理した場合に多少の違いがでてきます。どのような違いがあるのか詳しく解説しますね。
見た目が違う
卵を使用した時と代用品の違いは、見た目の変化です。例えば、アボカドを使用した場合、見た目が緑色になります。
そのため、どんな色の料理なのかを考えて代用品を決める必要があります。
固まり方が違う
卵と代用品では、固まり方が大きく違います。卵を使用した時のようにギュッと固まる代用品がないので、やわらかめの食感になりやすいです。
いつもよりやわらかめにしたい場合は、あえて代用品を使用するのも方法の1つでしょう。
栄養が違う
卵と代用品では、栄養価が違います。卵の代用品として挙げたものは、栄養価が高い物が多いです。栄養バランスによって卵と使い分けることをおすすめします。
卵には飽和脂肪酸が含まれます。厚生労働省の『e-ヘルスネット』によると、飽和脂肪酸を摂りすぎるとLDLコレステロールが増加し、心筋梗塞のリスクが高まるので、注意が必要です。
卵を摂りすぎている場合は、代用品を使って栄養バランスをコントロールしましょう。
卵の高騰で代用卵が注目されている
昨今、卵の高騰により、代用卵に注目が集まっています。
代用卵とは、豆乳など植物性の原料で作られた卵のようなものです。卵が高価な時代に、安い代用品として取り扱われていましたが、昨今でもベジタリアンや卵アレルギーの人に需要があります。
近年、卵の高騰化で商品化する動きが活発化しています。鳥インフルエンザの影響も大きく、今後も代用卵に対する注目度が高まっていくかもしれません。
卵の代用品を使用しておいしい料理をつくってみよう
卵には以下の3つの特性があり、身近にある豆腐やバナナ、ヨーグルトなどで代用ができます。
以上の特性を補えるので、卵がなかった場合は代用品で対応しましょう。代用品で補うことで、買い物の手間が減り、節約につながります。
また、健康志向な人は、栄養バランスを考えながら卵と代用品の使い分けをするとヘルシーな料理作りができるので、ぜひお試しください。
[文・構成/grape編集部]