「いつでもタダ飯食いに来ていいぞ」という店主 数年後?
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ダイソーのイヤホンを見た客 配色に既視感をおぼえたワケに「全く同じことを考えた」メメタァ(@memetaa_kaeru)さんが、『ダイソー』に足を運んだ時のこと。ふと目に飛び込んできたワイヤレスイヤホンのカラーリングに、既視感をおぼえたといいます。何に似ていたのかは、メメタァさんのつづったコメントとともに、答え合わせをしてみてください!
買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」
- 出典
- @Computerozi
『遠くの親戚より近くの他人』という、ことわざがありますよね。
漫画家のカメントツ(@Computerozi)さんは昔、このことわざの意味を身にしみて感じる出来事がありました。
今でこそ漫画家として引っ張りだこですが、漫画家志望の時は資料や画材、作画用のパソコンにお金を注ぎ込み、家計は火の車状態。
毎食冷凍うどんのみの生活で、「もう、ヤバい!」と、ふらふらになっていた時、近所で飲食店を開いていた店主が現れ、カメントツさんにいいました。
「食いに来い!」
カメントツさんは日々の暮らしがやっとで、貯金も84円しかありませんでした。
カメントツさんの「食べたいのは、やまやまだけど…」という気持ちを、店主はすべてお見通しだったのか、こう続けます。
「いつでもタダ飯食いに来ていいぞ」
※写真はイメージ
全力で甘えるのは気が引けていたカメントツさんですが、本当にピンチの時は、店主の優しさが詰まったレバニラ定食を食べさせてもらったそうです。
きっと店主は、カメントツさんが店に顔を出すたびに、「いらっしゃい!」「待ってたよ、腹いっぱい食べな!」と笑顔で出迎えていたことでしょう。
いつでも支えてくれる人と場所があることに、カメントツさんは心から感謝していました。
そして月日が経ち、夢を叶えたカメントツさんは…
夢を叶えて、漫画家になったカメントツさんは、レバニラ定食を食べに店主の元へ行きます。
昔と違うのは、カメントツさんが代金をもっていることです。
カメントツさんがレバニラ定食の代金を払うと、店主は涙を流していたそうです。
貧しくてろくに食べられていなかったカメントツさんが、漫画家の夢を叶えたのですから、感極まったのでしょう。
店主の懐の深さとカメントツさんの真摯な対応に、たくさんのコメントが寄せられました。
・読んでて涙が出ちゃいました。どれほど心の中の温かい支えになったことか…。
・オヤジさんの心意気が素晴らしい。
・あったかいなぁ…あったかいなぁ…。
店主の善意にカメントツさんが支えられたように、誰かが見せたさりげない優しさに救われる人は、きっとたくさんいるでしょう。
自分の身の回りで困っている人がいる時に、手を差し伸べられたら素敵ですね。
[文・構成/grape編集部]