炊飯器に入れたのは、旬の…? 管理栄養士が教える『簡単ごはん』がこちら
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grape [グレイプ] lifestyle
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丸い粒がかわいらしいグリンピース。鮮やかな緑色は料理の彩りにもなりますね。
冷凍品や缶詰のおかげで、年間を通して料理に使うことができますが、生のグリンピースの旬は4~6月頃です。
そんなグリンピースは生と冷凍品、缶詰で栄養価が異なることをご存知ですか。
本記事ではグリンピースの栄養価と合わせて、季節を味わう『グリンピースご飯』の作り方を紹介します!
『グリンピースご飯』の作り方
必要な材料は以下の通りです。
【材料(2人ぶん)】
・米 1合
・グリンピース むき実40gまたは、さやつき100g程度
・酒 大さじ2ぶんの1
・塩 小さじ4ぶんの1
まず、米を研いで30分浸水させておきます。
次にグリンピースを用意します。筆者はパック入りの生のむき実を購入しました。
以下のようなさやつきのものを使う場合は、さやから出して水でさっと洗い、水気を切って使いましょう。
※写真はイメージ
生のグリンピースが手に入らなれば、冷凍品や水煮缶詰でも作れますが、栄養価の違いなどについてはのちほど解説します。
米の浸水ができたら1合ぶんの水加減をして、酒、塩、グリンピースを入れます。あとは普通のモードで炊飯しましょう。
炊き上がったら全体を混ぜ、茶碗に盛って完成です!
グリンピースがふっくら、ほっくりとした食感になり、香りもよく、ご飯全体がおいしくなりました!
トッピングのイメージが強いグリーンピースですが、おいしい炊き込みご飯にすれば、これまでのイメージが変わるかもしれませんね。
生、冷凍、缶詰のグリンピースの栄養価
文部科学省の『食品成分データベース』によると、それぞれの可食部の100gあたりの栄養価は、以下のようになります。
エネルギー:生76kcal、冷凍80kcal、水煮缶詰82kcal
カリウム:生340mg、冷凍240mg、水煮缶詰37mg
β-カロテン:生410㎍、冷凍430㎍、水煮缶詰200㎍
ビタミンB1:生0.39mg 、冷凍0.29mg、水煮缶詰0.04mg
ビタミンC:生19mg 、冷凍20mg、水煮缶詰0mg
食塩相当量:生0.0g、冷凍0.0g、水煮缶詰0.8g
エネルギーはどれも同じくらいですが、生と冷凍に比べて水煮缶詰では、ビタミンやカリウムなどが少ないことが分かります。
カリウムは体内の余分なナトリウムの排出をうながし、β-カロテンは体内でビタミンAに変換されて皮膚や粘膜、目の健康維持に働きます。
ビタミンB1は糖質の代謝に、ビタミンCは体内でコラーゲンを作る時に欠かせません。
また、生と冷凍は食塩相当量が0.0gですが、水煮缶詰には0.8g含まれています。水煮缶詰を使う時には、そのぶんの塩分を調整するとよいでしょう。
このように栄養価の違いがあるだけでなく、旬のものは季節を味わえますし、生ならではの食感や香りも魅力です。
一方で冷凍品や缶詰は季節を問わず手に入れやすく、買い置きも可能のため、うまく活用していきたいですね。
おすすめ!『グリンピースご飯』のおにぎり
『グリンピースご飯』を食べやすいサイズに丸めて、おにぎりにするのもおすすめ!お弁当はもちろん、家でのご飯も楽しくなりそうですよ。
ひと口サイズにすれば、食が細い人や、ちょっと食欲がない時でも「少し食べてみようかな」と、手がのびることがあります。
筆者は今回、炊き上がった『グリンピースご飯』茶碗1杯に対して、塩昆布2gを入れておにぎりにしました。塩気とうまみが加わり、おいしかったです。
お好みの具材を加えたり、おにぎりにして楽しんだりできる『グリンピースご飯』。
冷凍品や缶詰でも作ることができますが、旬の時期は生のもので作ってみてはいかがでしょうか。
味だけでなく、彩りや香り、食感など、五感で季節のおいしさを楽しむことができますよ。
筆者のブログやInstagramでは、ほかにも食にまつわる情報を発信しているので、気になった人は覗いてみてくださいね!
ブログ:食育ノススメ
Instagram:akiyo_koizumi
X:@AkiyoKoizumi
[文・構成/grape編集部]
小泉明代
フリーランスの管理栄養士、料理研究家。
レシピ開発や記事執筆、撮影の調理、フードスタイリングなど、食や栄養に関するさまざまな業務をおこなう。
健康的でおいしい料理や献立、手軽に栄養摂取できる工夫などを発信している。