カマボコに板が付いている理由は… 意外な役割に「だからおいしいのか」
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※写真はイメージ
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- 出典
- 紀文
日常の食卓に、お祝いの日に、ちょっとした間食に…。多くのシーンで人気のあるカマボコですが、多くの地域では底に長い板が付いています。
「邪魔だな」と思うこともあるかもしれませんが、意外な役割がありました。
カマボコの板には役割があった
多くの地域のカマボコは、底に板が付いています。「スライスする時のまな板代わりにちょうどいい」という人もいるかもしれませんが、本来の役割は少し異なります。
カマボコ製品を多数製造・販売している『紀文』によると、カマボコの板には次のような理由があるそうです。
魚のすり身を蒸す工程を経て作られるカマボコは、蒸す前の状態では崩れやすいのでしょう。それを防ぎ、お店で見かけるあのきれいなアーチ状にするために、下に敷く板が必要ということですね。
開封後も重要な役割がある
また、購入して小分けにしながら食べている間には水分が出てきます。その水分を吸収しておいしさを保つのも、あの板の役割とのことでした。
底の板はカマボコにはなくてはならない、縁の下の力持ちだったようです。今まではまな板代わりとして認識していた人も、この回答で見方が変わったのではないでしょうか。
カマボコの板の再利用
カマボコを食べ終えるたびにあの板が残りますが、案外しっかりした作りに「捨てるのはもったいない」と思うことはありませんか。そんな時にはきれいに洗い、再利用してみましょう。
文字を書き込んだプレートに
ちょっとした目印になるプレートなどが必要な時、わざわざ道具を揃えるのは大変です。カマボコの板にマジックなどで文字を書き込めば、簡易プレートができあがります。
もちろん簡易ではなく、凝った作りにして、ルームプレートなどに使うのもいいですね。
木目調のボックスに
板ならではの木目を活かして、数枚を繋ぎ合わせてボックスにするのもおすすめです。外側をスプレーなどでアレンジすれば、もとはカマボコの板だったとは分からない仕上がりになるのではないでしょうか。
組み合わせる板の数によってはサイズも調節しやすく、小物入れにも大きめの収納ボックスにできるのも便利ですね。用途や好みに合わせて楽しんでみてください。
おいしいカマボコを食卓でいただくために欠かせない存在だったことが明らかになったカマボコの板。食べた後の再利用まで楽しめる実力派です。これからはカマボコを見るたびに「できる奴だ…」と一目置きたくなるかもしれませんね。
[文・構成/grape編集部]